【シン・エヴァンゲリオン劇場版:||】タイトルの読み方や意味は?映画最終章のストーリーを考察

1995年から1996年にかけて放送され、社会現象ともなったTVアニメ―ション「新世紀エヴァンゲリオン」

放送当時は低視聴率であまり話題にならなかったにもかかわらず、その斬新なストーリーが口コミで広まり、再放送、劇場版、ゲーム化など現在に至るまで続く大人気タイトルとなりました。

TVアニメシリーズから謎の多いストーリーで知られ、多くの考察や批評がなされてきました。

その「エヴァンゲリオン」シリーズは、現在新劇場版が進行中で、来年6月には遂に新劇場版の最終作となる「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」」が公開されます。

今年の7月には世界7都市で同時に特報として予告映像が流され、大変な話題を呼びました。

 

今回は、最新作公開に先駆け、タイトルの読み方や意味、新劇場版の簡単なおさらいをしてみたいと思います。

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目次

シン・エヴァンゲリオン劇場版:||のタイトルの読み方の意味

「エヴァンゲリオン」シリーズは、TVアニメの大きな反響を受けて、旧劇場版(現在進行中の劇場版と区別するために、「旧劇場版」と一般に呼ばれています)が制作されました。

旧劇場版は、「新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生」「新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に」「REVIVAL OF EVANGELION 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 DEATH (TRUE)2 / Air / まごころを、君に」の3作です。

その後、2007年から「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」へとつながる新劇場版の公開が始まりました。

新劇場版は2007年「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序EVANGELION:1.0 YOU ARE (NOT) ALONE.」、2009年「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破EVANGELION:2.0 YOU CAN (NOT) ADVANCE.」、2012年「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q EVANGELION:3.0 YOU CAN (NOT) REDO.」と続き、来年6月公開予定の「シン・エヴァンゲリオン劇場版:|| EVANGELION:3.0+1.0」へとつながっていきます。

 

新劇場版は「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」で完結となっており、どのようなクライマックスを迎えるのか注目を集めていますが、それ以前にタイトルにもすでに多くの考察がなされています。

まず、前作まで「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」という表記でしたが、これがTVアニメでの表記、「エヴァンゲリオン」に今作では戻っています。

また、3作までは、能の構成「序破急」に合わせて、「序破Q」となっていましたが、今回は全く異なる:||という記号で示されています。

今作に付された「:||」という記号ですが、どのような読みをするのか公式は発表していません

そのため、一般にシンエヴァという呼称で示されることが多いようです。

 

また、記号自体が一体何を表しているかも分かってはいません。

ただ、見た目上の類似から音楽の反復記号ではないかと考えられています。

私も、反復記号の可能性が高いと考えています。

というのも、「ヱヴァンゲリヲン」と表記がTVアニメ版の「エヴァンゲリオン」に戻ったことから、「エヴァンゲリオン」の世界から「ヱヴァンゲリヲン」の世界へと移り、そして再び「エヴァンゲリオン」の世界に戻ることを明確に示していると考えることができるからです。

また、音楽記号の「:||」は、それよりも前に戻って繰り返す、という意味をもった反復記号です。

「ヱヴァンゲリヲン」が再び「エヴァンゲリオン」に戻ってきていることと、反復としての「:||」は意味が完全に一致しているのです。

シン・エヴァンゲリオン劇場版:||の前作までのストーリーを大まかに紹介

「シンエヴァ」がどのような内容か考察する前に、前作までのストーリーを大まかに確認しておきましょう。

そもそも「エヴァンゲリオン」というのは、使徒と呼ばれる巨大な敵と戦うための汎用人型決戦兵器のことを指しています。

この兵器にはなぜか親のいない14歳の少年少女しか乗ることができず、使徒に対抗する特務機関NERV(ネルフ)は総力を挙げて少年少女をサポートし、使徒との戦いを繰り広げていきます。

そのような設定の中で、主人公の14歳の少年・碇シンジが父との確執や自意識と向き合い成長しながらエヴァンゲリオンに乗って世界を救おうと奮闘するというのが、大まかなストーリーです。

