脚本家・古沢良太、この名前をみなさんは聞いたことがあるでしょうか?
長澤まさみ主演のドラマや映画「コンフィデンスマンJP」や「相棒」の脚本家としても知られています。
いま古沢良太さんはドラマ・映画業界では引っ張りだこの超売れっ子・脚本家なんだそうです。
そんな彼のプロフィールや過去作品について調べてみました。
[ad#1]目次
古沢良太はシナリオの天才!
韓国、テグに来てます。アジアドラマカンファレンスというアジアのドラマの未来を考える会。羽原大介さんのスピーチがよかったです。大先輩たちともお話できて光栄。 pic.twitter.com/s2NfnFlRzB
— 古沢良太 (@kosawaryota) 2018年10月18日
脚本家として業界では「天才」と呼ばれることもある古沢良太。
彼の天才たる所以とはいったい何なのでしょうか?
一言で言ってしまえば「ウェルメイド」。
つまりとっても「良く出来た」脚本を書くことに長けているんです。
例えば彼の代表作である映画「キサラギ」、これなんか最高にウェルメイドな作品といえます。
設定は自殺した地下アイドルのファン5人が一周忌をきっかけとして某ビルの一室に集まるというもの。
この作品の凄いのはこのワンシチュエーションだけで最初から最後まで物語が完結するところです。
某ビルの一室という限られたシチュエーションの中で登場人物の会話だけで物語を巧みに進行させます。
派手なアクションシーンや場面転換もなく、巧妙な会話劇のみで観客を2時間スクリーンにくぎ付けにするのは
プロの脚本家でもなかなかできることではありません。
並みはずれて練り込まれた脚本が持ち味の彼ですが、脚本を書く際には映像イメージをスケッチブックに描いて構成していくそうです。
この作業が物語の構造を整理し、観客の興味を引き付けるよう再構築していくのに非常に重要な役割を果たしているのではないしょうか。
そんな彼の構成力の一端が最新作「コンフィデンスマンJP-ロマンス編-」でも存分に発揮されていると思います。
[ad#3]古沢良太のプロフィールや経歴
とか言いつつ、こっそり抜け出してバスに乗って西門市場を散策していた私。これも勉強ということで。 pic.twitter.com/Rs19NSlTKk
— 古沢良太 (@kosawaryota) 2018年10月18日
名前:古沢良太(こさわりょうた)
生年月日:1973年8月6日生まれ(45歳 ※2019年5月現在)
出身地:神奈川県厚木市出身
最終学歴:東海大学文学部日本文学科卒業
性格:無口で人と話すのが苦手
子供の頃の夢:漫画家
少年時代は漫画家志望だった古沢良太さんですが、東海大学在学には脚本家を目指すことに変わったそうです。
そんな古沢良太さんですが卒業後すぐに脚本家になれたわけではありません。
フリーターをしながら映画を見たりして脚本の勉強をするという生活を20代後半まで続けることになります。
年齢を重ね、このままではいけないと焦った彼は第2回テレビ朝日21世紀新人シナリオ大賞に脚本を出品し、それがなんと大賞を受賞。
その3年後には「ALWAYS 三丁目の夕日」の脚本を担当し日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞しています。
立て続けに脚本賞を受賞したことで、一気に脚本家として名を轟かせます。
その後も「探偵はBARにいる」で日本アカデミー賞優秀脚本賞、「相棒 season5 第11話 バベルの塔」で日本民間放送連盟賞などを相次いで受賞。
ご存知のように現在もコンフィデンスマンJPなど大人気ドラマや映画を生み出し、売れっ子脚本家として様々なドラマ・映画の脚本を執筆しています。
古沢良太が手がけた脚本作品
恥ずかしながら探偵はBARにいる3のときに畏れ多くもモンキーパンチ風とふざけて描いた落書き。 pic.twitter.com/pwkHTWedj3
— 古沢良太 (@kosawaryota) 2019年4月18日
彼の手掛けた脚本は多岐に渡り、主なものだけでも
ドラマ
・「相棒シリーズ」
・「外事警察」
・「鈴木先生」
・「リーガルハイ」
・「コンフィデンスマンJP」
・「警視庁捜査一課9係」
映画
・「ALWAYS 3丁目の夕日」
・「キサラギ」
・「探偵はBARにいる」
・「エイプリルフールズ」
・「ミックス」
・「寄生獣」
とたくさんのヒット作があります。
コメディからシリアス、コンゲームものまで多種多様な作品でヒット脚本を書いてきた古沢良太さん。
その秘訣は彼特有の「こだわりの無さ」だったようです。
彼は以前インタビューの中で「僕は自分らしいものに囚われず、その時に自分が興味を持っているものや
依頼された作品に積極的に挑戦するようにしているんです。そうすると今まで自分になかった様々な技術が身に付いたり、
自分には無理だと思っていたものが書けるようになったりするんですよ」と語っています。
提示されたものに常に全力で挑戦する姿勢が脚本家・古沢良太さんをオールラウンドな天才へと成長させたのではないでしょうか。
また彼は自らをサッカーのミッドフィルダーに例えて「スタッフみんなが目指すゴールに向かうための道筋を示すのが自分の役割。
それをうまく示すことが出来ればスタッフの士気も上がり結果的に良い作品ができるようになるんです」と語っています。
そういった作品主体の制作姿勢が、彼がヒット作を生み続ける要因なのは間違いないでしょう。
[ad#2]まとめ
ドラマ・映画は脚本の出来がそのままその作品の面白さに直結する重要なセクションです。
そんな重要ポストで長年にわたりコンスタントに傑作を生みだし続けている脚本家・古沢良太さん。
今後、ドラマや映画を見るときに脚本家のクレジットに注目して見るといろんなところで彼の名前が確認できるかもしれません。
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