麒麟がくる(大河ドラマ2020)37話の感想ネタバレ考察!権力の香りの蘭奢待や細川藤孝についても

ついに武田信玄の進軍により、徳川・織田連合軍は三方ヶ原で大敗します。

光秀は義昭のもとを飛び出し、織田信長に仕える道を選びました。

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足利義昭と織田信長が戦うという、一番恐れていたことが起こった明智光秀は、信長とともに義昭を「敵」として戦うことを決めるのでした。

麒麟がくる37話信長公と蘭奢待のあらすじ

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元亀4年3月、ついに足利義昭は幾内の大名に協力を得て、信長に対し挙兵します。

義昭の要請で上洛した武田信玄は、前年には三方原で信長・家康連合軍を打ち破り、現在は三河に侵攻。

野田城を討ち果たします。

ところがその直後、信玄の軍が京への進軍を当然止めてしまい、兵を引き返します。

その動向を見て、朝倉・浅井も進軍するのを止め、義昭は同年7月に宇治槇島城に籠城するも、木下藤吉郎によって捕らえられたのでした。

そんな哀れな義昭の姿を、主君の信長の眺めるしかない光秀。

そして義昭は命は助けられ枇杷庄、三淵は伏見城へ送り戻される中、藤孝は信長と密かに通じていたことを三淵は知るのでした。

三淵は「裏切り者!」と激怒しますが、藤孝は三淵と岩成友通の籠城している淀城を、兄弟で落とすように信長から伝えられていると言い、冷静にその場を去っていきます。

その後、家臣を従えてやってきていた光秀の元に衝撃の文が渡されます。

それは、武田信玄が自分の死を3年伏せよ、と伝え甲斐への帰途で病死したという事実でした。

 

枇杷庄の古びた寺にいる義昭を、駒はある時訪れていました。

義昭は再び各大名に書状を送り続けており、もう一度信長と手を組んで、貧しきものを救う京を目指すように、駒は義昭に提案します。

しかし義昭は首を横に振り、戦を終わらせるためにはこれしかないと、必死に書状を書き続ける、どこか儚げな空元気を演じるのでした。

信長が権力の頂点にたち、元号を「天正」に改めます。

 8月美濃へ戻ると、浅井家の重臣が寝返ったという情報を知る信長は、夜になると近江へ出陣し、再び出陣していた朝倉義景と激戦を繰り広げます。

頂きが見えてきた信長は、朝廷にある願いを伝えますが、その願いはー

麒麟がくる37話信長公と蘭奢待ネタバレ考察

細川藤孝が織田信長に寝返る!

出典:NHK

藤孝は1656年の永禄の変で義昭を救出し、矢島で俗還させた後、それ以降は幕臣として義昭に仕えています。

しかし1573年に義昭が挙兵すると、同じ幕臣の三淵藤英は義昭側につきますが、藤孝は信長側に恭順します。

その後、二条城の城代となった藤英は、藤孝の襲撃を考えますが、信長の大軍に囲まれ、結局藤孝と柴田勝家に説得された後に降伏。

藤孝は信長の元で各地へ出陣し、石山合戦、黒井城の戦いでは光秀とともに戦い、1578年には自分の息子・細川忠興と光秀の娘・ガラシャを信長の仲介で結婚させています。

光秀が36話で信長側につくことを知り、幕府に対して不信感があった藤孝も、同じように幕府に寝返っていくのでしょう。

功績をおさめている人物であり、とても「合理的」な性格であったことから、光秀と意見が合うところもありましたが、本能寺の変では、盟友・光秀に兵を送らなかったことから、感情的に動かないという点では、光秀と正反対だったのかもしれません。

