モアナと伝説の海が駄作で面白くない?つまらない点や感動する点の考察も

2017年に公開された「モアナと伝説の海」はどこまでも広がる海を舞台にした、モアナという少女の冒険活劇です。

公開時のキャッチコピーは「海に選ばれた16才の少女――彼女の名は、モアナ 」でした。

美しく神秘的な映像が印象的な映画ですが、ネット上では「つまらない」「駄作だ」という声が見られます。

モアナと伝説の海がなぜつまらないと言われるのか考察したいと思います。

合わせて面白い点、良い点もご紹介します。

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目次

モアナと伝説の海が駄作で面白くない

ポリネシアに浮かぶ小さな島、モトゥヌイ

主人公はモアナは島の長老の娘で次世代のリーダーとなる運命にあります。

しかしモアナは自由を求めおり、海への好奇心を強く抱いていました

島を囲む珊瑚礁の先へ行き、広い世界を見てみたかったのです。

島は苦難の中にありました。

作物が収穫できず、魚を捕るのが難しくなっている状況です。

モアナは珊瑚礁を越えて魚を取りに行くことを提案しますが、村の長である父トゥイに猛反対されます。

祖母タラはこっそりモアナを洞窟に案内しました。

そしてモアナこそが「海に選ばれし者」であると言います。

珊瑚礁を越えてマウイを探し出し、一緒に女神テ・フィティへ心を返しに行くよう伝え、緑の石を渡しました。

そしてそのまま、病に倒れるのでした。

モアナは掟を破り海に出ます。

これが冒険の始まりでした。

映画のストーリーは単純で、勝手に海に出たモアナが冒険をして、「大切なものはやっぱり島にある!」と帰って来る流れです。

モアナの父である島の長が「われわれの未来はどっか別の場所じゃない、この島にあるんだ」と言っていたとおりなのです。

ありきたりなストーリーが面白くないと言われる一因です。

モアナと伝説の海をつまらくしている点

では、具体的にどんな部分がつまらないのでしょうか。

詳しく見ていきたいと思います。

単調な展開

小さな船に乗って広い海を旅するモアナと途中で出会ったマウイの目的は、マウイが盗んだハートを女神テ・フィティに返すことです。

この映画にはそれ以外の伏線やサブエピソードがほとんどないのです。

舞台もほぼ海の上でモアナとマウイしか出てきません。

ふたりが喧嘩しては仲直りする、というのを繰り返しているためワンパターンに見えてしまいます。

単調に感じた方が多いのも納得ですね。

悪役らしい悪役も登場しないため、勧善懲悪なわかりやすいストーリーではないのも魅力に欠けるのではないでしょうか。

ご都合主義のストーリー

伏線がないだけでなく、物語の整合性や理由付けに欠けるという意見もありました。

祖母タラの言葉の理由がよくわからないのです。

なぜモアナが選ばれし者なのかという説明もありません。

見ている人が納得できるような謎の解明や理由付けがあれば惹きつけられるものがあるかと思いますが、特に明かされないのです。

その点に、都合主義のストーリーだと物足りなさを感じるのもわかる気がしますね。

モアナと伝説の海の良い点の考察

ストーリーについて物足りないという方もいますが「面白い!」「最高!」という評判も多く寄せられています。

映像の美しさ、ミュージカル映画としての楽曲の良さ、そして新しいヒロイン像に好感を持てたという声が多いようです。

海の美しさ

海が舞台というだけあって、映像には相当なこだわりがあるようです。

青く美しい海や白波など、水の表現がリアルで本当に美しいのです。

オープニングの波打ち際で遊ぶ幼いモアナのシーンをはじめ、南国の自然の美しさは息を呑みます。

見ているだけで感動してしまうような映像美は高い評価をえています。

情感たっぷりの主題歌

https://twitter.com/aidahorizon/status/1461609774219284481

ミュージカル界で注目されている劇作家、リン=マニュエル・ミランダが手掛けた主題歌「どこまでも〜How Far I’ll Go〜」は劇中で何度も流れ、映画を盛り上げてくれます。

英語版ではオーディションで選ばれたハワイ出身のアウリイ・クラヴァーリョが、日本語版では沖縄出身の屋比久知奈が歌っています。

どちらも期待の新人で、伸びやかなで力強い歌声と表現力で情感たっぷりに歌い上げています。

この曲を聞くだけで涙が出る、心が震えるという感想が多いんです!

新しいヒロイン像

https://twitter.com/JY_hrd_market/status/1269048669661249542

ディズニーの初期の作品(白雪姫やシンデレラ)では、ヒロインが王子様と結婚して幸せを掴むというサクセスストーリーが定番でした。

時を経てアラジンのジャスミンやアナ雪のアナとエルサのような最初からお姫様のヒロインが登場します。

幸せの定義が王子様との結婚ではなくなってきたんですね。

映画の中ではマウイがモアナについて「派手な服を着て動物のお友達がいりゃプリンセス」と冷やかしに似たメタ発言をしています。

制作するディズニー側が、新しい時代のプリンセスを作ろうという意図を明確にしていると言えるでしょう。

世界を救うヒーローに王子様とイチャイチャしている暇はないのです。

モアナをヒロインではなく「ヒーロー」という言葉で形容できそうですね。

モアナが戦う相手がヴィランではなく、未知や自分自身の恐れの気持ちというのも特徴的です。

新しい時代のヒロイン像に共感したり魅力を感じた人にとっては、モアナと伝説の海はすばらしい作品でしょう。

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まとめ

「モアナと伝説の海」が「つまらない」「駄作だ」といわれる理由について考察しました。

ストーリーがシンプルすぎたという声がありましたが、新らしいヒロイン像を描いているため、これまでのディズニー作品とは違うためでした。

悪者と戦うヒロインではなく、生きる道を切り開くヒロイン像がかっこいいですね。

映像や楽曲の美しさも好評です。

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