「モアナと伝説の海」はポリネシアの美しい海を舞台にした2017年公開のディズニーアニメ映画。
自然をリアルに描く映像美と主人公モアナのまっすぐな生き方が話題になりました。
ストーリー以外にも映画を楽しめる隠し要素、トリビアがあることを知っていますか?
モアナと伝説の海にはまつわるトリビアや裏設定、伏線をご紹介します。
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目次
モアナと伝説の海の伏線
モアナと伝説の海のストーリーを簡単に説明すると、島を出て冒険を始めたモアナは半神マウイに出会います。
マウイは女神テフィティの心(という名の石)を盗んでいました。
ふたりは一緒に女神テフィティに心を返しに行くことになりました…というものです。
「海に選ばれし者」の伝承
『モアナと伝説の海』
3.5
絵とアニメが綺麗すぎる
ストーリーはディズニーらしい昔話アレンジhttps://t.co/Jq3v2F2S5N #映画 #モアナと伝説の海 pic.twitter.com/drEUIEispK— 飛び蹴り (@nilalala_) November 21, 2021
このストーリーの伏線になっているのが映画冒頭で祖母タラが語るモトゥヌイ島の伝承です。
テフィティは命を作り出す力があり、世界に島や植物、動物を生み出した女神で、彼女の心が盗まれると世界は闇に包まれてしまいます。
それを救うのは「海に選ばれし者」。
タラはモアナに緑の石を託し、それこそがテフィティの心であると告げます。
そして、モアナこそが選ばれし者であると言いました。
伏線としては少々わかりやすすぎるかも知れません。
伝承がストーリーとリンクする伏線はよくありますよね。
しかしこの伝承の話があるからこそ、モアナが旅に出る意味やティフィに心を返すことの重要性が後からストーリーに響いてきます。
心を無くしたらどうなる?
『モアナと伝説の海』でこれまた新しいなと思うのが悪役がいない事。今作の悪役と思われていたテカァが自分を見失っていたテフィティであり、モアナと彼女は本当の自分がわからないという所でも繋がっていて、私達と自然の関係にも思えます。恵みにも恐ろしいものにもなる。
善悪などそこにないと。 pic.twitter.com/RkBPdYXj9g
— ドラゴン士 (@eigarunner) March 22, 2020
モアナとマウイが航海の末テフィティの島が近づいたとき、2人の前に恐ろしいテカァが立ちはだかりました。
テカァは炎の女神で、溶岩を模した悪魔の形相で2人を襲います。
モアナたちは最初、この女神はテフィティに心を返すのを妨害する存在だと思っていました。
しかしその正体は、心を失ったテフィティそのものだったのです。
心をなくしたことでまるで別人のようになってしまっていたのです。
モアナと伝説の海の主題はモアナやマウイが「自分は何者か」「どうすれば自分を信じられるか」という自己実現なんです。
心というのは本来目に見えないものですが、映画の中では緑の石という形で具現化されています。
物理的になくしてしまう(マウイに奪われる)ことで荒れ狂ったテフィティは、「自分らしくいるために心は大切」であることを伝えているのではないでしょうか。
旅の中で心(自分自身)を見失いそうになったモアナやマウイが自問自答しながら苦難を乗り越え自己実現したとき、初めてテフィティに心を返すことができました。
心を返す=自分を取り戻す(自己実現)の象徴がテフィティの心という緑の石なんです。
モアナと伝説の海の裏設定
モアナと伝説の海の監督はジョン・マスカーとロン・クメルンツ。
「リトルマーメイド」「アラジン」「ヘラクレス」を手掛けたヒットメーカーの監督です。
ジョン・マスカーは読んでいたポリネシア神話に惹かれ、それをベースにアニメ映画を作ることを思いつきました。
映画をご覧になった方には伝わったかと思います。
南太平洋の海や島の風景の美しさを素晴らしい映像で再現していますよね。
そしてそこで暮らす人々の生活の様子も、敬意をもってきちんと描いています。
劇中の航海術やタトゥーなどは細かい時代考証のチェックが入っているそうですよ。
ポリネシアの強い女性像
https://twitter.com/hakui_chokkori/status/1466424182267338757
監督の2人は当初、この映画の主人公はマウイとしていました。
マウイはポリネシア神話における天地創造の半神です。
