柴田勝家の妻・お市は戦国一の絶世の美女だった?娘達も美人だった?

柴田勝家といえば戦上手で勇猛果敢・無骨な大男として有名ですが、60歳まで独身でした。

そんな柴田勝家に結婚話が出たのは、織田信長が亡くなり後継者を決めるために行われた「清須会議」でした。

裏切り者の明智光秀を倒し、一気に権力を持った豊臣秀吉が自分の立場を優位にするために結婚話を持ち出したのではないかと言われています。

その柴田勝家の結婚相手は織田信長の妹のお市でした。

柴田勝家の妻となったお市は戦国一の美女と言われていて、柴田勝家は織田家に仕え始めたときにお市を見かけて一目惚れをしたというエピソードが残されています。

そのお市は絶世の美女でありながら、かなり不運な生涯を送った人物でもあります。

今回はお市について詳しく書いていきたいと思います。

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目次

柴田勝家の妻・お市は戦国一の絶世の美女


出典:wikipedia

柴田勝家の妻・お市は戦国一の美女と言われていますが、果たして本当にそうだったのでしょうか?

お市について詳しく調べてみました。

お市の生涯

お市の生涯は悲劇の連続でした。

お市は織田信秀と土田御前の間に生まれました。

織田家の五女で、兄の織田信長とは13歳離れていると言われています。

お市の幼い頃の記録はありませんが、1567年頃に美濃福束城主の市橋長利を介して浅井長政に嫁ぎます。

それにより織田家と浅井家は同盟を結びます。

浅井長政とお市の夫婦仲は良好だったようで、お市は3人の娘を生みます。

娘は「茶々」「初」「江」で、のちに「浅井三姉妹」として日本史上に名を刻むことになります。

ですが織田家と浅井家の同盟は長くは続きませんでした。

織田信長は京で将軍・足利義昭と権力争いをしていました。

織田信長は各地の大名に協力を呼び掛けるも、越前の朝倉義景は拒否します。

それに怒った織田信長は朝倉義景を攻撃。

3万もの大軍で攻め入ったため、織田信長の圧倒的勝利か・・・と思いきや、織田家と同盟を結んでいた浅井長政が突如として織田信長を裏切ります。

そのせいで織田軍はピンチに追い込まれます。

最終的に浅井・朝倉両軍は織田信長に逃げられ討つことはできませんでした。

逃げた織田信長は裏切った浅井家を攻撃します。

この戦で夫の浅井長政は敗北し自害してしまいます。

浅井家に嫁いでいたお市と娘3人は救出されて織田家に戻されます。

織田信長の許しを得たお市はその後9年間、清須城で娘3人と暮らしていました。

ですが織田信長が本能寺の変で亡くなります。

 

織田信長の後継者や領地再分配を話し合う清洲会議で、お市は柴田勝家と再婚します

柴田勝家との結婚は、豊臣秀吉による政略結婚でしたが夫婦仲は大変よかったようです。

柴田勝家はずっと前からお市に一目惚れしてたという話もあるので、きっと大切にされたのでしょう

幸せもつかの間、今度は豊臣秀吉と柴田勝家の権力争いである賤ケ岳の戦いが勃発します。

この戦で柴田勝家は味方だった前田利家の裏切りにあって敗北し、自害することに。

柴田勝家はお市と娘3人を逃がそうとしますが、お市は一緒に自害することを決意します。

柴田勝家は娘3人のみ逃がして、お市と一緒に自害するのでした。

お市は戦国一の絶世の美女

お市は戦国一の絶世の美女として知られています。

その美しさは尾張の国だけでなく近隣諸国にも噂が及ぶほどで、37歳の時点で22~23歳に見えるほど美しかったそうです。

そもそも織田家が代々美形の家系のようで、お市だけでなく織田信長や姉のお犬も目鼻立ちが整っていたようです。

織田信長はおもいっきり女装が似あう細面の持ち主で、子供の頃はよく馬鹿にされていたというエピソードもあります。

しかもお市は美人なだけでなく聡明でもありました

兄の織田信長が「男なら良い武将になった」と惜しんだほどだったそうで、信長自慢の妹でした。

娘達も美人だった?

美人から生まれる子供もさぞ美人だったのでは?と思いますよね。

調べていくと三姉妹も美人だったと言っている人もいるようですが、はっきりとした記録はありません。

次女の初・三女の江は華奢だったようですが、長女の茶々は身長が170cmもあって体が大きかったと言われています。
(この時代の男性の平均身長は160cmほどです)

今であればモデル体型と言って重宝されますが、この時代だと男性より大きいことは評価されないみたいですね。

茶々が美人だったと書かれているものもありますが、はっきりと記録が残っているわけではないようです。

色々調べてみた結果、三姉妹の容姿は普通だったのではないかと思います

お母さんのお市は美人なのでその要素はあったのかもしれませんが、母ほどの美人ではなかったのではないかと予想します。

まとめ

今回は柴田勝家の妻・お市について書いていきました。

絶世の美女と言われながら、一度目の結婚は兄の織田信長に夫が追い込まれ自害、二度目の結婚も織田信長によって自害に追い込まれる、という悲劇の人生を歩んでいました。

また夫を攻めているのが2度共に自分の兄ってところが可哀想ですね・・・。

今回の大河ドラマ「麒麟がくる」ではお市の登場はないかと思いますが、歴史的に重要な人物ですし、今までの大河ドラマでは幾度となく登場しています。

気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。

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