この基本設定は、TVアニメ版、旧劇場版、新劇場版とも変わりません。

 

「序」では、TVアニメ版6話までのストーリーを踏襲して描かれています。基本的にはTVアニメ版のリメイクと捉えて問題ないと思います。

「破」はTVアニメ版の19話までを踏襲して描かれる予定でしたが、そこに新しいシーンやキャラクターが多く登場し、TVアニメ版とは異なる物語が紡がれ始めます。

特に「破」で初めて登場するチルドレン(エヴァンゲリオンに乗ることのできる少年少女)・真希波マリイラストリアスの登場は非常に話題になりました。

また、「破」の最後にはニア・サードインパクトが起きることが表現されており、かなり絶望感の強い作品となっています。

前作「Q」はTVアニメ版と全く異なるストーリーとなり、大きな反響を呼びました。

「Q」では、完全に独自のストーリーとなり、舞台も「破」から14年後の世界となり、NERVに敵対する組織「ヴィレ」という新設定もなされています。

登場人物たちの関係性も大きく変わっていました。ラストはフォースインパクトを食い止めたような内容で終わっています。

 

シン・エヴァンゲリオン劇場版:||の映画最終章のストーリーを考察

新劇場版では「Q」で急転直下の展開となり、内容を理解するだけでも非常に大変な難解な作品となりました。

続く「シンエヴァ」は一体、どのようなストーリーとなるのでしょうか。

特報映像もすでに公表されていますが、その内容と前作までの内容を踏まえて、「シンエヴァ」の内容を予想してみます。

正直なところ、「エヴァンゲリオン」はシリーズ全体を通して難解で有名なので、「シンエヴァ」の内容を予想することは大変難しいのですが、私なりに重要と思われる内容を挙げてみたいと思います。

 

「エヴァンゲリオン」で最も重要なゴールは何かを考えてみた時、それはやはり世界を救うことだと思います。

エヴァンゲリオンの世界では、「インパクト」と呼ばれる破滅的なカタストロフィが何度も起きており、それをいかに食い止め、人類を存続させるのかが重要な設定としてあります。

新劇場版では、すでに「破」ニア・サードインパクトが起こり、「Q」では世界が〈コア化〉しており、生物はほとんど死滅してしまっています。そのような死にかけの世界が再生するのか、消滅するのか、はたまた異なるフェーズへと移行するのか、一番の見どころはこのあたりにあると思います。

 

「Q」での予告編では、ファイナルインパクトに関係する「ガフの扉」が開く描写がなされており、この夏公開された特報でも「ガフの扉」が開いているような描写がなされました。

このことから、「シンエヴァ」では繰り返されたインパクトも遂にファイナルまで到達し、世界の形が大きく変わることが予想されます

そのファイナルインパクトに、シンジやミサト、アスカといった主要登場人物がどのように関わるのか、また新キャラクターのマリの登場の意味、組織的な争いの帰着がどのようになるのか、気になることはたくさんありますが、それらもファイナルインパクトによって、なんらかの決着がもたらされると思います。

TVアニメ版、旧劇場版ともに、世界の形を決定する最終段階で、常にシンジが意思決定を行ってきました

今回も恐らくシンジの内面的な決定が、なんらかの形でファイナルインパクトに関わってくると考えられます。

それが、タイトルに付けられた反復記号と思われる記号と結び付くのか、ヒントはたくさんありますが、現状では謎があまりにも多いと言うほかありません。

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まとめ

「エヴァンゲリオン」シリーズは、常に含みのあるストーリーと奇想天外な展開によってファンを魅了してきました。

新劇場版は、「Q」があまりに難解で非常に話題となりました。

来年公開の新劇場版の完結作「シンエヴァ」は、一体どのような内容となり、シンジたちはどうなってしまうのでしょうか。「Q」までを丁寧におさらいし、来年の公開を心待ちにしたいと思います。

新劇場版ヱヴァンゲリヲン序破Qをおさらいしたい方はU-nextで見ることができます。

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