マウイ(モアナと伝説の海)のタトゥーのデザインの名前や種類は?意味やメッセージも

モアナと伝説の海」は2017公開のディズニー映画。ヒロイン・モアナと一緒に旅をするのはたくさんのタトゥーをもつマウイです。

そのタトゥーにはどんな意味があるのか気になありませんか?

今回はマウイのタトゥーのデザインの名前や種類をまとめました。

タトゥーに込められたメッセージについてもお伝えしたいと思います。

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目次

マウイ(モアナと伝説の海)のタトゥーのデザインの名前は

「モアナと伝説の海」に登場する半神半人マウイは人間の母親に捨てられた悲しい過去を持っており、その巨体にはたくさんのタトゥーが施されています。

日本人にはあまりなじみのなく、あまり良い印象を受けない方も多いタトゥーですが、映画のモデルとなったポリネシアン民族にとってはとても神聖なものなんですよ。

同じデザインは一つもなく、唯一無二の物だそうです。

タトゥーが表しているのは

  • アイデンティティ
  • 家族のルーツ
  • 個人の功績・社会的ステータス
  • 歴史
  • 通過儀礼
  • 精神的信仰

などです。

タトゥー入れた理由としてはほかに、海で亡くなった個人を特定するためともいわれています。

身分証の代わりといったところでしょうか。

マウイが施しているタトゥーは「トライバルタトゥー」と呼ばれるものです。

「トライバル」は「部族の・種族の」という意味。

トライバルタトゥーは黒を基調とした伝統的な身体装飾であり、一見すると似たようなデザインに思えます。

しかし部族ごとに異なる文化的背景やデザインをもっているんですよ。

マウイのモデルは「マオリ族」

マウイのモデルはポリネシア神話における半神英雄です。

この神話はニュージーランドのマオリ族、ハワイ、タヒチ、サモアなどポリネシアの広範囲に渡って様々な形で残っていますが、この映画におけるマウイはマオリ族がモデルとなっています。

マウイがモアナと初めて会った時にマオリ族の「ハカ」によく似たダンスをしていることからもわかりますね。

マウイのタトゥーはマオリ族のモコと呼ばれるものをアレンジしてデザインされたと思われます。

マウイのタトゥーの種類

ポリネシアは多くの島々から成るためトライバルタトゥーの種類も豊富です。

マウイのタトゥーのモデルとなったと思われるトライバルタトゥーを3種類ご紹介したいと思います。

マオリ族のモコ

ニュージーランドの先住民であるマオリ族のトライバルタトゥーは、精妙なラインで描かれた渦巻き模様が特徴的です。

タトゥーは家紋と同じ扱いなんだそう。

とても神聖なアイデンティティなんだそうです。

ポリネシアン・サモア

https://twitter.com/aQOkVqM3AfkcCnd/status/920354705158561792

ポリネシアのサモア諸島に伝わるもので約2000年の歴史があるデザインです。

男性が入れるタトゥーは「ペア」と呼ばれ腰から膝にかけて広範囲に彫るのが一般的です。

連続性のある帯のようなデザインがかっこいいですね。

ポリネシアン・マルケサス

ポリネシアのマルケサス諸島に伝わるこのデザインは「マケージャスタイル」とも呼ばれるそう。

黒く太いラインや丸のあるデザインが特徴的ですね。

マルケサス諸島では10代の少年が通過儀礼として最初のタトゥーを入れ、徐々に増やして行くそうです。

おじいさんになると、ほとんどの人が体中タトゥーだらけなんだとか。

マウイのタトゥーの意味やメッセージ

トライバルタトゥーには様々な意味が込められていることをお伝えしましたが、マウイのタトゥーにはどんな意味が込められているのでしょうか。

英雄としての業績

英雄のマウイはかつて、多くの人に感謝され体にはその頃の「業績」が刻まれました。

  • 空を高く押し上げたり、
  • 寒い夜に火を盗んで人々に暖かさを与えたり、
  • 太陽を捕まえて昼間を長くしたり、
  • 船に追い風を吹かせて早く走らせたり

と困っている人々の助けとなるようなことをしてきたのです。

また普段はマウイの髪の毛に覆われて見えない部分にも「母親に捨てられた記憶」のタトゥーがが刻まれています。

なんの役にも立たないから捨てられたんだろうと思っているマウイは、神の手で救われ釣り針が与えたれた後、人間からの称賛が欲しかったのでしょう。

捨てられたかわいそうな自分ではなく、人間たちに感謝され称賛される英雄でいたかったのです(女神の心を盗んだことで英雄から一転してしまいますが)。

映画のラストではモアナとの出会いも記憶として心臓のあたりにタトゥーとして刻まれます

これはモアナという存在がマウイの人生の中でどれだけ大きな存在だったのかを表していますね。

俺はマウイだ」と自分を肯定できるきっかけをくれたのが、モアナだったのです。

マウイの良心?ミニ・マウイ

マウイのタトゥ-を語る上で忘れてはならないのは、自在に動き回る「ミニ・マウイ(ちっこいの)」。

喋ることはありませんが身振り手振りで表現力豊かに感情を伝えてくれます。

作中でマウイはこのタトゥーについて「勝手に現れる」と話しています。

ミニ・マウイはマウイの本心や良心を表しているのではないかと思われます。

本体のマウイの発言に身振りや手振りで「NO」を示したり、島の洞窟にモアナを閉じ込めるシーンではマウイを止めようとします。

1000年という長い間一人ぼっちで過ごしていたマウイは、その寂しさからミニ・マウイを生み出してしまったのではないでしょうか。

よく「心の中の天使と悪魔」という表現がありますがミニ・マウイはマウイの中の天使なのかも知れませんね。

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まとめ

モアナと伝説の海に登場するマウイのタトゥーについてまとめました。

ポリネシアン諸島伝統のタトゥーをもとにデザインされたもので、マウイの生きてきた証となるものでしたね。

モアナと出会ったことで、人生のターニングポイントとなったため、モアナのタトゥーが新たに入りました。

映画に登場するミニ・マウイもかいわくて人気です。

体中に描かれたタトゥーはCGではなく手書きなのも映画の見どころ!

ご覧になる際はその精緻な美しさを要チェックです!

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