私の妻は、本能の赴くままに自由に行動する子供に毎日悪戦苦闘しています。
忙しい日常の中で特に神経を使うのは買い物のときだそうです。
動き回る子供たちを制しつつ、必要なものを迅速に購入しなければなりません。
しかし、余計なものを欲しがって泣きさけんだり、ほんの一瞬目を離しただけでどこかへ行ってしまったりすることも多く、毎回くたくたになるそうです。
最近では、子供が卵のパックを掴もうとしていた事があり、ヒヤッとしたとのこと。
これに近い体験をしたお母さんは多いのではないでしょうか。
子供は好奇心旺盛で何でも触りたがります。
しかし、「気を付ける」という意識が乏しく、力もないため破損してしまうリスクも非常に高いです。
もし購入する前の商品を子供が破損してしまったらどう対処すれば良いのか、気になるお母さん・お父さん(私自身を含めて)のためにまとめてみました。
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目次
子供がお店で商品を破損してしまったときの対処法
まずはお店に謝罪する
商品は代金を支払うまではお店の物です。
お店の物を破損してしまったのですから謝罪するのが当然の筋ですよね。
まずはお店の方に商品を破損してしまった事実を報告し誠心誠意謝罪しましょう。
最近では、商品を破損しても謝罪もせず逃げる親も多いと耳にしますが、そんな人は「親失格」です。
子供がしたことに対して親が責任を取るのは義務ですからね。
しっかり頭を下げて謝罪しなければなりません。
親が謝罪する姿を子供に見せることも必要なことです。
子供は親をよく見ています。
親が頭を下げて謝罪する姿を見て子供は「自分は悪いことをしたんだ」ということを自覚し、反省するのです。
反省した子供は2度と商品に不用意に触れたりしないでしょう。
逆に、商品を破損しても謝罪もせず逃げるような親を持った子供は、何度でも商品に触れ破損します。
それが悪いことだと思っていませんからね。
そんな状態で大人になったら・・・。
考えただけでも怖くなります。
自分の子供にはたとえわざとではなくても、不注意で相手に迷惑をかけてしまった場合、しっかり謝罪できる人間になってほしいと思うのは親として当然の心理だと思います。
まずは親であるあなたがお手本となれるような対応をとるようにして下さいね。
商品を買い取る
謝罪をしたら商品を買い取る、または商品の代金を支払い弁償することを申し出ましょう。
子供が破損してしまった物を親が買い取るのは当然の事ですね。
スーパーなどの小売店であれば、子供が不用意に触って商品を破損した場合、買い取りなしで許してもらえる場合も多いようです。
しかし、これは反省していることが前提であるといことを忘れてはいけません。
謝罪もせず「弁償するからいいでしょ」みたいな態度をとる人、または「謝罪したから弁償しなくていいでしょ」みたいな態度をとる人を素直に許せるでしょうか。
私は許せません。イラっとします。
買い取ることや弁償を申し出る時の態度も意識しましょう。
子供が見ていますからね。
お店の商品を破損した時の子供への叱り方
子供に商品を破損したことを自覚させる
子供に自分のしたことがどれだけ他人に迷惑をかけることか、しっかり伝えるためにもその場で叱る必要があります。
まずは子供に「子供自身の不注意で商品を破損した」という事実を自覚させましょう。
「誰が何をしてどういうことになったのか」を子供の口から言わせ、自分のしたことを認識させます。
子供自身に「自分がしたことはいけないことなんだ」と自覚させなければ反省にはつながりませんからね。
「自分の責任だ」と自覚させることが大切です。
子供に自分がしたことを諭し、一緒に謝罪に行く
お店の商品はお金を払うまでお店の物であること、お店の物を「触りたい」という気持ちだけで触ってはいけないこと、破損してしまったら謝罪しなければならないことを諭し、子供も一緒にお店の方に謝罪するよう促しましょう。
子供自身が謝罪することで「いけないことをしたら謝罪する」という社会のルールを学ぶことが出来ます。
決して怒鳴らない
子供を叱る際、絶対に怒鳴らないようにして下さい。…といわれても親も人間。
頭に血が上って思わず怒鳴ってしまいそうになると思います。
しかし、怒鳴ってしまっては「親の怒鳴られた」という印象が強くなってしまい、「いけないことをしたから反省する」という気持ちが薄らいでしまいます。
怒鳴りそうになったら、深呼吸して下さい。
そうすれば気持ちが少し落ち着きます。そして子供に目線を合わせ、子供の目をしっかり見ながら伝えていきましょう。
お店に謝罪しなかったときはどうなる?
器物損壊で捕まる可能性
商品を破損し、お店側が警察に届け出たら「器物損壊罪」という罪に問われます。
ただし、刑法は「わざとやった」場合のみ適応されるので、子供が不用意に触って破損した場合は適応されないと思って良いでしょう。
訴えられる可能性
「犯罪」にはならない可能性は高いですが、破損がわざとであろうがわざとではなかろうが、民事上では損害賠償義務が発生します。
つまり、お店側から訴えられる可能性があるということです。
前述しましたが、商品を破損しても謝罪せず逃げる親もいます。
きっと「バレなきゃ大丈夫」とでも思っているのでしょう。
しかし、ほとんどのお店には防犯カメラがあります。店内全域を見られるようになっているので、当然破損した現場もカメラに収められています。
お店がその気になればすぐに捕まるんですよ。
だから「逃げる」なんて馬鹿なことは考えないようにしましょうね。
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まとめ
1.子供が商品を破損したらお店の方に誠心誠意謝罪し、商品を買い取る・弁償することを申し出る。
2.子供に自分がしたことを自覚させ、子供と一緒にお店の方に謝罪する。子供を怒鳴るのはダメ。怒鳴りそうになったら深呼吸を。
3.子供が商品を破損し、謝罪しなかった場合「捕まる」可能性は低いが、「訴えられる」可能性は高い。逃げてもバレる。
私は、子供が何かしでかしてしまった際、親が正しい対処をしている姿を見せることは子供の教育に必要なことだと思っています。
子供は親を見て育ちますからね。
子供のためにしっかりとした対処ができる親でありたいですね。
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