リメンバーミーのダンテはいつどこで死んだ?最後アレブリヘになれた理由についても

ディズニー&ピクサーの「リメンバーミー」は「死者の国」に迷い込んだ少年ミゲルの冒険ファンタジーです。

ミゲルと一緒に旅をする相棒的存在なのが犬のダンテ

ダンテについては謎が多く、映画を見て頭に疑問符を浮かべた方も多いのではないでしょうか。

今回はダンテはいつ死んだのか、最後はどうなるかについてまとめたいと思います。

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目次

リメンバーミーのダンテはいつどこで死んだ?

ダンテは「リメンバーミー」の中で一番不思議なキャラクターだと言えます。

主人公ミゲルとともに「死者の国」に入り旅をし、最後は精霊のアレブリヘになってしまうです。

ダンテはいつ死んだの?

「死者の国」へ行くには、基本的には「死ぬこと」が条件です。

「死者の国」なので当たり前ですね。

しかし「リメンバーミー」ではミゲルは生きているのに「死者の国」に迷い込んでしまいます。

これは「呪い」を受けたからでした。

リヴェラ家は「音楽は禁止」というルールでしたが、音楽家になることを夢見るミゲルは自作のギターを作りこっそり楽しんでいました。

しかし祖母に見つかってしまい、大切なギターが壊されてしまいます。

「死者の日」の音楽コンテストにどうしても出たかったミゲルは、伝説の音楽家「エルネスト・デラクルス」の霊廟に不法侵入し、ギターを借りようとします。

ギターを手にしたのはデラクルスに憧れていたのと、自分のご先祖だという勘違いからでした。

デラクルスのギターを弾いた瞬間、ミゲルはオレンジ色の光に包まれます

それ以降、生きている人から姿を見られないし、触れることもできなくなりました。

呪いを受けて「生死者」になったのです。

生死者は生きているが死者の国に行くことができる「半分死んでいる状態」です。

この時、なぜかダンテだけはミゲルに干渉することができました。

ということは、ダンテは死んでしまったのでしょうか?

しかしとくに死んでしまうような描写は見られません。

では、ミゲルと同じように「生死者」になったのでしょうか。

答えは「ダンテは死んでいないし、生死者でもない」です。

死者の国に入れる特別な存在

祭壇に供えられていたものを食べたため、ダンテも生死者となっているという意見もありますが、不可解なことがあります。

ダンテはミゲルのようにオレンジの光に包まれることがなかったためです。

ミゲルは「生者の国」と「死者の国」の境目となるゲートを通るまでオレンジの光に包まれていました(死者の国に入るとこの光は消えます)。

しかしダンテは一度も光りません

このことから、ダンテは「生死者」とは少し違う存在といえます。

 

ダンテがアレブリヘになれた理由

ではダンテは一体何者なのでしょうか。

ダンテのモデルとなったのはメキシコ原産のヘアレスドッグショロイツクインツレです。

通称「ショロ犬」と呼ばれ、3500年ほど前からいる古い犬種です。

ショロイツクインツレの語源はアステカ語に由来し、雷と死の神を指す「ショロトル」イヌを意味する「イツクイントリ」を合わせた造語から来ています。

ショロ犬はメキシコでは古くから、死者をこの世からあの世に導くガイド役を果たすと言われてきました。

名前のとおり「神の犬」で神聖な存在なのです。

そのため飼い主が亡くなるとショロイツクインツレも共に埋葬されていたそうです。

劇中におけるダンテの役割も「ミゲルを導く」こと。

そのため、ミゲルについて死者の国に入ることができたのです。

アレブリヘとは?

アレブリヘは「死者の国」にいる動物の姿をした生きた精霊です。

アレブリヘになれるのは動物だけで、カラフルで奇抜な見た目をしています。

モデルになっているのはメキシコの伝統工芸品の「アレブリヘ」です。

おもに空想の世界の動物を形作られることが多く、1930年代にペドロ・レナーリスというアーティストが作り始めました。

アレブリヘには神話や宗教のバックグラウンドは無く、自分なりのストーリーや独創性を吹き込むことができるます。

映画の中のアレブリヘの役割は「魂の案内役」です。

この設定、ショロ犬と同じですね!

ダンテは「死者の国」に迷い込んだミゲルの案内役で、ミゲルの魂が迷わないように導いていました。

ダンテは最初からただの犬ではなく、アレブリヘとしての役割を担っていたのです。

アレブリヘになるには

ミゲルは死者の国で世界的に有名な天才芸術家フリーダ・カーロに出会います。

フリーダのセリフに注目してください。

「素晴らしい!ショロ(犬)じゃない!」

 

「迷える魂を導くガイド犬!」

 

「誰の魂を導いてきたの?」

 

ダンテをミゲルの案内役だと認めていますよね。

しかし、ミゲルはダンテに「君は案内人なんかじゃなくてただの犬だ」と言いその存在を重要視していませんでした。

デラクルスが先祖であると勘違いしているミゲルを制止したり、本物の先祖であるヘクターに引き合わせたり、ガイド役をしているのですがミゲルは気が付きませんでした。

映画の終盤、自分の勘違いとヘクターの正体(ミゲルの高祖父)がわかると、ミゲルはダンテを認めます

「ダンテ!あのヘクターのこと最初から知ってたんだね!」

 

「やっぱり導いてくれた!」

 

「お前は魂のガイドだぞ!いい子だ!」

 

この瞬間、ダンテはアレブリヘに姿を変えます。

主人にその役割を認められた時こそが、アレブリヘに変化するタイミングだったのでしょう。

 

ダンテはその後どうなった?

死者の国から生者の国に戻るには先祖に許しをもらうことが必要でした。

高祖母のママ・イメルダに許しを もらったミゲルは呪いが解けて無事にもとの世界に戻ることができました。

しかし、ダンテは死者の国に残りました。

これはダンテがアレブリヘとなって死者の国の住人になったためと考えられます。

ダンテは翌年の「死者の日」、オレンジ色のマリーゴールドの橋を渡ってミゲルのいる「生者の国」へ戻りました。

その姿は普通の犬の姿でした。

ミゲルの祖母が餌をあげていることからも死んだわけではないことがわかります。

生と死を超越した存在なんですね。

映画には描かれていませんが、いつかミゲルが亡くなり死者の国へ行くときにはダンテが案内してくれることでしょう。

それまでは1年に1度の「死者の日」しか会えませんが、きっとずっとミゲルを見守っていてくれるのだと思います。

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まとめ

謎めいたダンテの正体についてまとめました。

ダンテは死んでおらず、魂の案内人としてミゲルに同行し、死者の国に入ったことがわかりました。

リー・アンクリッチ監督はインタビューで「もともと本物の犬ではなく、最初からミゲルの案内役だった」と明かしています。

映画を見る人にとっても、ダンテはストーリー上の大切な案内役だと思いました。

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