2016年公開のディズニーのアニメ映画「ズートピア」。
タイトルのズートピアはどんな意味を込めてつけられたのかご存知ですか。
大人も子供も楽しめる大人気の作品「ズートピア」のタイトルの意味や、元ネタ、裏設定についてまとめます。
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目次
ズートピアのタイトルの意味
クッッッッッッソ今更だけどズートピアってユートピアとズーを掛けてたの???????
— ちづる (@chizurun_7) July 27, 2018
「ズートピア」は映画の中に登場する肉食動物と草食動物が仲良く暮らす大きな都市です。
ズートピアを英語にすると “zootopia” という表記になります。
“zootopia” を分解すると “zoo-” と “-topia” 。
zoo- は「動物」を意味する接頭辞。
-topia は「場所、領域」を意味する接尾辞。
よって”zoo-” と “-topia” で「動物の場所(領域)」という意味、つまり「動物の世界」という意味なのです。
そして、単なる「動物の世界」ではなく、本来なら仲良くなれるはずのない動物たちが一緒に暮らす理想郷という意味も込められています。
つまり”zoo”と”utopia”「ユートピア、楽園」をもじった「動物たちの理想的な世界」がタイトルの意味です。
日本公開時のキャッチコピーが「そこは、動物たちの〈楽園〉のはずだった…」ということからも、ズートピアが動物たちの楽園という意味であることがわかりますね。
ズートピアの元ネタ
ズートピアは人間が存在したことのない、動物たちだけが暮らす世界です。
電車や車もあるしテレビやラジオ、ケータイ電話もあり、ほとんど現代の人間社会と変わりません。
動物たちはエリアに分かれて住んでて、その町並みは世界各地の建物や町並みを参考にしています。
ズートピアの街は世界の縮図で、巨大な駅はニューヨークのグランド・セントラル駅をモデルにしているんだとか。
その他にも、映画の本筋とは関係のないたくさんの小ネタが詰まっているのが「ズートピア」の見どころです。
いくつか紹介します。
セルフパロディ
海賊版DVDのシーンよく見たら当時まだ公開されてないモアナと伝説の海までパロディされてるっていう#ズートピア pic.twitter.com/WCpKsBLI40
— もつれら (@mtmtsf) June 15, 2018
映画の中ではセルフパロディとしてズートピア版ディズニー映画が登場します。
イタチのウィーゼルトン公爵が海賊版DVDを売るシーンでは、おなじみのディズニー映画のタイトルをもじったものが売られているんです。
()内は原題
- シュガー・ラッシュ(Wreck-It Ralph)→ツノー・ラッシュ(Wreck-It Rhino)
- ベイマックス(Big Hero 6)→ブーマックス(Pig Hero 6)
- 塔の上のラプンツェル(Tangled)→塔の上のヒヒンツェル(Wangled)
- アナと雪の女王(Frozen)→ラッコと海の女王(Floatzen)
- モアナと伝説の海(Moana)→モアニャー(Meowana)
それぞれ動物に絡めたタイトルになっていますね。
また、ウィーゼルトン公爵という名前も「アナと雪の女王」に登場するのウェーゼルトン公爵からきています。
アフレコした声優も同じだそうですよ。
また、「ズートピア」公開時点で未公開だった「モアナと伝説の海」を指して「まだ発表されてない新作もあるぞ」というセリフもありました。
遊び心に溢れていますね!
有名作のオマージュ
このほか、「ズートピア」の中には有名な映画作品をオマージュして作ったシーンがいくつかあります。
来日時のインタビューで「シュガー・ラッシュ」のリッチ・ムーア監督と「リロ&スティッチ」「塔の上のラプンツェル」のバイロン・ハワード監督が明かしています。
「ゴッドファーザー」
で、これこれ、ズートピア、MrBigのゴッドファーザーパロディ、
MrBigの娘のドレスデザイン、タリア・シャイアのと同じに作ってあるしw
っていうか娘の顔も、タリア・シャイアだよねw pic.twitter.com/mxMobJCoqE— Whatfat hachi (@whatfathachi) May 1, 2016
ズートピアの裏社会のボスとして描かれるトガリネズミのミスター・ビッグ。
「ゴッドファーザー」シリーズのドン・コレオーネを模したようなキャラクターです。
外見やイタリア訛りのしゃべり方がそっくりでした。
衣装や座っている椅子のほか、義理堅く子どもたちに愛情を注ぐ人柄もゴッドファーザーそものです。
「スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲」
映画の後半、主人公のジュディが列車を動こうとするシーンは「スターウォーズ」のあるシーンのパロディだそう。
列車の運転の仕方がわからないジュディは手当たり次第にレバーを引き、コントロールパネルを押しますがなかなか動きません。
どうにもならずにバン!と機械を強く叩いたところ、無事に列車が動くというシーンです。
一連をパロディ化しているだけでなく、音響効果も同じそうですよ。
ズートピアの裏設定
ズートピアは裏設定も面白いのでご紹介します。
ローカライズ
ローカライズ凝ってるなぁ #ズートピア
— ユーキ・スカイウォーカー (@Chekeo_Malfoy) June 15, 2018
ローカライズとは、公開する国に合わせて言語などの一部内容を変更することを指します。
これまでディズニー映画作品におけるローカライズは英語のメモや看板などを日本語の表記に変更する程度でした。
「ズートピア」ではかなり大胆な変更がされています。
ニュース番組に登場するキャスターが国や地域ごとに変えられているんです。
パターンはお国柄に合わせて5パターン用意されました。
- アメリカ、カナダ:ヘラジカ
- 日本:タヌキ
- 中国:パンダ
- オーストラリア:コアラ
- ブラジル:ジャガー
それぞれの国で馴染みのある動物を出すことで親近感が湧いてさらに映画を楽しめそうですね。
風刺ネタ
https://twitter.com/miyumother/status/1007606604491997185
ニックとジュディが手がかりを求めに訪れる免許センター。
そこにいる職員はみんなナマケモノでした。
ジュディたちが探していた車のナンバーの特定を終えると、数時間が経過し夜になっているという描写がありました。
ゆっくり動くナマケモノが職員なのですから、仕方のないことです。
実はこれは「処理がとてつもなく遅いアメリカの免許センター」を皮肉ったのだそう。
アメリカの方は、このシーンが日本人以上に刺さるかもしれませんね。
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まとめ
ズートピアのタイトルの意味や映画の中に登場するさまざまなトリビアをまとめました。
元ネタや裏設定を知ることでより作品が楽しめそうですね。
映画を見て気づいた方も気づかなかった方も、次にご覧になるときはご紹介したトリビアを参考に楽しんでくださいね。
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