エヴァンゲリオン碇シンジが恋した女性はいる?綾波レイやアスカ・ミサト・カヲルとの関係も

1995年から1996年にかけて放送された「新世紀エヴァンゲリオン」は、深夜放送のTVアニメとしては異例の人気を誇り、今年6月に新劇場版の最終章の公開が予定されているなど、20年以上の長きにわたって支持を得ています。

「新世紀エヴァンゲリオン」では、主人公・碇シンジが葛藤を抱えながらも、エヴァンゲリオンに乗って使徒に立ち向かう姿が非常に印象的です。

また、シンジの周囲にいる個性的で魅力的なキャラクターとの関係性も人気を支える要因です。

今回は、シンジと周囲にいる女性たちに主に焦点を当て、シンジの恋にまで言及してみたいと思います。

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目次

エヴァンゲリオンの碇シンジの周りに登場する女性

シンジの周囲には、個性的な女性が多く登場します。

いずれも、通っている中学校の同級生か、特務機関NERV(ネルフ)の関係者です。

特にネルフの関係者とは、接触する機会も多いため、密度の濃い描写がなされています。

その中でも、シンジと同じくエヴァンゲリオンに乗ることのできるパイロットである、ファーストチルドレン・綾波レイ、セカンドチルドレン・惣流・アスカ・ラングレー、ネルフで働き、シンジの保護者役となっている葛城ミサト、女性ではないものの、シンジの心に深い傷を与える存在となる、渚カヲルの4人について、その関係性を見てみましょう。

綾波レイとの関係

シンジがエヴァに乗ることになり、初めて出会うチルドレンが綾波レイです。

レイは無表情で冷たく、ミステリアスな雰囲気を醸しながらも、シンジは同じ境遇であることにシンパシーを感じ、放っておけない存在として関わります。

シンジとレイは性格も考え方も異なるため、あまり分かり合える関係性として描かれることはありませんが、シンジにとってはかけがえのない仲間のように見えます。

また、おもしろいのはシンジにとって、レイは嫉妬の対象であるということです。

シンジは父である碇ゲンドウに相手にされず、表面的には気にせず反抗的に見せつつ、実は父の愛情を求めています。

しかし、ゲンドウはシンジには愛情を見せず、レイには愛情を表現します。

その様子をシンジが目撃することもあり、レイに対する仲間としての親しみと、嫉妬の二つの感情が内包されていることが人間らしさを生み出しています。

惣流・アスカ・ラングレーとの関係

「あんた、バカァ!?」のセリフが印象的な、惣流・アスカ・ラングレーはセカンドチルドレンです。

問題のある家庭に育ち、自己肯定感の低いアスカはエヴァに乗ることで、承認欲求を満たしているように見えます。

実際に、そのストイックさから、学力も高く、エヴァの操作能力も高いキャラクターです。

自信の裏返しから周りには強気な態度をとり、特にシンジに対しては常に下に見る態度をとり、なんとか自分の優位を保とうとします。

強気でアクティブなアスカにシンジは振り回されますが、よく言い返したりもし、シンジの意外な一面を引き出している存在だと言えます。

後に、シンジが暮らす葛城ミサトの家にやってきて、ともに暮らすようになります。ともに暮らす中で見えるアスカの繊細な一面をシンジが気遣う描写もあります。

ちなみに、旧劇場版では、アスカを相手に自慰をしてしまう衝撃的なシーンも描写されました。

葛城ミサトとの関係

シンジの保護者役で、ネルフでも一尉という高位で指揮を振るう、葛城ミサトも見逃せない存在です。

シンジとミサトは、どちらも主人公だと言われるほど、ミサトの描写も多く考えさせられるものとなっています。

シンジとミサトの関係は、なかなか一言では言い表せず、姉弟であり、親子であり、恋人であり、友人であり……と、その時々で言い表せる関係が変化しているように見えます。

2人の関係は近付き遠のき、また近付きと、お互いに悩みながら同じ家で暮らしていきます。

特に大人であるミサトは、表面上は常に明るくシンジに接しますが、実際には複雑な思いを抱いています。

単純に心を開いて接する関係性でないところに、互いへの思いやりを感じます。

渚カヲルとの関係

女性ではありませんが、フィフスチルドレンであり、使徒でもある渚カヲルもシンジにとって重要な存在です。

カヲルは、シンジに直接好意的な言葉を投げかける存在です。

シンジは、直接的な言葉を投げかけてくれるカヲルに同様の好意を抱くようになっているような描写がなされています。

しかし、カヲルが使徒であることが分かると、今までと同じく殲滅の命令が下ります。

それまでの使徒とは異なり、人間の姿をし、自分に好意的な言動を向けてきていたカヲルを殺してしまい、シンジは深い心の傷を負います。

エヴァンゲリオンで碇シンジが恋した女性

作中では、シンジが誰かに恋と言えるような感情を抱いているような様子はありません。

シンジは誰かに恋をするという以前に、なかなか人に心を開くことすらできません。

そういった意味では、シンジが最も心を開いたのはだれかが気になるところです。

個人的には、シンジはミサトに最も心を開いていたのではないかと思います。

ほかの登場人物たちに比べ、年齢がある程度離れた中での関わりだったので、うまく自分を客観視できたのかもしれません。

ほかのキャラクターは同年代ということもあり、感情移入が強すぎてうまく接することのできないことが多かったように見えます。

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まとめ

同世代の男女が登場する物語では、よく恋愛要素が色濃く反映されることが多いです。

「新世紀エヴァンゲリオン」でも、恋に近い感情が時々は描写されますが、それ以上にそもそものコミュニケーションや自分の在り方などに重きが置かれています。

そのような恋愛以外の普遍的なテーマを扱ったことが、爆発的なヒットにつながったように思います。ぜひ、そのような目線でも作品をご覧ください。

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