2021年女子大学陸上界にスーパールーキーとして登場した不破聖衣来さん。
中学、高校時代も全国区で活躍していた選手で、実業団からも誘いもあり、また女子大学の強豪校からも誘いもあったでしょうし、それにも関わらず創部5年目と歴史の浅い拓殖大学での陸上経験を積むという選択でした。
不破聖衣来さんなぜ拓殖大学に進学したのでしょうか。
今回は不破聖衣来さんが拓殖大学を選んだ理由、そいしてこれまでの経歴やプロフィール、目標について調査してみました。
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目次
不破聖衣来が拓殖大学に進学した理由
不破聖衣来さんは2021年3月に高崎健康福祉大学高崎高等学校を卒業して、2021年4月に拓殖大学に進学しています。
実業団からも誘いもあったのにも関わらず、なぜ拓殖大学に進学したのでしょうか。
五十嵐監督の熱烈ラブコール(誘い)
不破聖衣来さんは天性の才能の持ち主で、中学時代・高校時代から中・長距離選手として活躍し、特にトラック・駅伝・クロスカントリーでほぼ無敵の選手だったのです。
拓殖大学の五十嵐監督は実業団に行くのであれば仕方がないと思っていたそうですが、もし大学進学であれば、ぜひ拓殖大学に来てもらいたいと思っていたそうです!
「日本一ではなく、もっと先を見据えて、世界で戦える選手にしたい。一緒に世界を目指してがんばろう」と、拓殖大学に来てほしいと熱いラブコールを送っていたそうです、
その言葉と熱意を感じた不破聖衣来さんは、実業団からの誘いからを断り、拓殖大学に進学することを決意したそうです。
五十嵐監督の指導
不破聖衣来さんは普段のレースから、レース中は時計をつけず、感覚でレースを走るという天性の才能を持ち主です。
天性の才能がある不破聖衣来さんですが、高校時代までは体も小さく、筋力も少なく、レース中に貧血を起こすこともあり、満足の行くレースができないこともありました。
そんな不破聖衣来さんを見ていた拓殖大学の五十嵐監督は、不破聖衣来さんの中学、高校時代の練習日誌を読み返し、普段の練習、大会直前等の練習の仕方、食事はどうしていたのかをくまなくチェックしました。
食事・栄養管理指導
そこで五十嵐監督は、まず一つには貧血を起こしやすい不破聖衣来さんの体質改善のため、食事の仕方・栄養管理をしっかりするように指導したそうです。
その指導のためか、不破聖衣来さんは三食食べることはもちろんのこと、貧血予防に良いとされる良質なタンパク質のある肉、魚や野菜、海や海藻など食材を使って自炊をすることが多いようです。
その指導の一環なのかは定かではないですが、監督が選んだ魚のホッケをごちそうしたりしています。
不破聖衣来さんは監督がごちそうしてくれるこのホッケが好きなのだとか・・・。
筋力UP指導
不破聖衣来さんは小柄で体が軽い選手です。
そのため、筋力もそこまで多くありませんでした。
五十嵐監督は食事・栄養管理とともに指導されたのが、筋力UPするを指導しました。
五十嵐監督の指導もあってか、不破聖衣来さん以前(大学入学前)より筋力がアップし体重が2キロ増えたようです。
この筋力をアップすることにより、レース終盤でのスタミナ切れをなくすことができ、最後まで不破聖衣来さんが持っているスピードを落とさずにレースを進めることができるようになりました。
実際に筋力がアップをしたことで、2021年7月に行われたホクレン・ディスタンスチャレンジ千歳大会で学生歴代3位の記録や、2021年9月に行わたインカレで1位を獲得するなど、大学1年にして主要大会で1位や記録更新などをしています。
目標はパリオリンピック!
