1995年から1996年にTVアニメシリーズが放送され、未だに人気と新作の公開が続く「新世紀エヴァンゲリオン」。
いよいよ今年は、最終作となる「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」」が公開される予定で、シリーズとして、どのようなクライマックスを迎えるのか注目されています。
ここでは、特に新劇場版以前の設定と変わったことで、さまざまな考察がなされている主要登場人物・アスカについて考えていきます。
スポンサーリンク
P>
目次
エヴァンゲリオンのアスカの名前が変わった理由
アスカ可愛すぎん?#エヴァンゲリオン#エヴァ #アニメ好きと繋がりたい pic.twitter.com/b9yoAxEv9d
— まじゅ ペプ…コカコーラ同盟 (@maju_animeak) June 2, 2020
エヴァンゲリオンシリーズでは、エヴァンゲリオンという人型決戦兵器に乗って使徒と呼ばれる謎の生命体に14歳の少年少女が闘いを挑みます。
そのような選ばれし少年少女たちは「チルドレン」と呼ばれ、ネルフという特務機関で任務に当たります。
そのチルドレンの2番目の適格者として登場するのがアスカです。
アスカは新劇場版までは「惣流・アスカ・ラングレー」という名前で、新劇場版では「式波・アスカ・ラングレー」という名前で登場しています。
大まかな設定や見た目には変化はありませんが、なぜか苗字が「惣流」から「式波」に代わっています。
これは一体なぜでしょうか。
これは一言でいえば、キャラクターの設定が変わったということを表しているにほかなりません。
アスカに関しては、「惣流」か「式波」かで設定が大きく異なるのです。
アスカのキャラクター設定の違い
漫画版(貞本版)エヴァンゲリオンのこのシーンが好きだったから、新劇場版『破』では、アスカは加持リョウジに特に好意を持っているわけではないという設定に変わっていることには驚いた。名前が「惣流」から「式波」に変わっているのも、アスカに関する設定が特に変わったからなのだろうか pic.twitter.com/pwqZ9ixORT
— 山河 (@narlingstone) April 29, 2020
では、「惣流」と「式波」のアスカでは、どのような違いがあるのでしょうか。
作品を見て分かる違いを考えてみます。
惣流・アスカ・ラングレーはエヴァンゲリオン弐号機のパイロットで優秀な帰国子女という設定です。
その優秀さがあるからか、かなり強気な性格として描かれており、特に同じくエヴァンゲリオンパイロットである碇シンジや綾波レイには厳しい態度を示します。
一方で、幼いころに両親に愛されることなく育ったという暗い過去ももっており、優秀であることへのこだわりや周りを見下す態度などは、その過去からの影響が大きいことが見てとれます。
それに対し、式波・アスカ・ラングレーは基本的な性格は変わっていないように見えるものの、微妙な描写の違いがあります。
まず、惣流の際には一貫してレイに冷たい態度をとっていましたが、式波のときには気遣いを見せる場面があります。
これには大きな理由があり、式波のアスカには家族、特に母親に対するトラウマがないという設定になっており、これが性格の違いに影響しています。
苗字が異なるということは、置かれていた家庭環境が違うということを端的に示しています。
このことは押さえておきたい基本的な違いの一つです。
アスカの眼帯の意味
アスカのビジュアルは惣流のときも式波のときも大きな違いはありません。
ただし、新劇場版の第3作「Q」では眼帯を付けている姿に変更されています。
Qの前作「破」では、アスカは暴走したエヴァンゲリオンの初号機に大きな攻撃を受けています。
前作からの流れを見ると、眼帯は単なる負傷の跡を隠すために付けられていると考えることもできますが、Qの中ではアスカの眼帯が光るシーンがあり、やはり眼帯にはなにか意味があると考えることができそうです。
Qではアスカの眼帯は2度、青く光るのですが、この青い光をよく見てみると、どうやら正方形の光がいくつか合わさって光っているようなのです。
この模様をさらによく見ていくと、エヴァンゲリオン内での設定である使徒封印用の文様に似ていると感じられるはずです。
もし、これが本当に使徒封印用の文様であれば、眼帯は単に傷跡を覆うものではなく、使徒封印の力をもつアイテムであると言うことができます。
もし、眼帯が使徒封印のアイテムであれば、式波・アスカ・ラングレーには人間以上の力が備わっていることを示すことになります。
この眼帯の真実については、最終作「シン・エヴァ」で明らかになりそうです。
アスカの本当の最後を考察
新劇場版での式波・アスカ・ラングレーはどのような最後を迎えるのでしょうか。
ここでは、そのアスカの最後の姿について考えていきます。
ここまでの眼帯の話とつなげて考えていくと、アスカにはエヴァパイロットは14歳から年をとらないというエヴァの呪縛以外の新たな呪縛に縛られていると考えることができます。
先の話を受ければ、それは人間と使徒のハイブリットになってしまっていることだと考えることができます。
そのことから、アスカの最後はその呪縛に取り込まれるか解放されるかという2つに大きく分かれると考えられます。
この呪縛との関係はファイナルインパクトやガフの扉に大きく関係してきそうです。
その詳細については、やはりシン・エヴァを観なければ分からないことばかりですが、ぜひアスカの眼帯の正体と呪縛については注目してほしいところです。
スポンサーリンク
P>
まとめ
エヴァンゲリオンシリーズもいよいよ新劇場版の最終作の公開を待つばかりです。
新劇場版では、「破」から小さな分岐が起こり、「Q」では前作と全く異なる展開がなれてきました。
その一つに、アスカの設定の変更があります。この設定の変更には、もちろん何らかの意図があるはずで、そのことは作品全体に影響を及ぼすはずです。
ぜひ、シン・エヴァをご覧になる前にアスカの設定の違いについて確認してみてください。
コメントを残す