麒麟がくる(大河ドラマ2020)33話の感想ネタバレ考察!信長と義昭の関係悪化への序章?

「姉川の戦い」で浅井・朝倉連合軍を破った信長軍。

しかし再び攻め来る三好勢に加え、一向宗の総本山・大坂本願寺の数万の門徒も三好側につく不測の事態により、信長は苦しい戦いを強いられます。

自分が出陣したのにも関わらず、京に兵をひく信長に対して、義昭も憤慨するなど「信長と義昭の関係性」の亀裂は大きくなっていくのでした。

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麒麟がくる33話では比叡山の焼き討ちが行われる原因が描かれるようです。

こちらの記事では明智光秀や織田信長は比叡山焼き討ちまでどのような思いを募らせるのかをみていきます。

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麒麟がくる(大河ドラマ2020)33話比叡山に棲(す)む魔物のあらすじ

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元亀元年である1570年。

信長は近江・宇佐山城に本拠を置き、比叡山に陣を構える浅井・朝倉の隙を窺います。

しかし信長軍は、敵を待ったままふた月が経つ頃、西から大阪本願寺勢が攻めて来るとの情報が入り、南からは近江の六角承禎と伊勢長島の一向宗が蜂起するなど、急激的に追い込まれていきます。

一気に浅井・朝倉を攻め込もうと信長は家臣に提案しますが、山の上から攻める敵側の方が有利であり、信長の重臣らは困り果てていました。

 

その間に光秀は左馬助を使いに出しており、左馬助は朝倉家家老の山崎吉家が光秀に会いたがっていると伝えます。

和睦出来る可能性があればと、信長の許可をもらい、光秀は比叡山へ向かうのでした。

堂塔の一室で光秀は義景と対面し、冬になると一乗谷に戻りづらくなると光秀は言い、和睦に話を進めようとしますが、義景は無言のままでした。

そして義景は光秀を促し縁に出て、通りかかる比叡山の主・天台座主覚恕が通り過ぎていき、この覚恕に信長を京都から追い出すように命じられていることを義景は話し、信長が比叡山が手に入れてきた領地や寺社、商いを奪い取った現状を光秀に伝えます。

状況を理解した光秀は、義景に覚恕を目通りさせてほしいと願い出ます。

 

二条城の義昭も、長引く戦の影響で京周辺で徘徊している大坂本願寺の門徒に怯えながら信長の帰りを待っていました。

「和睦するように使いを出しておりますので」と言う摂津晴門でしたが、中々戦は終わらず義昭も焦る中、比叡山の動きを見て、反信長勢力が攻め始め、尾張の小木江城主の信興が討たれてしまいます。

家康の間者・菊丸が織田に重要な情報を送り、摂津晴門が利を分け合っていた覚恕と繋がっていたという情報でした。

美濃へ戻ろうとする信長を、厳しく諌める光秀。

覚恕と和睦するほかない、そう腹をくくった信長の脳裏に浮かんだのは、将軍でなく「帝」だったのです。

33話比叡山に棲(す)む魔物のネタバレ考察

比叡山の主・覚恕法親王とはどんな人物

出典:NHK

1521年に生まれ、父は後奈良天皇で、母は壬生雅久の娘・伊予局となり、兄に王親町天皇を持つ「第3皇子」です。

6歳にて曼殊院門跡を相続し曼殊院覚恕法親王となり、1570年には比叡山延暦寺の166世・天台座主となります。

1571年に信長が天台宗の比叡山を焼討ちし、覚恕法親王は比叡山延暦寺にいなかったため、難を逃れました。

しかし、信長によって責任を追及され辞任し、以前から親交があった甲斐の武田信玄を頼って逃れてからは、出家していた武田信玄のために、権僧正の僧位が得られるように尽力します。

そして天正2年(1574年)、甲斐にて死去、享年60でした。

覚恕は天台座主となった直後に、信長に京から追い出されることになりやや可哀想な人物ですが、ドラマの設定では後奈良天皇の子供で男が正親町天皇と覚恕法親王だけだったことから、対比されるように描かれているのではないかと思われます。

また覚恕が天台座主になった頃に、甲斐・武田信玄から祝い品として「猿図」が送られていたことや、比叡山焼き討ち事件後の逃亡先に「甲斐」を選んでいたことから、武田信玄と深く親交があったことが考えられます。

覚恕は信長から協力要請に従わず、浅井・朝倉の味方をしたことなどの理由は曖昧になっていますが、ドラマでは正親町天皇との兄弟間にあった「劣等感」を描いていくように思われます

元亀元年頃だと僧侶が非常に堕落していたと、信長公記・多聞院日記でも記録が残されており、覚恕も「お金に関する大名との関係」を壊せなかったために、浅井・朝倉の味方をせざる得なかった…それに怒った信長の「比叡山焼き討ち」だったのかもしれません

信長は将軍でなく帝を頼る!