しかしポリネシアの文化をリサーチする過程で、ポリネシアの女性の強く美しい生き方を目の当たりにし、主人公はモアナという少女になりました。
ディズニー映画の典型的なプリンセスではなく、アクション・アドベンチャーのヒーローのようなヒロインを目指したそうですよ。
ポリネシアの歴史になぞらえたストーリー設定
太平洋諸島では約3,000年前に航海をしなくなり、その千年後に急に再開したという歴史がある。本作はその空白期間の理由についてイマジネーションを働かせ、ポリネシア諸島に伝わる半神半人のマウイの伝説を組み合わせて創作した物語となっている。 #モアナと伝説の海 #トリビア pic.twitter.com/c5GdUkasVR
— ディズニー データベース (@disneydb23) March 22, 2020
実はモアナと伝説の海のストーリーは、一度航海をやめたポリネシア人が再び航海を始めたという歴史がベースがなっています。
研究によってポリネシアの人々は日本人と同じモンゴロイド系の民族であることがわかっています。
紀元前2500年ごろに台湾から南下を開始し、フィリピン、インドネシアに到達後ニューギニア諸島を経由しフィジー諸島まで到達します。
紀元前950年ごろにはサモア諸島・トンガ諸島まで到達するのですが、その後、突如として長距離航海を停止する時期があるのです。
時間をおいて、西暦300年ごろ、エリス諸島やマルキーズ諸島、ソシエテ諸島・イースター島へ、西暦400年頃にハワイ諸島へ、西暦1000年頃にクック諸島、ニュージーランドに到達したという歴史があります。
この突然のポリネシアの人々の移動停止の理由は未だにわかっていないそうです。
気候変動による海流の変化などの理由ではないかと言われていますが定かではありません。
歴史の中の空白の部分を汲み取り、伝承と結びつけて映画のストーリーと作るなんてロマンがありますね!
モアナと伝説の海のトリビア
https://twitter.com/owoly8/status/899163382279880705
https://twitter.com/concon_purple/status/899988304640131072
ディズニー映画にはよく、ほかの作品のキャラがこっそり登場していたり、遊び心のある演出が登場します。モアナの伝説の海におけるそういったトリビアをご紹介します。あなたはいくつ見つけられるでしょうか!
「アナ雪」のマシュマロウ
モトゥヌイの島で「アナと雪の女王」に登場する雪男マシュマロウに類似した生き物が描かれたタパ布が出てきます。
「アナ雪」のオラフが登場?
「アナと雪の女王」からはもうひとり、オラフも登場しています。
雪だるまでありながら夏が大好きで憧れを抱いていたオラフ。
常夏のポリネシアのモトゥヌイ島へやってきたようです。
といっても全身が映るわけではなく、オラフを象徴する鼻の人参と2本の枝がモアナの船に積まれた食料のなかにあるのです。
本体は溶けてしまった設定なのかもしれませんね。
隠れミッキー
幼いモアナがテ・フィティの心を見つけるシーンでは、海の中に隠れミッキーが登場します。
泡の形をよく見るとミッキーの形なんですよ!
「リトル・マーメイド」とコラボ?
マウイが「俺のおかげさ」を歌うシーンでは「リトル・マーメイド」に登場する、アリエルの友達の魚・フランダーが登場しています。
ほんの一瞬なのでお見逃しなく!
ベイマックスが登場
モアナとマウイが旅の途中と出会う海賊のカカモラ。
キュートな見た目とは裏腹に、冷酷で残忍です。
その中に「ベイマックス」に登場するベイマックスのデザインのものが一瞬だけ登場しています。
こんなところに魔法のランプ?
モアナとマウイが戦う大きなヤシカニ・タマトア。
その財宝のなかに何気なく置かれているのは「アラジン」の魔法のランプ!
よーく見ないとわからないので、見つけるのは難しいかも?
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まとめ
モアナと伝説の海の裏設定やトリビアをまとめました。
ポリネシア文化をリスペクトして作られていることがわかりました。航海術の縄の張り方ひとつに至るまで時代考証のチェックを重ねたことで、ポリネシアの人の営みを感じられる作品になっています。
また、ジョン・マスカーとロン・クメルンツが監督を務めた「リトルマーメイド」「アラジン」などの隠し要素を入れるなど遊び心も充分!
映画をご覧になるときは、ぜひ、探してみて下さいね。
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