青天を衝け7話では栄一は尾高惇忠と一緒に険しい山道を越えながら藍売りのための旅をしましたね。
その道中の山の山頂から今にも青天に手が届きそうな絶景に心打たれるものがあり、ある決意をして村に戻り、神社にいる千代のもとに駆けつけ、千代に結婚してほしいと告げました・・・。
8話ではいよいよ栄一と千代が祝言を挙げます。
ここでは青天を衝けの8話・栄一の祝言のあらすじネタバレを考察しています。
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目次
あらすじ
まずは青天を衝け8話のあらすじをみていきましょう。
栄一が千代に思いを伝え旅の話をする
栄一は千代に思いのを伝えたあと、千代の兄・尾高惇忠との藍売りの旅で感じたことを千代に話し続けていた。
栄一は道中が険しい山道だったこと、その山道を登り切るとそこには登ったものしか見ることができない絶景があったことを反していた。
その絶景を見ながら栄一は「この世を変えたい。日の本はもっと良くなる。その道をお千代と一緒に・・・」と話してると、その側に喜作がいた。
喜作は長七郎からの手紙に『千代と結婚したいのなら俺とではなく栄一と勝負したらどうだ』と書いてあったので、喜作は栄一に勝負を挑んできた。
井伊直弼が大老に
13代将軍・徳川家定に気に入られた井伊直弼は徳川家定より大老に任命される。
しかし、目付役の岩瀬忠震らは西洋諸国に関する知識を持たない井伊直弼には務まらないと堀田正睦ら老中に不満を漏らすが、家定は井伊直弼は譜代大名としての家柄も人物からもよいとして井伊直弼を大老にするのであった。
家定は水戸の徳川斉昭が越前や薩摩と手を組み、慶喜を世継ぎにしようとしてることがひどく気にいらなかった。
井伊直弼はその意を汲んで、紀州の徳川慶福が世継ぎにふさわしい伝えたのであった。
その後、一橋派に近い堀田正睦らは罷免されてしまうのでした。
千代を賭けての決戦
喜作が栄一に千代を賭けての決戦が、道場で行われた。
接戦の末に栄一は喜作に破れてしまう。
勝った喜作が千代に「俺の弟分で、まだまだで頼りないが、世の中を変えたいとでかいことをいう。栄一には千代ようなしっかりした嫁がよいと」告げる。
栄一は戦いを見守っていた惇忠の前に歩み寄って、千代を嫁にほしいと頭を下げると、千代もその隣で頭を下げるのであった。
それを見た惇忠は微笑むのであった。
日米修好通商条約に調印
井伊直弼は将軍継嗣問題を決着をつけるため、老中の堀田正睦らに徳川慶福を次期将軍に推したいと告げ、そして、「一橋慶喜を将軍世継ぎに」の建白書を出してきた、勘定奉行の川路聖謨を閑職に役替えします。
しかし、そのころ井伊直弼にとって大問題が起こります。
なんと、ハリスと交渉をしていた下田奉行の井上清直と目付の岩瀬忠震が天皇の勅許を得ずに日米修好通商条約を締結してしまうのです。
違勅(天皇の命令に背く)の罪であるため、井伊直弼は至急朝廷に知らせるように部下に命じたのでした。
一橋派らが処分されれる
違勅で日米修好通商条約が締結されたこを知った徳川斉昭は激怒し、側近の武田耕雲斎にこのことを慶喜の小姓・平岡円四郎に知らせるように命じます。
平岡円四郎からこの話を聞いた慶喜は斉昭よりも先に井伊直弼に会って話すべきだと江戸城に訪れます。
井伊直弼に会うために江戸城を歩いていると家定が世継ぎにと望む・紀州藩の徳川慶福とすれ違う。
十三歳と若い徳川慶福であるが、振る舞いは堂々としており、慶喜は笑みを浮かべて会釈を返します。
井伊直弼と会った徳川慶喜は「天皇に書状のみで報告することは何事か」と怒ります。
そのことに対して井伊直弼は「すぐに部下の誰かを至急京に向かわせ説明していまいりますのでお許しください」と慶喜に伝えるのであった。
慶喜は続けて、世継ぎ問題はどうなったと尋ねます。
慶喜は直弼の言葉の濁し方で慶福が世継ぎにきまったことと察し、「大変至極ではないか。紀州殿は心穏で背丈も年齢の割に大きくご立派だ。早く世継ぎをご周知し、天下を安心させるのがよいだろう。」と直弼に伝えるのであった。
松平慶永や徳川斉昭らが御三家登場日ないのに江戸城に押しかけてきた。
