【シン・エヴァンゲリオン劇場版:||】あらすじや結末を考察!登場キャラクターの最後についても

1995年から1996年にかけて放送され、社会現象ともなったTVアニメ―ション「新世紀エヴァンゲリオン」

テレビシリーズに続き、旧劇場版が公開され、現在は全4作品からなる新劇場版が進行中です。

いよいよ今年は、最終作となる『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』が公開される予定です。

「シンエヴァ」公開への期待が高まる今、「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」」について考察していきます。

スポンサーリンク

目次

【シン・エヴァンゲリオン劇場版:||】あらすじや結末を考察

あらすじ考察

あらすじを考察するに当たり、まずはタイトル部分に注目してみたいと思います。

新劇場版が全4作で構成されており、3作まで公開されています。

ここまでの3作のタイトルは、能の構成「序破急」に合わせて、「序破Q」となっていましたが、今回は全く異なる「:||」という記号で示されています。

この記号の読みは公式には分かっていないため、一般に「シンエヴァ」という呼称で第4作は呼ばれています。

記号の意味も公表されていませんが、見た目が似ていることから音楽の反復記号ではないかと考えられています。

このように考えると、シンエヴァでは、なんらかの反復が起きるとタイトルから推測することができます

この反復は予測がしやすいものとなっています。

というのも、新劇場版では、第2作の「破」からTVシリーズや旧劇場版と異なるストーリーになっており、パラレルワールドを描いているからです。

「:||」という記号が反復を表しているのであれば、第4作でTVシリーズや旧劇場版と同じような終末を迎えると考えることができそうです。

 

もう少し具体的に考えてみましょう。

新劇場版では、「破」でニア・サードインパクトが起こり、「Q」では世界の〈コア化〉により、生物はほとんど死滅してしまっています。

そのような死にかけの世界が再生するのか、消滅するのか、はたまた異なるフェーズへと移行するのか、ここがクライマックスに大きく関わってきそうです。

「Q」での予告編と特報を見ると、ファイナルインパクトに関係する「ガフの扉」が開く描写がなされています。

シンエヴァでは繰り返されたカタストロフィであるインパクトも遂にファイナルまで到達するようです。

そのファイナルインパクトに、登場人物たちがどのように関わっていくのかという部分に見どころがありそうです。

 

結末考察

25年という長きにわたって愛されてきた「エヴァンゲリオン」シリーズもいよいよ完結です。

ここで、大胆にもシンエヴァの結末を考察してみたいと思います。

「エヴァンゲリオン」がそれまでのアニメと異なり、評価されてきた部分は、単純なバトル物ではなく、シンジやミサトを通して人間の内面を描き、葛藤や悩みによって登場人物たちが成長していく群像劇を描いたことが挙げられます。

そのように考えると、「インパクト」と呼ばれる破滅的なカタストロフィをいかに食い止め、人類を存続させるのかという大きな枠組みを通して、登場人物たちが何かしらの成長や選択を行うことが描かれると考えられます。

 

TVシリーズはかなり難解なエンディングを迎えたため、その補完として旧劇場版が作成されました。

そのときには、人と関わりを避け続け、自分の殻にこもっていたシンジが、それでも人と生きることを選択し、世界はインパクト以前の正常な姿を取り戻します。

シンエヴァのタイトルの繰り返し記号は、恐らくこの大まかな流れのことを示しているのではないかと予想しています。

新劇場版以前とは世界線は大きく異なりますが、行きつくところは同じということを示していると考えられます。

新劇場版以前でもゲンドウをシンボルとした新たな人類の在り方を模索する勢力(人類補完計画に関わる組織の考え方)と、既存の人類を保持しようとする勢力が争っていました。