出典:NHK

天正9年、織田信長は正親町天皇に対し「譲位要求」(天皇の座を他のものに譲るように言うこと)をしていますが、正親町天皇はこれを拒否していいます。

その後、正親町天皇も信長の怒りを懸念して、戦勝祝いや三職推任(征夷大将軍、関白、大政大臣のどれか選んでもらうこと)を送っていますが、信長はこれに返答しなかったこともあり、史実では正親町天皇が信長に気を遣う形だったと思われます。

信長自身も、自分の猶子(養子ではないが自分の子供)である誠仁親王を天皇の座に置きたかったのではないか、と考えられます。

信長にとっては邪魔な可能性があったはずの正親町天皇でしたが、ドラマでは信長の父・信秀が「将軍の上の存在」と言っていますし、先のこと(誠仁親王を後継人にする)を考えて、義昭よりも正親町天皇から評価されたいという気持ちが強くあるのでしょう。

義昭と信長の関係が悪化!?

出典:NHK

32話で二条城へ金ヶ崎からの帰還を報告した信長でしたが、義昭が信長の元へ駆け寄り、廊下から部屋に向かって歩いている途中、信長が義昭を横目に睨むような場面がありました。

戦で幕府のために命がけで戦う信長に対し、兵も出さない義昭に信長が怒りを覚えるのも無理はないですし、この頃信長はすでに「五箇条条書」を義昭に送っているので、義昭に対する扱いも明確になっています。

将軍義昭も、幕府と繋がっている僧侶たちと信長が喧嘩することになれば、「いつ京が焼かれるか分からない状態」ですので相当苦しい状況になってしまい、義昭も信長に不信感が募るでしょう。

信長が義昭に「17条の意見書」を送る場面もそろそろ近づいていますので、関係はより急激に悪化していくのは間違いありません

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まとめ

麒麟がくる33話では、ついに「比叡山焼き討ち事件」の場面が描かれることになりそうです。

戦国時代の僧侶さえも乱れていく様子をどう描いてくれるのか非常に楽しみですね。

そして光秀と義景の再対面は、裏切り者の光秀に対しての義景の反応や言葉がけがどうなるか…緊張感のある回になるでしょう。

 

麒麟がくる(大河ドラマ2020)33話比叡山に棲(す)む魔物のネタバレ

元亀元年、11月。

朝倉と浅井長政は、信長を討つために延暦寺の助けを経て、軍を敷いていた。

さらに西には本願寺一向宗と三好、南には長島一向宗と六角に囲まれ、信長は窮地に立たされていました。

近江・佐和山城で信長は「ふた月もここにいるのじゃ、何故朝倉はここへ降りて来ぬ」と苛立ち始めます。信長の「攻めるほかあるまい」という言葉に、表情の重い家臣団。そんな中で光秀は左馬之助から山崎吉家から「すぐに会いたい」との文を預かり、信長叡山に向かうことを告げます。

京の二条城では、義昭が晴門に和睦を命じますが、中々和睦されない状況に苛立ち、「そなたがいつまでもやりたいことはやらしておけと言うからじゃ!」と叱責しますが、晴門はとぼけるばかり。

 

義昭は縁にいる駒のもとへ向かうと、駒は以前義昭から土産として渡されたトンボ3匹を眺め、「死んでおります」と伝えます。義昭は籠にいたトンボを小庭に捨て、「十兵衛はわしの嫌がることを正直に思うたことをそのまま申すのじゃ。そういう者は他におらぬ、死なすのは惜しい」と戦う光秀を想い浮かべ心配するのでした。

 

