リメンバーミーが微妙で面白くない?つまらないし感動しない理由を考察!

泣ける!」「感動する!」と好評で大ヒットを記録した「リメンバーミー」。

家族の繋がりや絆をテーマにしたディズニー&ピクサー作品です。

しかしネットには「微妙」「つまらない」「感動しない」という声も多く上がっています。

評価が分かれてしまった理由や、本当につまらないのかを考察したいと思います。

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目次

リメンバーミーが微妙で面白くない?

リメンバーミーが微妙、面白くないというネットの意見をまとめると主に2つの声に分けられます。

ひとつは「馴染みのないメキシコ文化」であったこと。

もうひとつは「ヴィジュアルが怖い」というものです。

メキシコ文化に馴染めない

https://twitter.com/kaerui51/status/1427796749180039170

リメンバーミーの舞台はメキシコです。

死者の日」はメキシコの伝統文化でもっとも重要な風習ですが、日本人には馴染みがありませんよね。

「死者が帰ってくる日」から日本のお盆のようなイメージを持つ人もいるようですが、内容は大きく違います。

日本の静かなお盆とは違い陽気に明るく祝うお祭りです。

市街地にはマリーゴールドが飾られ公園には露店が立ち並びます。

11月1日は子供の魂が、2日は大人の魂が戻る日とされているとか。

また、登場人物の名前もとっつきにくさがあります。

「ひいおばあちゃん」であるココを「ママココ」と呼ぶことを不思議の思った人もいるようです。

日本とはママ、パパという言葉の意味が異なり、母親の以外の家族(おばあちゃんやひいおばあちゃん)にも「ママ」を使うのがメキシコ文化です。

グロい、気持ち悪い

https://twitter.com/pinklemon221/status/1230826500502351874

死者の国はカラフルで楽しいテーマパークのように描かれています。

映像の美しさを評価する声も多いのですが、一方で死者が骸骨として描かれているために「怖い」「気持ち悪い」と拒否感を持つ人もいるようです。

骸骨キャラ、目玉がとれたり口に入ったり、骨が外れたりバラバラになるのは当たり前。

子供から見るとキモイ

引用:Yahoo映画

 

人が死ぬシーンをはっきり描くディズニーなんて嫌

引用:Yahoo映画

死者が面白おかしく描かれていることが逆に嫌悪感や恐怖を抱く原因になっているようです。

伝説の歌手デラクルスが大きな鐘に押しつぶされて亡くなる描写など、たしかにグロい場面も多いんです。

リメンバーミーがつまらないし感動しない理由

「泣ける!」と話題の作品ですが、全然泣けないし感動しないという声も多いようでした。

その理由で多く見られたのが「家族を美化しすぎている」というもの。

中には「毒親」「ミゲルが可愛そう」という意見までありました。

毒親

夫が音楽をするために家を出てしまったことから、ママ・イメルダは家族に音楽とのふれあいを一切禁止します。

一族は靴職人として生計を立てて暮らしてきました。

音楽が大好きで将来を夢見る少年・ミゲルにとっては受け入れがたいルールです。

こっそり作ったギターを祖母に壊されてしまう場面など、子供の自由や気持ちに配慮していないことに憤りや悲しみを感じたという声もありました。

音楽を否定禁止するママ・イメルダがひどい。毒親!

引用:Yahoo映画

 

最低最悪の映画。「家族愛最高!」っていうだけで、毒親を肯定するだけのゴミ

引用:Yahoo映画

 

 

家族がいない人、両親に育てられてない、毒親の元に生まれた人、そんな人達の気持ちを考えての作品ですか?

引用:Yahoo映画

このように、なかなか辛辣な意見も飛び出しています。

家族に恵まれない家庭で育った人や、親から制限をかけられた人には、ミゲルの姿が自分と重なりつらく感じたようですね。

3人に1組が離婚する時代。

望まない妊娠や虐待、親からの過干渉など現代日本の社会は家族の問題を抱えた人も多いのです。

家族のあり方が多様性を増してきている今、すべての家族に当てはまらない家族のあり方をこれが正しいと言わんばかりに描いたことが「感動できない」という感想に結びついたようです。

リメンバーミーは面白い!

では、リメンバーミーは面白くないのでしょうか。

感想では「微妙って聞いてたけど面白かった」「見て良かった!見たほうがいい!」というものが多く、ネット上の批判的な意見を鵜呑みにしたり先入観を持っている人ほど感動したという結果に。

見る前の期待値が低かった分、面白く感じたという理由もありそうですね。

面白く感じた理由はどこにあるのでしょうか。

圧倒的な映像の美しさ

リー・アンクリッチ監督はインタビューで「言葉で語らずに”見せる”こと」を心がけたと語っています。

リメンバーミーの魅力のひとつは、アニメーションとは思えないような目を疑うほどリアルな映像です。

ミゲルがギターを手に取るシーンでは、ギターはもちろん、フレッドや弦、指引きで弾く弦の震えまで忠実に再現されています。

ミュージシャンが演奏する様子をGo Proというアクションカメラで撮影し、参照しながら映像化したそうです。

細部にまでこだわった映像が、観客をストーリーに引き込む役割を果たしてるんですね。

また、死者の国に迷い込んでしまったミゲルが、日の出までに戻らなければ死者になってしまうシーンも言葉ではなく映像で”見せて”います。

じわりと忍び寄る死の気配を「肉体が透けて骨だけになる」という描写で表現しています。

丁寧に作られた映像がストーリーに信ぴょう性をもたせ、家族の絆というコンセプトがダイレクトに伝わり面白く感じるんですね。

ミゲルの家族は毒親ではない

毒親という意見に対しての反論もあります。

イメルダにも音楽禁止にするだけの理由があったし、家族のルールと化してる以上合意の元そうしてきた。イレギュラーはミゲルの方で新参者

引用:Yahoo映画

 

最後にミゲルの弾くギターでみんな楽しくしてる。ミゲルをちゃんと認めてるし仲直りもしている

引用:Yahoo映画

 

ママイメルダへの同情的な感想や、すれ違いはあっても最後に仲直りできたことで家族愛を表現しているのだから”演出”なのだという意見が見られました。

ラストシーンでリヴェラ家一同が歌い踊るシーンは心がほっこりする場面です。

見えないけれど祖先たちもミゲルのギターに合わせて音楽を楽しみます。

この作品における家族愛は、生きている人だけではなくこの世にいない人も含まれているのです。

見えなくても繋がっていて、見守られている。

あなたは決して独りではなく、愛されている。

この作品が伝えたいメッセージを受け取った人には「面白い」「感動した」と言えるのではないでしょうか。

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まとめ

リメンバーミーが微妙で面白くない?つまらないし感動しない理由について考察しました。

「リメンバーミー」は家族の絆や尊さを描く作品です。

この作品を見て改めて家族の大切さを感じた人もいれば、家族愛というフレーズに傷ついた方もいるのではないでしょうか。

作品の感じ方も、感動するもしないも人それぞれ。

感動はしなかったけど、美しくて良かったという意見もあります。

音楽も映像も素晴らしく、良作であると思います。

ぜひご自身の目で確かめて見てくださいね。

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