蘭奢待とは

出典:Pinterest

蘭奢待は、聖武天皇が名付け、その一部を切り取り焼くことで、薫烟芳芬(くんえんほうふ)であり、非常に良い香りを放つ名木です。

権力者がこぞって欲しがったと言われ、信長もその一人。

信長は足利義政の切り取り後の、5.5cmほどを切り取り、家臣らにそれを見せていたとの記録もあります。

足利義政以降、どの人物も切り取ることは出来なかった蘭奢待を切り取った出来事であり、

一説では、帝より自分が上であるという「権力者としての象徴」を示したかったのではないかとも言われています。

信長は切り取った蘭奢待の一部を帝と関白にも送っており、関白であった九条稙通は、文で信長に従うしかない状況を無念であると綴っています。

信長が朝廷に突きつけた願いとは

出典:NHK

信長は権力者が欲しがった「蘭奢待」を切り取らせてほしい、と朝廷に伺い、これが朝廷に突きつけた願いであると考えられます。

上記の項目で述べたように、「義政以来、切り取られていない名木」です。

足利義政は、8代目将軍であり、この義政から「応仁の乱」が起きてしまいますが、ぎりぎり室町幕府が機能していた時代と言えるでしょう。

自分が頂点に立つ証としての、蘭奢待切り取りを朝廷に願い、「朝廷を従わせた証」になってしまいますので、京の力関係に大きな亀裂を入れる行為であることも否めません。

また信長が1573年に行った大きな出来事として、年号改元が挙げられます。

史実では、朝廷が元々改元を予定していましたが、義昭がこれに反発したため実現せず、義昭が信長に追放された頃、ようやく実現したという流れになります。

元号は信長政権が始まる象徴でもあり、あくまでも朝廷の意向を尊重したものとされています。

しかしドラマでは、これに信長が関与している場面が描かれるかもしれませんね。

麒麟がくる37話信長公と蘭奢待のネタバレ

元亀4年3月の1573年。

将軍・足利義昭は織田信長に対して、討伐の兵を挙げます。

義昭の意を組んだ甲斐の武田信玄は、徳川・織田連合軍を打ち破り、京へ向かっていましたが、突然兵を引き返してしまいます。

菊丸は、引き返す信玄の軍勢の異変に気づいていました。

その頃、宇治・槙島城に陣を構える義昭でしたが、一向に援軍が来ないまま、到着した木下藤吉郎らに捉えられます。

捕らわれた義昭を連れた藤吉郎は、光秀に「これからは我らの世でござる」と言い、繰り返し「我らの」と言うのでした。

義昭が裸足のまま光秀の前に現れ、光秀は膝をついて一礼します。

その後、山城・伏見城では義昭とともに戦った三淵も投降します。

光秀、藤孝と正面に三淵が座り、三淵は「義昭様や幕府の内情を、密かに信長に漏らしておったんじゃ。いつから裏切り者になったんじゃ!」と激怒しますが、藤孝は「政を行うには、時の流れを見ることが寛容だと」とはっきりと言い返します。

藤孝は、時の流れを見誤れば、政は滞り腐ると断言し、三淵と信長から岩成友通を撃ち落とすように命じられていると伝え、その場を去ります。

三淵が光秀に、「わしは負け、そなたは勝った」と言いますが、光秀は勝ち負けではなく、ただ目の前にあるのは紙一重の立場の違いだと思いを言い、「この十兵衛に力をお貸しください」と伝えるのでした。

 

京では、菊丸が光秀に使いの者を送り、武田信玄が病死したとの情報を知らせます。

菊丸はその後、東庵のもとを訪れ、菊丸は藤吉郎の母・なかと対面し、徳川家康の大敗について話すのでした。

駒は義昭のいる枇杷庄を訪れ、蜻蛉の籠を返します。

義昭は駒に、各大名に書いた書状を見せ、再び再起を図っていることを伝えます。

しかし駒はそんな義昭に、「将軍をおやめください」と進言します。

かつての義昭は、僧侶として「仏とはほど遠い」と述べており、義昭が将軍になれば平和な世が訪れると信じていた駒でしたが、今は戦ばかりだと嘆きます。

そんな駒の言葉に対し義昭は、「しかし戦はやまぬ!」と言い、戦を終わらせるには、戦をするしかないと駒に訴え、「わしは駒を、欺いてしまったのかもしれんな…」と寂しい笑みを見せるのでした。

その頃、信長は新しい元号を選んでいました。

信長のもとへ訪れた光秀は、山城の現状を報告し、信長は改元を行うことになったと伝え、「天正、どうだ」と信長が聞くと、光秀は頷きます。

光秀は、その話に続けて「義昭を今後どうするつもりなのか」を聞きます。

信長は「公方様は追い払えば良い」と言い、「それより信玄の動きが気になる」と光秀に相談すると、光秀は「武田信玄が、死んだという噂がございます」と伝え、信長の表情も急変。

 

そして元号が変わり、天正元年8月。

浅井家の重臣が寝返ったという大きな知らせが届きます。

信長はすぐさま近江へ出陣し、同じ頃朝倉義景も近江に出陣しますが、織田軍の奇襲で、朝倉家家老の山崎吉家は討ち死にます。

勢いを増す織田軍は、ついに一乗谷へ攻め込みます。

越前では、景鏡が刀を義景の前に置き、義景は「何の真似じゃ」と尋ねます。

景鏡は義景に諦めるように説得しますが、納得しない義景に舌を出し、「つろうでございますが、これも戦の世」と言い外へ。

義景は兵に囲まれ、義景は「わしは朝倉宗家、朝倉義景じゃ!!」と叫びますが、その後討たれ朝倉家はついに滅亡。

その後、浅井家も滅ぼされ、240年の室町幕府に幕が降りる頃、京の妙覚寺では朝倉家の品々を、今井宗久らに値を確認させていました。

信長は光秀に、松永久秀が許しを求めてきたがそうするか相談し、光秀は「松永殿は味方にすれば心強い。欲しいお方かと」と許すように促し、信長は「ならば許すか」と言い、多聞山城を明け渡すように伝えます。

宗久は「天下をとったも同然」と言った後、信長は「蘭奢待、存じておるか」と聞き、「今のわしは、蘭奢待を拝見できると思うか?」と尋ねます。

宗久は「拝見には何の耳障りもございますまい」と言い、信長は「ならば一度聞いてみるか」と光秀に聞き、帝は許すだろうと行動に踏み切ります。

光秀は宗久と2人になった時に、蘭奢待切り取りについて聞きますが、宗久は「一つ山の頂きに立たれました、そういうお方ほど、見たい景色があるというもの」と答えますが、光秀は、頂きはまだこれからで、今後どういう世を作るべきか考える必要があると言います。