一方比叡山の延暦寺へ光秀は向かい、朝倉義景と久しぶりの対面を果たします。

義景は「出世をした者は、昔世話になった者に恩を返すというが、仁義も礼も廃れたこの世では、望むべくもないか」と少し棘のある表現を光秀に伝えますが、光秀は「今日はそのご恩をお返ししたく、その礼を持ってまいりました」と言い、越前はそろそろ雪が降り、このままでは朝倉らが帰れなくなってしまうという状況を伝え、2万の兵を山中で春まで養うのは負担も多いからこそ「この戦、潮時ではございませんか」と和睦を提案します。

その時外から比叡山延暦寺の覚恕が帰ってくる音がし、義景は「主・覚恕様に目通りしたことはあるか」と言い、光秀が「いいえ」と答えると、参れと外に光秀を連れ出します。

担がれた覚恕が光秀たちの方を見つめます。

義景は、覚恕が何百年もかけて手に入れた領地や神社、数多の商いがあり、それを奪った信長を許せないと考えているのだと光秀に伝えます。

「ここは叡山。ここに陣を敷いた以上、あの覚恕様はないがしろには出来ぬ」と伝え、かつて長年戦った経験から「お経を唱える者との戦に、勝ち目はないということじゃ」と断言し、「この戦を止めたければ、覚恕様に跪けと」と伝えます。

光秀はその話を聞き、覚恕と引き合わせてほしいと願い出ます。

そして覚恕と対面した光秀でしたが、覚恕は「この通り、見た目も見にくい」と自分の生まれた生い立ちから、兄・正親町天皇と比較されていたが、叡山に入り金と権力が手に入れたことで、都にいる自分を馬鹿にしてた者たちが頭を下げている…という話を続け、「返せ!領地をわしに返せ!」と言います。

覚恕の話を聞きながら、光秀は軽蔑する厳しい視線で覚恕を見つめ続けます。

その頃、駒のもとには「芳仁薬を500粒売って欲しい」という子供が訪れていました。

その子供は、以前貰った芳仁薬を他のものに売って、生計を立てていた子供でした。母親が叡山へ妹を売ったという情報を聞き、駒は500粒の薬を与えます。

小木江城では、伊勢長島の一向宗門徒が織田信興を討ちます。

比叡山・覚恕の館では、覚恕と晴門が密談をし、晴門は「京から織田勢を一掃すれば、幕府と叡山は再び手を取り合い、古き良き頃に戻れる確信を致しております」と二人は悪い笑いを浮かべていたのを、家康の使い・菊丸が聞いていました。

光秀は、菊丸から貰った文を信長に見せ、晴門と覚恕が繋がっていたことを知ります。光秀は「叡山と利の絡んだ幕府の者たちの動きかと」と伝えると、信長は和睦がだめなら美濃へ戻るか考え、光秀は「美濃の衆も、帰蝶様もさぞやお笑いになることでしょうな」と必死に信長を説得しますが、信長はみな認めてくれる笑うはずがないと一時的に光秀の意見を批判しますが…最後に「帰蝶は…笑うか」と我に戻ります。

信長は「他に手はあるか」と光秀に相談すると、光秀は義昭に和睦を取り計らうように提案しますが、信長は「帝だな…帝に使いを出すか」と将軍・義昭でなく帝・正親町天皇に和睦を頼むのでした。

正親町天皇は、碁の相手をしていた東庵に信長から和睦の相談を受けていることを話します。正親町天皇は、覚恕が劣等感から力を持つことで「己の力を誇示し、兄に頭を下げさせたい」だけだと気づいていたのです。

覚恕は有り余る富を満ちながらも、京の御所にある塀を直してくれることはなかったが、信長は塀を直してくれていたことから恩を感じ、和睦を勅命することを天皇は決意し、「これはちんと弟の戦いやもしれぬ…」とつぶやくのでした。

こうして天皇の勅命により戦は一時和睦となり、織田が延暦寺や朝倉勢の要求をのむということで、陣を引き払います。

戦が落ち着いた頃、晴門は甲斐の武田信玄を京へ迎え、織田信長の力を封じていきたいと覚恕に「いかがおぼしつけまする?」伝えると、覚恕は「結構なことではないか」とそれに賛成します。

そして二条城では、義昭はある会に筒井順慶に加え、敵対する松永久秀を迎い入れ伝統芸能を楽しみ、久秀は非常に険しい表情をするのでした。

廊下で光秀が久秀とすれ違うと、久秀は「あの順慶が、公方様の養女を寝取ることになったことになったそうじゃ」と参列した席が、順慶のための祝いの場であったと言い、義昭に対してこれまでにないほどの怒りを顕にします。