直弼は徳川斉昭らを食事なども出さずに長時間またせたのだった。
長時間またせた末に現れた直弼に幼い慶福でなく慶喜を世継ぎにすべきだと迫るが、直弼はお世継ぎの件はすでに煮鶏も決まっているため引き伸ばしはできない。さらには慶喜が慶福を世継ぎと認めたことも告げた。
家定と直弼は諸大名を江戸城に集め、慶福を正式に世継ぎにすることを決めたと告げた。
しかし、家定はその日に床に伏し、「登城日を破った水戸や越前を皆処分せよと伝えるのであった。」と直弼に支持を出す。
「慶喜も処分せよ。」と
家定の支持に従い直弼は斉昭を謹慎、松平慶永を隠居・謹慎に、徳川慶篤には登城禁止を命じた。
不登城をしていない慶喜までが登城禁止の処分を受けた。
更に直弼とは意見が異なる老中の堀田正睦らも罷免されたのでした。
栄一と千代の婚姻
血洗島に冬が訪れた十二月七日に渋沢家で栄一と千代の婚礼が行われた。
栄一と千代の婚礼の宴には先に結婚していた喜作も夫婦揃って参加しており、にぎやかな席で宗助が市郎右衛門に「長七郎のせいでこの村の若いもんまでが攘夷、攘夷とかぶれてしまうじゃないかと危惧していたがこれで喜作も栄一も腰を据えるだろう。」
「千代のおかげだだな。」
その話に惇忠は黙って耳を傾けているだけだった。
ネタバレ考察
青天を衝け8話ででいくつかで疑問が出てくるシーンがあります。
それらの疑問点について考察していきたいと思います。
喜作が千代を栄一に譲った理由
大河ドラマでは栄一と喜作が千代を賭けて、道場で剣術の勝負をし、剣術では栄一が負けます。
しかし、喜作は栄一は弱いのに、世の中を変えたいと大きなことをいう。栄一には千代のようなしっかりとした嫁でないと務まらないとして、千代に栄一と結婚するように伝えます。
実際にこのようなことがことがあったのか調べてみましたが、このような事実を見つけることができませんでした。
そのため、この演出はドラマを面白くするための脚本家・大森美香さんの脚色かと思います。
ただ、女性にとっては自分を賭けて意中の人たちが勝負してくれるというのは嬉しいでしょうね。
慶喜までも処分された理由
徳川慶喜は将軍継嗣問題に巻き込まれて、安政の大獄で登城禁止処分にされます。
川慶喜は将軍継嗣となることに乗り気ではなかったため、この処分は良かったのかもしれません。
ただ、慶喜の行動に不備はなく、明らかに将軍継嗣問題等に巻き込まれた処分となります。
というのも安政の大獄では、将軍の継嗣問題に決着がついたためにその告知をするために諸大名を江戸城に登城するように徳川家定と井伊直弼が要請していたにも関わらず、水戸藩の徳川斉昭や越前藩の松平慶永らが謹慎や隠居・謹慎処分をされます。
徳川慶喜は江戸城に登城していたにも関わらず、隠居・謹慎処分させられているのです。
これは明らかに家定や直弼の能力のある自分物は片付けておこうという意図の現れです。
尾高惇忠が黙っていた理由
栄一と千代の婚礼が行われ、宴で宗助や一郎右衛門らがこれで喜作も栄一も腰を据えると話していました。
宗助や一郎右衛門の前では尾高惇忠が座っていましたが、その話を黙って聞いているだけでした。
尾高惇忠が黙っていたのは水戸学を学び、攘夷の意志があったためです。
実際に尾高惇忠は栄一らと譜代大名の城であった高崎城を乗っ取って武器を奪い、横浜の外国人居住地を打ち払いした後に長州と連携して倒幕しようと考えていたほどです。
この時、尾高惇忠にはこの計画の思案していたのかもしれませんね。
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まとめ
青天を衝け8話では栄一と千代が結ばれ祝言を挙げる会となりました。
一方、徳川幕府の将軍継嗣問題に決着がつき、14代将軍には徳川慶福がつくことが決まりました。
それに伴い安政の大獄の始まりともいえる徳川斉昭や一橋慶喜への処分がなされるというものでした。
最後には尾高惇忠が栄一と千代の祝言で市郎右衛門らの会話を黙って聞いていたのがシーンが栄一が攘夷へと傾倒していくことを示しているようでした!
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