不破聖衣来さん目標は何なのでしょうか。
短期的、中期的、長期的な目標に分けて不破聖衣来さんの目標を考えてみたいと思います。
短期目標
不破聖衣来さんの短期的な目標は、どのレースでも自分自身の最大限の力でレースをして、どのレースも優勝(1位)かつ歴代記録を更新することかと思われます。
不破聖衣来さんは実際に2021年に出場した殆どのレース、大会で優勝(1位)をし、学生記録を更新したりしています。
とくに印象的だったのが、2021年10月に行われた全日本大学女子駅伝対校選手権大会の5区(エース区間:9.2キロ)で、加世田梨花さんが持っていた区間記録を1分以上短縮し、28分ちょうどという驚異的なタイムで区間記録を更新しています。
また、2021年12月に行われた関西実業団ディスタンストライアルで10000mの種目で、日本歴代2位、U20新記録、日本女子学生記録を更新するなどしています。
このように短期的には出場するレース、大会で優勝(1位)かつ記録更新することが不破聖衣来さんの目標かと思われます。
中期目標
中期目標は2024年に行われるパリオリンピックに出場することです!
この目標は不破聖衣来さん自身が拓殖大学の女子陸上部のTAKUDAI Active!で公表しています。
パリオリンピックが行われる2024年は不破聖衣来さんがちょうど大学4年生となる年で、これまでの五十嵐監督のもとで学んで練習をしてきた成果が発揮できる絶好の舞台となります。
不破聖衣来さん目標通りにパリオリンピックに出場し、ここでメダル獲得や入賞すれば、日本女子陸上界に新たな時代を開くことになることでしょう。
長期目標
これまで短期・中期目標について公表してきました。
これらを踏まえて長期目標についても考察してみたいと思います。
不破聖衣来さんは一般的な選手にはない能力があります。
というのはTAKUDAI Active!で自身で公表しているように「一定の速さで、長く走れるところ」いう能力です。
実をいうとこの能力は長距離になればなるほどとても協力な武器になります。
このことをすでに自身でわかっており、現在の年齢で体現している不破聖衣来さんはすごいです。
このことから不破聖衣来さん自身すでに長期目標としてマラソンでオリンピックに出場かつメダル獲得を目標にしているかと推測します。
不破聖衣来の経歴・成績
ここからは不破聖衣来さんのこれまでの経歴と・成績を簡単にまとめて、紹介していきたいと思います。
不破聖衣来さんは群馬県高崎市出身で、小学校から高校までは高崎市内にある学校に通っていました。
それぞれ通っていた学校は高崎市立中居小学校、高崎市立大類中学校、高崎健康福祉大学高崎高等学校です。
小学校から陸上をしていたのかは調査中ですが、中学校からは陸上(中・長距離種目)をしており、中学時代から全国区選手でトラック・駅伝・クロスカントリーおいてはほぼ無敵の選手だったようです。
高校時代には一度故障したことと新型コロナウィルス感染症が蔓延したことにより、出場した大会や競技会は少ないですが、高校3年、2月に行われた最後の全国大会となるクロスカントリーで2位大差をつけて優勝しています。
そして、2021年4月に拓殖大学に入学しています。
年(学年) | 大会名 | 種目 | 成績 |
2016年(中学2年) | ジュニアオリンピック | B1500m | 優勝 |
2017年(中学2年) | 全国女子駅伝 | 3区 | 区間賞 |
全国中学クロスカントリー | 3km | 優勝 | |
全日本中学陸上 | 1500m | 優勝 | |
ジュニアオリンピック | A3000m | 優勝 | |
2018年(中学3年) | 全国女子駅伝 | 3区 | 区間賞 |
全国中学クロスカントリー | 3km | 2位 | |
第73回国民体育大会(福井) | 少年B1500m | 2位 | |
2019年(高校1年) | 全国女子駅伝 | 1区 | 28位 |
2020年(高校2年) | 全国女子駅伝 | 4区 | 13位 |
2020年(高校3年) | 全国高校陸上2020 | 3000m | 6位 |
2021年(高校3年) | クロスカントリー日本選手権 | U20 6キロ | 優勝 |
2021年(大学1年) | 日本学生個人 | 5000m | 2位 |
U20日本選手権 | 5000m | 優勝 | |
日本インカレ | 5000m | 優勝 | |
全日本大学女子駅伝 | 5区 | 区間賞/区間新 | |
関西実業団ディスタンストライアル | 10000m | 1位(30分45秒21 日本歴代2位/日本学生記録更新) |
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まとめ
不破聖衣来さんが拓殖大学に進学した理由と目標について紹介してきました。
拓殖大学在学中にこれまでの学生記録を沢山塗り替えそうです!
また、不破聖衣来さんの目標であるパリオリンピック出場し、メダルを獲得できる活躍をしてほしいですね!
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