光秀は必死に説得しますが、「これが公方様じゃ!!」と久秀の怒りは収まらず、久秀は「わしは幕府を離れるぞ」と信長に伝えるように光秀に言い、その場を早急に立ち去ります。

そして光秀の前には晴門がやってきます。

光秀はなぜ順慶と久秀をここに呼んだのかと問い詰めますが、晴門は義昭が手を結べとの親心だとぼかし続けます。

続けて光秀は、織田と朝倉が和睦に応じぬように仕向けたのも晴門ではないかと問い詰め、晴門は戦は終わったのだと言った直後、光秀は「信長様の戦は、まだまだ終わってなどおりませぬぞ」と言い、晴門や覚恕の悪しき者を追い払わない限り戦は続くと断言。

そして信長や光秀らは、比叡山延暦寺へ兵を置きます。

「全ての者を撃ち果たせ、出陣じゃ!」という信長の命令で、次々に撃ち落とす信長軍。鳴り止まぬ銃声に、燃えたぎる炎。そこには駒から芳仁薬を手に入れた少年もいました。

光秀は、女性や子供を逃がすように言いながら、自らも比叡山に刀を抜いて戦いに行くのでした。

麒麟がくる(大河ドラマ2020)33話比叡山に棲(す)む魔物の考察

加賀の一向宗と戦ってきた朝倉家

※出典:NHK

義景が光秀に「お経を唱える者との戦に、終わりはないということじゃ」と武器を持つ僧侶らとの戦いは厳しいと伝えていました。

これは朝倉家が代々、朝倉宗滴やその前から「加賀の一向宗」と戦い続けていたからこそであり、加賀の一向宗は国を築くほどの勢力を誇っていました。

しかし一向宗との戦いに苦しむ信長と義景の違いとしては、信長は「すべての者を討ってでも倒す」という決断です。

鳴くなら、殺してしまえホトトギス。

この戦国の世では、とにかく背景など気にせず「力でねじ伏せる」ことが、結局平和への解決策だったのかもしれませんね。

覚恕と信長の共通点とその違い

出典:NHK

光秀が覚恕と対面する場面、覚恕は「金と力があれば、皆わしにこうべを下げる」と言っていた通り、原動力がコンプレックスである座主として描かれていました。

このコンプレックスが原動力になっている人物で、覚恕と共通する人物がいるのですがお気づきでしょうか。

実は「織田信長」と共通しているのです。

共通する両者ではありますが、両者の違いとしては、「御所の塀」への対応の違いが見られました。
御所の塀を修復することなく、京から領地などを奪うだけの覚恕に対し、御所の塀を修復し、京のために戦う信長。

同じコンプレックスを原動力にする者でも、「何を大義名分に戦うか」ということが二人の運命を分けているのかもしれません。

 

幕府再興のために戦い続ける光秀

出典:NHK

二条城で久秀と順慶というその場をともにしてはいけない二人が、まさか同じ場に。久秀は「これが幕府じゃ!」と幕府から離れることになってしまいました。

そこから光秀が、摂津晴門に「悪しき者がいる限り、戦い続ける」と決意表明していて、その後の比叡山延暦寺という流れが非常に「幕府再興の為に戦う光秀」を表現していましたね。

覚恕と対面した際に見られた光秀の表情から、あの場面が延暦寺焼き討ち事件への伏線だと思いきや、しっかりと摂津晴門の仕込まれたキャスティングを伏線とすることで、幕府を変えるための戦いとして焼き討ちの流れになったのは光秀が主人公であるドラマとして、素晴らしい描かれ方でした。

 

麒麟がくる(大河ドラマ2020)33話比叡山に棲(す)む魔物の感想

今回はドラマを見ていて、少々戦国時代の恐ろしさがひしひし伝えありましたね。「もう信長の世は終わった」と思わせておいて、一気に延暦寺焼き討ちを結構する信長のリベンジ精神が、天下統一を成し遂げる強さなのかもしれません。

まとめ

次回は光秀が信長の戦い方について、違和感を覚えるような場面が見られましたね。ここから武田信玄と徳川家康の攻防に近づいていき、いよいよ最強の甲斐騎馬軍団の伏線も回収される頃でしょう。

信長がさらに追い込まれていく、34話になりそうです。

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