ディズニー&ピクサーの最新作「ソウルフル・ワールド」が、いよいよ12月25日に公開されます。
本来は6月に全米で公開予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、延期に延期を重ね、12月25日にディズニーのストリーミングサービス「Disney+」で世界配信を行うことが決まりました。
本作は「モンスターズ・インク」や「インサイド・ヘッド」を手掛けたピート・ドクター監督の最新作とあり、注目も期待も高まっています。
ウルフル・ワールドの原題と邦題の違いや伝えたいことについても紹介していきます。
スポンサーリンク
P>
目次
ソウルフルワールドのあらすじ
「ソウルフル・ワールド」の中には2つの世界が登場します。
主人公の音楽教師・ジョー・ガードナーが暮らす人間の住む世界。
そして、もう1つがジョーが迷い込むソウル(魂)たちが暮らす不思議な世界。
ジョーは、現実の世界で長年の夢である憧れのジャズ・クラブで演奏するチャンスを得ます。
喜び、期待に胸を膨らませて帰路につく際、運悪くマンホールに転落してしまいます。
そして、それによって、もう1つの不思議な世界に辿り着いてしまうのです。
その世界で暮らすのは人間ではなく、ソウルたち。
ソウルたちは、人間が生まれる前の、どんな性格やなにに興味をもつのかを決める場所です。
ジョー自身もなぜかソウルの形に変身しており、そこでほかのソウルたちとともに生活をすることになります。
そこで、1人のソウルと出会い、2人の冒険が始まります。
そのソウルは22番と呼ばれるソウル。
ほかのソウルとは違い、人間の世界が大嫌いで、人間の世界に生まれたくないという「こじらせソウル」です。
ジョーは、なぜか22番と行動をともにすることになり、22番に懸命に人間の世界のすばらしさを伝えようとしますが……。
ジョーはジャズ・クラブでの演奏までに人間の世界に戻ることができるのか、22番は人間の世界のすばらしさを理解し、生きる目的を見つけることができるのか。
コミカルなやりとりと、人生に関わる深いテーマを扱う、とても楽しみな内容になっています。
ソウルフルワールドの原題と邦題の違い
「ソウルフル・ワールド」という邦題は原題だと異なります。
原題は「soul」。魂という意味でもあり、また作中では、22番やジョーが変身するソウルという存在のことを指します。
原題から、なぜ「ソウルフル・ワールド」というタイトルに改めたのかについては、公式からの説明はないようです。
ですので、これはあくまで憶測でしかありませんが、例えば、2つの見方から理由を考えることができます。
1つは、ほかの作品や言葉との類似を避けるという目的です。
「ソウル」というタイトルの映画は、実は長瀬智也主演のものがあり、それと同じタイトルにするのを避けたと考えることができそうです。
また、地名の「ソウル」の連想を避けた可能性もあります。
もう1つは、伝えたい内容に即しての改題の可能性です。
「ソウル」という存在だけでなく、ソウルたちが暮らす世界全体に目を向けてほしい、と日本支部が考えた可能性もあります。
いずれにせよ、ソウルという存在と世界が本作において、重要だということには変わりはないようです。
ソウルフルワールドの伝えたいこと
「ソウルフル・ワールド」では、対照的な2人の登場人物が中心となって物語が紡がれます。
この2人の関係性が、本作のテーマに深くかかわっていることは間違いないでしょう。
生きることに価値と目的を見いだせない22番と、音楽という人生の楽しみと目的を見つけて生きているジョー。
ジョーが22番に世界や人生のすばらしさを訴えかけるシーンは、観客へのメッセージをジョーを通して直接伝えているように思われます。
22番と同じような思いを抱いている人にとって、ジョーが伝える人生のすばらしさは、新たな発見や気付きをもたらすものになりそうです。
また、ジョーのように人生のすばらしさに気が付いている人にとっても、22番の変容を通して、改めて人生のすばらしさを実感することができそうです。
「ソウルフル・ワールド」は、なかなか生きる目的をもてない人に元気と希望を与える作品になっているように思います。
人生のすばらしさを伝える、というとありきたりですが、そこに22番のソウルという存在を置くことで、より身に迫って伝わりやすい内容になっているはずです。
スポンサーリンク
P>
まとめ
「ソウルフル・ワールド」は、ソウルという存在のいる不思議な世界を舞台に、人生や世界のすばらしさに22番という「こじらせソウル」とともに気が付いていくというストーリーです。
この自粛生活で、なかなか生活に張りを感じられない今だからこそ、おうちでゆっくりと「ソウルフル・ワールド」の世界に浸ってみるのもいいかもしれませんね。
コメントを残す