宗久は、信長は見える形で自分の世を知りたいのであろう、「見る景色が変わると、人もまた変わるとか…」と言い、その場を去っていきます。

こうして正親町天皇は、実澄に「蘭奢待を所望と言うて参った」と伝え、実澄も思わず反対しますが、天正2年3月28日。

東大寺正倉院で、110年ぶりに蘭奢待が運び出されます。

信長はあまりの美しさや香りに唸り、義政公の次に切り取り跡を刻み、切り取った蘭奢待の半分を「きっとお喜びじゃ」と帝に送ります。

蘭奢待を送ってきた信長に、実澄が驚く中、正親町天皇は「毛利に送ってやるがよい」と実澄に命じます。

実澄は、毛利と信長は敵対していると伝えますが、正親町天皇は「それはちんの預かりごとではない、毛利に送ってやれ」と言い、「織田信長…よくよくの変わり者よの」と呟くのでした。

自分の城を壊された三淵に、光秀は「信長様のお考え、時に測りかねることがございます」と伝えると、三淵は「そのときにこそ、どう付き従うか。それが家臣の器」と言い、「坂本城、良き城でござるな…」と遠くを見つめるのでした。

麒麟がくる37話信長公と蘭奢待の考察

細川藤孝が語る「時の流れ」

出典:NHK

織田家と通じ、幕府の情報や義昭の情報を漏らしていた細川藤孝。

兄の三淵藤英は幕府や義昭に忠実な幕臣でしたので、兄弟で対立することになっていました。

藤孝が「時の流れを読むことが大切だ」と述べておりましたが、この場面通り、細川藤孝は非常に情に流されない合理主義でした。

実は本能寺の変でも、盟友である光秀に兵を貸すことなく、中立として自分の立場を貫くことになったのです。

これは光秀にとっても計算外であり、盟友に手を貸してもらえなかったショックな事実だったでしょう。

藤孝は、常に「先を読む」人物であり、今後本能寺の変で「光秀に手を貸さない藤孝かなりの理由」は、今回の時の流れと、どこか繋がりそうですね。

蘭奢待は本物?

出典:NHK

信長の目の前に置かれた蘭奢待ですが、実はあれはレプリカ。

大河ドラマの美術さんたちが作ったものとなりますが、視聴者の中で、本物の蘭奢待を見たことある人は「え、これ本物?!」と再現度の高さに感動していたそうです。

そんなレプリカを作る上で、スタッフが一番苦労したのが、「信長が切り取る前をどう表現するか」で、8代将軍・義政の後に信長が切り取る瞬間を、想像しながら作り上げるのは…本当にプロの技と言えるでしょう。

麒麟がくるの素晴らしいところとして、アイテムの再現度の高さがあり、今回の義景の軍服なども非常にこだわりがありました。

今後も、どういうアイテムが再現されていくか注目ですね。

帝と信長の関係がついに破綻する

出典:ついっぷるトレンド

今回信長が切り取った蘭奢待の半分を、正親町天皇に送り反感をかってしまいました。

信長としては「帝も喜ぶだろう」というピュアな気持ちがありましたが、正親町天皇としては「信長が対等な関係だと言っている」と捉えていたので、正親町天皇は毛利輝元に蘭奢待を送る結果となってしまいました。

実際、信長は朝廷に威圧的行為を行っていたことから、明智光秀に信長を討たせたという「朝廷黒幕説」が、本能寺の変の一説として語られることもあります。

今回の正親町天皇の反応は、まさに「朝廷黒幕説」に近づく描かれ方とも捉えられますね。

「朝廷黒幕説」の根拠として、信長が正親町天皇に譲位を勧めたことや、1581年に京都で軍事パレードを行ったことが挙げられますが、譲位は常識的な行為であり、軍事パレードも帝の希望が含まれていたということから、根拠としては弱そうです。

しかし、ドラマで「朝廷黒幕説」として本能寺の変が描かれていく可能性は、全く無いとは言い切れないでしょう。

麒麟がくる37話信長公と蘭奢待感想

今回は「浅井長政の小谷城での戦い」など、もっとファンとしては描いて欲しい部分も、カットされてしまいましたね。

義昭と信長の戦いも、本当なら一度和睦してから、義昭が再び挙兵して捕われることになるので、少し物足りない感じもありました。

しかし蘭奢待切り取りを細かく描くなど、「戦い以外の面白さ」が麒麟がくるの特徴であると考えられますので、そういった今回のドラマでしか見れない戦国時代を楽しめたらいいですね。

まとめ

ついに信長が浅井・朝倉家を滅亡させ「天下統一」も見えていたはずが、今度は朝廷からの評判が下がってしまいます。

光秀はその問題にどう対応していくのか。

また毛利輝元は登場するのか?次回も非常に楽しみな展開が繰り広げられそうです。

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