新劇場版では、「Q」でヴィレという葛城ミサトを中心とするネルフの敵対組織が登場しました。

ヴィレが勝利するのか、ネルフが勝利するのかで結末は大きく変わってきます。

私の考えでは、シンジは父と決別し、ヴィレと考えを同じくし、旧劇場版同様に既存の人類の在り方を支持することになると思います。

ただし、シンエヴァの「シン」はシンギュラリティ(技術的特異点)ではないかという考察もされており、もしシンギュラリティの意味であれば、やはり既存よりも上の位相の新たな人類が生み出されると考えることもできそうです

【シン・エヴァンゲリオン劇場版:||】登場キャラクターの最後を考察

前述したように、エヴァンゲリオンシリーズの魅力の一つが特徴のある登場人物たちによって繰り広げられる群像劇です。

主要登場人物それぞれにはバックグラウンドが存在しており、各々が乗り越えるべき課題を抱えているように感じます。

そのため、登場キャラクターが最後にどのような選択をし、どのような道を歩んでいくのかというのも非常に気になる部分だと思います。

ここでは、主要キャラクターが最後にどのような終着点を見出すのか、大胆予想をしていきます。

葛城ミサト

碇ジンジと同じく、主役的な立ち位置にいる人物です。

元ネルフ職員ですが、「Q」ではネルフと敵対するヴィレを率いています。

ミサトはセカンドインパクトで大嫌いだった父を亡くして以来、そのことを乗り越えられないまま、父と同じネルフ職員の道を歩んでいました。

ミサトは一貫して、今の人類に対し深い愛情をもっているように感じられます。

そのミサトの信念は実り、ネルフを打倒し、荒廃した世界を修復する際にもリーダーとして突き進んでいくのではないでしょうか。

そのリーダーの役割をこなしていく中で、父に対する思いも変容していきそうです。

式波・アスカ・ラングレー(惣流・アスカ・ラングレー)

アスカがどのような結末を辿るのか、率直なところ予測が難しいところです。

というのも、新劇場版以前では名前が「式波」ではなく「惣流」だったためで、これが何を意味するのか現状では分かっていません。

とはいえ、アスカは家庭崩壊を経験しており、自分だけを頼りに生きる孤独な人物として一貫して描かれています。能力の高いので、多くのことをこなすことができますが、その分、協調力もなくプライドも非常に高い人物です。

「Q」では眼帯を付けて登場するなど、ビジュアル的にも変化が表れています。

シンエヴァでは、この眼帯の謎が解け、それがすべての伏線を回収するような予感がします。

碇ゲンドウ

シンジの父親で、ヴィレと敵対するネルフの中心人物です。ゲンドウは妻のユイを亡くしたことで深い心の傷を負っており、それが人類補完計画をはじめとする様々な計画につながっていきます。

新劇場版以前に比べ、より敵としての描かれ方が強くなっている印象がします。

旧劇場版同様にゲンドウは敗れてしまうと思いますが、その敗北によってゲンドウが何を思うかが注目です。

旧劇場版では、シンジに対する本当の思いが垣間見えていました。

今回も敗者となるのであれば、やはりそのような本音を見ることができそうです。

碇シンジ

最後に主人公である、碇シンジについて予想してみます。

旧劇場版同様にシンジは今回も世界の形を決める重要な役割を担うことになると思います。

シンジが他者を拒絶すればファイナルインパクトが生じ、他者を受け入れれば厳しいながらも人々と協働して暮らす日々を過ごすことになると思われます。

シンジの決断自体が、エヴァンゲリオンシリーズの何たるかを示すことになるでしょう。

新劇場版以前に従えば、他者を受け入れる形になると思いますが、そこは本当にどうなるのか、映画館で確認したいものです。

adsense

スポンサーリンク

まとめ

新型コロナウイルス感染症で公開が延期となっているシンエヴァですが、この時間を有効活用し、ぜひ前作までを復習してみてはいかがでしょうか。

今回の考察を踏まえ、前作までをご覧いただけば、なにか発見があるかもしれません。公開が待ちきれません。

関連記事
スポンサーリンク

関連記事



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください