ミラベルと魔法だらけの家は駄作でつまらない?面白くないし感動しない理由の考察も

ミラベルと魔法だらけの家は2021年公開のディズニー映画です。

魔法の力に包まれた不思議な家を舞台にしたミュージカルファンタジーとなっています。

このミラベルと魔法だらけの家について、ネット上では「つまらない」「駄作だ」という声が上がっています。

ミラベルと魔法だらけの家のどんなところがそう思わせてしまったのでしょうか。

つまらない、面白くないと言われる理由と面白い点、素晴らしい点をまとめました。

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目次

ミラベルと魔法だらけの家は駄作でつまらない

不思議な「魔法の家」に住むマドリガル一家。

この家に生まれた一家は、魔法のギフトを与えられ街の人々からも一目置かれる存在です。

しかし、主人公のミラベルだけはなんの才能も不思議な力も与えられませんでした。

ヒットはしたものの、「つまらない」という感想も見られます。

その理由はどんなところにあるのでしょうか。

ストーリーよりもミュージカル重視

ミラベルと魔法だらけの家はミュージカル要素が強い作品です。

急に歌い出す、ストーリーが進まないという不満の声が聞かれました。

セリフを歌うミュージカルテイストが苦手な人にとっては、ストーリーにのめり込めず、馴染みにくく感じるようです。

ネットでの声を見てみると、以下のような感想が多かったですよ。

「家族の紹介は早口すぎて1度では入ってこないし、お姉さんらのソロパートが無駄に長すぎる。 長い割には同じ歌詞を繰り返すだけで中身がないし、そこに時間を取ってしまっているせいでストーリーがスカスカ」

引用:yahoo映画

 

特に歌いながら家族構成を一気に紹介する場面は、早口で何を言ってるかわからいという感想が。

登場人物の多くがマドリガル家の人々で顔立ちも似ているため、この人物紹介で躓いてしまうとあとのストーリーが頭に入って来なくなるという意見がありました。

盛り上がりにかけるストーリー

ミラベルと魔法だらけの家にはヴィランとなる悪役がおらず、エンタメ要素として馴染みのある勧善懲悪ストーリーではありません

そのため、ストーリーの盛り上がりに欠けると感じた人が多いようです。

「どの場面が好き? どの歌が好き? と言われてあまり思いつかない」

引用・yahoo映画

 

 

