1994年のアニメ版から25年の時を経てフルCGによってリメイクされた実写ライオンキング。
アニメ版が大人気で、劇団四季でミュージカル化されロングヒットを飛ばしています。
しかしこの実写版にはつまらない、駄作だという声も寄せられています。
実写ライオンキングはつまらないのか、なぜそんなふうに言われるのか考察したいと思います。
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目次
実写ライオンキングがつまらない
https://twitter.com/makotofalcon/status/1159824210526531586
ライオンキング見たけど、CG だけすごい駄作だった。というか、実写ベースでやると動物が言葉しゃべってるのに猛烈な違和感が出て台無し…
— 2BLINKY (@foobar200000) August 14, 2019
ライオンキングといえばアフリカの大自然を舞台に、家族愛や子ライオンの成長を描いた大人気ミュージカルアニメ映画です。
印象的な名曲の数々も魅力ですよね。
実写ライオンキングはアニメ版が好評だったことや、アフリカにルーツを持つ歌手ビヨンセがナラ役&テーマソング「SPIRIT」を担当し話題になりました。
25年の時を経て実写化するにあたり、銘打たれたのは実写ならぬ「超実写」というキャッチコピーでした。
何がすごいのかというと、登場する動物のキャラクターをはじめ、景色もすべてフルCGで作られているからです。
つまり、より正確にいうと実写風のCG作品ということになりますね。
ジョン・ファヴロー監督によれば、冒頭のワンカットのみアフリカ現地の実写だそうですが、CGとの区別は付きません。
そのくらい精巧な映像技術によって作られています。
アニメ版との違いはこの実写による「現実感」です。
アニメ版ではいきいきと描かれていた動物たちが、実写版では躍動感や力強さが物足りないという意見がありました。
CGが凄すぎてドキュメンタリー映画を観てるいるようだと感じた人が多いようです。
ディズニー作品といえば夢と魔法の物語が多いので、アニメ版とのギャップがつまらないと感じさせる要因になってしまったのではないでしょうか
駄作で面白くない理由
実写ライオンキングが駄作だと言われる理由についてはやはりアニメ版との比較が大きいようです。
「アニメ版は何回観たか数え切れないほど子供の頃に観ました。ディズニーでも好きな作品の一つです。ここ最近の過去のアニメ作品を実写化するのにハマっているのかわかりませんが、ライオンキングに関しては完全なる失敗だと個人的には思います。
アニメ故にできる表現。
実写故に出来ない表現。これがハッキリと出た作品になったと思う。」
Yahoo映画より
こういった意見が非常に多いんです。
動物たちが無表情
アニメだからこそ出来た動物たちのいきいきとした動きや表情豊かな描写が実写によりできなくなりました。
身体の動きなどがリアルな分、喜怒哀楽といった表情を表すのは演じている声優の声のみです。
アニメ版で父の死に涙を流していた子ライオンシンバの描写もありません。
口元を人間が喋るように動かすと不自然になるため、より自然に近い描写にした結果、「誰が喋っているの?」「このライオンが誰?」と混乱する場面も。
ミュージカルの要素が台無し
アニメ版のミュージカルシーンは夢想的で現実離れした表現が多用されました。
実写版では「ナショナル・ジオグラフィック」のような写実的な映像に差し代わっています。
アニメ版ではいきいきと歌い踊るシンバや仲間たちが可愛く楽しい作品だっただけに、アニメ版よりもスケールが小さく感じる結果になりました。
ストーリーが薄味
実写ライオンキングの売りは、映像の美しさにあるといえるでしょう。
ただし、その分ストーリーが記憶に残りにくいという弊害が発生したのではないでしょうか。
アニメ版では背景がベタ塗りになったり、キャラを自然に引き立たせるために「引き」の映像がありました。
しかし実写版は背景まで丁寧に作り込まれているため、観客は見るべきものに視線を送るのが難しくなってきます。
自然にキャラを引き立てるような演出やセリフに焦点が行くような作りではないのです。
また、先程ご紹介したように動物たちも無表情のため、感情移入しにくい・共感しにくいという点も「ライオンキング」の良さを損なう理由になったのではないでしょうか。
素晴らしい点
実写版ライオンキング、すごかった…!もう今はCGでこれだけの動物と自然を描ける技術があるのか…ということに驚愕。BBCの自然ドキュメンタリー番組と区別がつかないレベル。音楽のハンスジマー&エルトンジョンの仕事も改めて素晴らしいなぁと思った。アニメ版も実写版も、それぞれに良さがある。
— KEI-CO (@keico) August 11, 2019
https://twitter.com/2000_hon/status/1153288456912588801
ここまでつまらない、面白くないといった意見をご紹介してきましたが、「最高に良かった!」という肯定的な意見ももちろんあります。
やはり圧倒的な映像美を称賛する声が多いようです。
高い再現度
ストーリーがアニメ版と同じということで、つまらなさを感じた方もいましたが反対に、そっくりそのまま同じであることで感動した!という声も。
特にアニメ版でも象徴的な冒頭のシーン。
地平線に浮かびあがる太陽やプライドロックに集まる動物たちという壮大なオープニングが、CGによってリアルに丁寧に再現されています。
ブラッシュアップされた音楽
アニメ版ライオン・キングは音楽も高い評価を受け、サウンドトラックがディズニー史上最高のCD売上げを記録した作品です。
実写ライオンキングではエルトン・ジョンら豪華な音楽チームが再集結しています。
ストーリーを彩る名曲の数々が新たなアレンジで蘇っています。
シンバ役のドナルド・グローヴァー、ナラ役のビヨンセはともにグラミー賞を受賞経歴を持つミュージシャン。
豪華なキャストによる名曲が素晴らしいとの声が聞かれました。
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まとめ
実写ライオンキングがつまらない、駄作だと言われる理由を考察しました。
リアルすぎる実写が、アニメ版のミュージカル要素をなくしてしまったと感じる人が面白くないと評したようです。
アニメ版との変化を「良さ」と受け取るか「違い」として受け取るかで評価は大きく変わるのではないでしょうか。
いずれにせよ、壮大な風景やリアルな動物たちの姿は必見です!
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