麒麟がくる(大河ドラマ2020)10話の感想ネタバレ考察!駒を助けた侍は光秀の父の光綱?

前回の「麒麟がくる」では、駿河の今川が織田へ戦を仕掛けるお話、帰蝶と織田信長の関係、十兵衛と煕子の出会いが中心に描かれました。

織田信長は帰蝶との祝言をすっぽかしたり、祝儀の最中に尾張の織田へ攻めようとしていた三河の松平広忠の首を父親の織田信秀に捧げたりと、なかなかの変わり者っぷりでしたね。

ですが帰蝶とは結構気が合いそうな感じで、いい雰囲気でほっこりしました。

あの恋に鈍感な明智十兵衛も、やっと煕子という気になる女子ができたようです。

今回はいよいよ、今川と織田の戦が始まりそうです。

そして今回光秀と別れた駒は、幼い頃自分を救ってくれた武士が誰なのかを知ります。

では、早速みていきましょう!

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目次

麒麟がくる(大河ドラマ2020)10話のひとりぼっちの若君のあらすじ

京を訪れていた旅芸人の一座の元で、駒は戦災孤児だった自分を拾い、育ててくれた女座長・伊呂波太夫と再会します。

そこで幼い頃、火事の中駒を助けてくれた侍が誰かを聞きます・・・。

その年の末、今川義元が尾張の国境にある尾張の安城城へ侵攻してきます。

城は落ち、安城城を守っていた織田信広が今川に捕らわれます。

今川は織田信秀の元に人質として置かれていた三河松平家の嫡男・竹千代と織田信広の引人質交換を要求します。

この話を聞いた斉藤利政(道三)は広い三河を今川に押さえられることに危機感を覚えます。

利政は探りを入れるべく明智十兵衛(光秀)を尾張へ送り出します。

十兵衛は帰蝶を通して動向を探るべく那古野城へ遣わされたところ、信長と出会います。

麒麟がくる(大河ドラマ2020)10話のひとりぼっちの若君のネタバレ考察

ここからは10話の内容を考察していこうと思います。

伊呂波太夫初登場!

伊呂波太夫とは旅芸人の一座の主です。

全国各地を回り、歌や踊りを披露しています。

今回はその一座が京へ戻ってきて、駒と5年ぶりの再会をはたします。

駒は幼いころ火事で両親を亡くした後、旅芸人の女座長の元で育てられました。

伊呂波太夫はその女座長の娘で、駒にとっては姉のような存在です。

この伊呂波太夫、ただの旅芸人の女座長ではありません。

織田信秀や松永久秀をはじめ、諸国の実力者や京の公家にも顔が利き、傭兵や武器の手配にも通じる・・・という凄いネットワークを持っているという謎な人物です。

ちなみに伊呂波太夫は麒麟がくるオリジナルキャラクターです。

なので菊丸のように、歴史的な重要な側面で話を繋いでくれる重要な役割をする人物なのかなと思います。

関連記事:伊呂波太夫(麒麟がくる)は実在した?モデルとなった人物は出雲阿国?

駒を助けた侍は光秀の父の光綱

今回は駒が伊呂波太夫に光秀のことを話すシーンがあるようです。

そこで幼い頃に駒を火事の中から助けてくれて、色んな話をしてくれた侍が明らかになります。

それは明智家の人間だったのです。

伊呂波太夫はその当時のことを覚えていて、駒を一座に連れてきてうれた侍の紋が桔梗だったと話します。

駒が明智家を出る前に光秀の母・牧から貰った扇子も桔梗でしたよね。
しかも光秀は扇子を見てそれは父親の形見だというシーンが第8話でありました。

・・・ということは、駒を助けてくれたのは光秀の父親だった、ということがわかります。

これだけ明智家と縁があるとなると、今後駒は明智に仕える医者とかになるのかな・・・なんて思いました。

十兵衛と信長二度目の顔合わせ

今回十兵衛と信長が再び顔を合わせることになります。

といっても前回はこっそり十兵衛が見に行った形なので、信長からすると初めましてな人という感じですね。

なぜ今回十兵衛と信長が顔を合わせることになるのか?というと、尾張にいる竹千代と駿河の今川義元に捕らわれた織田信秀の息子・織田信広との人質交換が行われるからです。

ちなみに織田信長と信広は腹違い兄弟です。

この人質交換が行われるということは、竹千代が駿河の元へ渡るということです。

そうすると今川義元は三河を制覇したも同然になります。

・・・となると次に危ないのは隣り合う美濃です。

美濃は尾張と同盟を結んでいますから尾張が攻め込まれるということは美濃にもとばっちりがくるということで、それを斉藤利政は恐れていたのです。

なのでどんな状況なのか探りを入れるために明智十兵衛を尾張へ送り出します。

尾張の情勢が一番聞きやすいのは信長の妻の帰蝶です。

だから帰蝶のもとを訪ねるときに信長と会うことになるんですね。

前回の放送で帰蝶が鉄砲の話をするときに十兵衛の話を信長にしていたので、今回現れた十兵衛に信長は興味を持ってくれると予想します。

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麒麟がくる10話のネタバレ(確定版)