「終始、どういう事?と考え見終わる頃には疲れちゃいました。物語の世界の狭さとヒロインの魅力の無さかなぁ」

引用:yahoo映画

魔法だらけの家で、唯一魔法を使えない主人公ミラベルが家の秘密に迫るというのが大筋のストーリー。

舞台もほとんど家の中で、冒険に出かけたり、強大なと敵いうアクション展開はありません

クライマックスがどこかわかりにくいストーリー設定やスケールの小ささから、物足りなさを感じた人が多いようですね。

面白くないし感動しない理由

ミラベルと魔法だらけの家が面白くないという理由については、多くの人がディズニーに何を求めて映画を鑑賞するかがキーポイントではないかと思います。

ディズニーといえば「夢と魔法」のイメージが強いですよね。

とくに女性や小さな女の子にとってはディズニープリンセスは憧れの存在です。

しかしミラベルと魔法だらけの家には王子様も登場せず、ロマンスもなく、主人公ミラベルはごくごく平凡な女の子です。

等身大すぎる主人公を愛せないし感情移入できない


https://twitter.com/_buckAtick/status/1487299678224154625

この作品の舞台は南米、コロンビア

ミラベルはヒスパニック系の女の子です。

ネット上の感想では「昨今のポリコレ思想が影響しすぎている」「美しくてキラキラしたプリンセスがいい」「憧れられない主人公なんて」と嘆く声が多数見られます。

等身大で身近な存在よりも、憧れの的になるようなルックスやステータスを持った存在のほうが主人公にふさわしいと考える人が少なくないことがわかりました。

また、ミラベルの境遇に不憫さを感じ、辛くて感情移入が難しいという感想もありました。

家族全員が魔法のギフトを贈られているのに、ミラベル1人だけが魔法の力を持っていません。

家族からも「残念な子」認定をされてしまい、部屋を与えられずにいます。

それでも気丈に振る舞うミラベルに対し、かわいそうに感じたりいたたまれない気持ちになる人が多いのだと思います。

ミラベルの抱える葛藤や孤独は、計り知れません。

コンプレックスや劣等感を刺激されてしまった人も多いのではないでしょうか。

家族至上主義への不満

ヴィランが登場しないこの作品では、ミラベルが戦うのは孤独です。

「家族に受け入れてほしい」「家族の誇りになりたい」そんな思いで暮らしています。

このミラベルの思考に疑問の声を上げる人もいました。

「家族がすべて」「家族が大事」というテーマに共感し感動した人も多いのですが、例えば家族仲が良くない人や恵まれない境遇を持った人にとっては「家族愛」は呪いと同じです。

家族の中で孤立し、認めてもらえない経験がある人にとっては辛い内容と言えるでしょう。

ミラベルと魔法だらけの家の面白い点、素晴らしい点

ここまでミラベルと魔法だらけの家について、つまらない、面白くないという声をご紹介しました。ここからは「面白かった!」「最高!という感想をお伝えしたいと思います。

踊りだしたくなる音楽

「歌も音楽も最高で盛り上がれる」「踊りだしたくなる!」という感想が多いようです。

「つまらない」という声と反対に、歌が多いからこそ楽しく見られたという意見もありました。

陽気なラテンの音楽は、聞いていると思わず体が動かしたくなること間違いなし!

映像美

「細かな映像までとにかく美しい」「演出やカメラワークがすごい」など、映像の美しさへの評価は高いです。

スカートの揺れ方などの細かな動き、花の蕾がほころぶ様子など美しい映像で表現されています。

色使いも南米独特で明るく派手なものが多いため、見ているだけでうっとりするような映像となっています。

リズミカルな音楽と映像が惹きつけるポイントなんですね。

新しいヒロイン像や価値観

https://twitter.com/osiJetaime/status/1492129954095452167

「憧れには程遠い」と否定的な意見もありましたが、反対に「等身大だからこそ愛着が湧く」「応援したくなるヒロイン」とミラベルに好感を持つ人も多いんですよ。

家族の中でひとりだけ違う自分に悩み苦しみ、疎外感を抱えながらも明るく振る舞うミラベルはとっても健気です。

家族でなくとも、周囲の人と自分を比べて落ち込んだりときには妬んでしまう経験は誰しもあるかと思います。

ミラベルは辛い境遇の中でもやさぐれたりせず、自分なりに家族の誇りになろうと努めます。

その真っ直ぐさや素直な姿勢に感動するという声が多く聞かれました。

前向きに頑張っている人って応援したくなりますよね。

この映画が伝えたいメッセージは、特別な力がなくても、誰もがみんな特別な存在であるべきということだと思います。

才能や魅力に溢れた人だけが特別なのではなく、誰もがみんな大切にされるべき存在であるということです。

一見なんの取り柄もない人でも人生のヒロインであることを忘れてはいけない、そんなふうにも聞こえますね。

自己肯定感」という言葉がありますが、その意味は「たとえどんな自分でも認めてあげる、愛してあげる」ということ。

ミラベルは自

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己肯定感の強い、素敵なヒロインなんです。

これまでのディズニー作品と真逆ともいえるキャラクター設定は、このメッセージを伝えたいためのものなのでしょう。

家族の物語、絆の再構築というテーマとともに、新しい価値観を与える作品となっているのではないでしょうか。

 

まとめ

ミラベルと魔法だらけの家がつまらない、面白くないと言われる理由について考察しました。

ミュージカル要素が強いことや、ディズニーのヒロインらしからぬ平凡さに馴染めないという声が多かったです。

しかしそれが刺さった人もいました。

夢とおとぎのお話」ではなく、「等身大で身近なお話」が共感や感動を呼んだのでしょう。

 

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