春は一年で強風が吹く季節!その原因と理由!どのような被害がおこる?

昨日は春の嵐になり、東京では強風が吹きました!

その強風の影響で、火災の鎮火に通常より時間がかかったり、着陸を試みた飛行機が強風の影響で着陸ができず、一度着陸をあきらめ、上昇して、再度着陸をやり直すということがありました!

いろいろな季節がある中でなぜ春に強風が吹くのでしょうか?

疑問に思ったので調べてみました。

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目次

一年の中で風が強いのは春!

強風というと台風が一番くる秋が一番強いと思われがちです。

また、冷たい北風が吹く冬のほうが春より強いと思いますが、実際には春のほうが風が強いです!

まずは風速10m/秒以上の強風の日を見てみると

①春
暖かくなり、穏やかなイメージがある春ですが、実際には強風の日が多いです!

4月が最も多く3.0日、次いで3月が2.3日、5月が2.0日と強風が吹きます。

②冬
冬には冷たい北風が強く吹き荒れるイメージですね。

それでも春ほどではありません。

12月が1.1日、1月が1.8日、2月は2.0日

③秋
台風がきて、強風のイメージがありますが、ほとんど強風は吹きません。

9月は1.2日、10月は0.9日となります。

春に強風が吹く理由

なぜ春は他の季節に比べて強風が吹きやすいのか?

その理由は「南北の温度差が大きいこと」があります。

春になるにつれ、季節の進行とともに南では暖かくなります。

しかし、北にはまだ寒気が残っています。

その寒気に向けて、南の暖かい暖気が北上します。

そのため、日本付近で暖気と寒気がぶつかり合い、南北の温度差が生まれ、低気圧が発達するため、その発達した低気圧が強風を吹かせます!

2月の頃に暖気を含んだ南からの強風が「春一番」です。

5月ごろの春から初夏にかけて吹く風が「メイストーム」です。

このメイストームも季節の移行で起こる強風です。

春一番と同様に寒気と暖気の温度差が非常に大きくなるため、低気圧が発達しやすくなります。

メイストームは広い範囲で、天気が急激に変わって、荒れた天気になったり、強い風や高波、大雨をもたらし、各地に被害をもたらす恐れがあります。

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春の強風で起こる被害は?

雪崩、雪解けによる洪水
強く暖かい南風が、雪を溶かしたり雪崩を起こしたり、雪解けで洪水が起こったりします。

火災
強く乾燥した風が火災の原因となり、鎮火に時間がかかります。

海難事故
強い風によって船が転覆したりします。

過去には春の強風で、1978年2月28日東京で春一番による竜巻で、営団地下鉄東西線が橋の上で脱線・横転するという被害がありました。

春の強風に気をつけて、生活するようにしましょう!

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