駒は美濃から京へ戻ってからずっとぼーっとしていました。

そんな駒の元に旅芸人の一座の女座長・伊呂波太夫が現れます。

東庵に引き取られる前、火事で孤児になった駒の面倒をこの一座の先代が見てくれていました。

伊呂波太夫は先代の娘で、駒にとっては姉のような存在です。

4年ぶりに京に戻った伊呂波太夫は東庵の家を訪れます。

全国を回る中、織田信秀や松永久秀に会ったと話す伊呂波太夫に「顔が広いからうかつに色んなことは話せない」という東庵。

伊呂波太夫は駒に「あとでお団子を食べに行こう」と話すも駒は上の空です。

それを見た東庵は伊呂波太夫に、美濃から帰ってから駒の様子がおかしい、美濃で何があったのかと心配していました。

伊呂波太夫は駒を団子屋へ連れ出すと、この頃駒の様子が変だと東庵が心配していたと話します。

すると駒は好きだった人が遠くに行ってしまったと言います。

伊呂波太夫は「手の届かない人だったのね。でも嫌なことの後には良いこともあるものよ。美濃では悪いことばかりだったの?」と聞くと駒は、ずっと探していた火事から救ってくれたお侍さんが美濃の人だとわかったと言います。

それを聞いた伊呂波太夫は「それならもう見つけたも同然ね」言いました。

伊呂波太夫は駒を一座に連れてきてくれた侍は桔梗の紋の人だと言うのです。

その言葉を聞いて駒はびっくりし、桔梗の紋を地面に描き「このご紋ですか?」と聞きます。

そうだと言われると「大変!」と慌てて家に走る駒。

明智家を出る時にもらった扇子を広げます。

そこには桔梗の紋が入っていました。

駒を救ってくれたのは十兵衛の父だと知り、涙が溢れる駒でした。

 

今川義元に安城城が攻められ城が落ち、城主であった織田信広が人質として捕われました。

今川義元は織田の人質になっている竹千代と織田信広との人質の取り交わしを求めました。

織田信長は人質の取り交わしなど同意できないと父・織田信秀に怒ります。

信秀は兄・信広は国境である安城城を必死に守ってくれていた、見殺しにはできないと言います。

ですが信長は信広は戦ベタのせいで捕らえられた。

捕らえられた時点で腹を切るべきだったのだとさらに責め立てます。

そして竹千代を那古野城で預かり、一歩も外には出さないと言い放ち去っていきます。

その態度を、注意する土田御前。

信長には国の主になる裁量がないと思っている土田御前は、国主は弟・信勝の方がいいのではと信秀に言います。

ですが信秀は裁量がなくても国の主になるのは信長だと言います。

信秀は「順番を違えれば必ず悪いことが起きる」という自分の父親の教えを守るのだと言います。

だから先に生まれたのは信長であり、信長が殿だと土田御前に言うのでした。

 

人質の取り交わしの知らせは美濃にも伝わりました。

人質が取り交わされれば、和議を交わした美濃も危うくなる。

斎藤利政は明智十兵衛に尾張の帰蝶の元へ行き、探りを入れるよう命じます。

熱田の市についた十兵衛は味噌を売っている菊丸に、那古野城にいる帰蝶に御膳立てするため味噌を届けたいので一緒に味噌を運ぶよう頼みます。

菊丸は喜んでお供することに。

那古野城に向かう道中、菊丸は十兵衛に那古野城には何の様で行くのかと尋ねます。

菊丸は竹千代が那古野城に移り、人質の取り交わしが行われるかもしれないという話を知っていました。

十兵衛は三河の者は竹千代が尾張にいるほうがいいのか?と聞くと菊丸は、正直どちらでもいいと言います。

今はじっと耐え、竹千代だけ無事でいてくれればいい。

そしていずれ三河に帰り立派な国を作ってくれればいいと言う菊丸でした。

味噌を持ち十兵衛は帰蝶と面会します。

帰蝶は父親が味噌など持たせるはずがない、何か探りを入れるように言われたのだなと十兵衛に話している最中に、織田信長が帰ってきます。

十兵衛を見た信長は誰だと帰蝶に聞きます。

帰蝶は鉄砲に詳しい明智十兵衛だと言うと、信長は十兵衛に自分の持っている銃がどこで作られたものか当ててみよと銃を差し出します。

近江國友村のものだと当てると信長は上機嫌になり、茶でも飲んで行けと十兵衛は中に通されます。

信長は十兵衛を見て「どこかで一度会ったことがあるな・・・熱田の海辺ではなかったか?」と言います。

びっくりする十兵衛は「よく覚えておいでで」と答えます。

「わしは一言でも話した相手は忘れぬ。しかしなぜあんなところにいたのか」と聞かれると、しぶしぶ「あるお方に命じられ信長の姿を拝見するため船の帰りを待っていた」と十兵衛は言います。

すると信長は「あるお方とは誰じゃ」というと「私です」と帰蝶が答えます。

信長「で、十兵衛は帰蝶になんと申した?」と聞かれ、帰蝶は「ようわからぬお方だと」と。

それを聞いて豪快に笑う信長。

それを見た十兵衛は恐る恐る信長に「釣りが好きなのか?」と聞きます。

すると信長の表情が一転し「さほど好きではない」と答えます。

信長は子供の頃、自分は母親のお気に入りではなく、母親は自分によく似た色白の弟・信勝を可愛がりそれが不満だったと話し始めます。

「ある日、釣りに行って大きな魚を釣り母親に渡すと、すごく喜び初めて褒められた。

その後も大きな魚を釣るため沖に出たが、母親が喜んだのは最初の時だけで、その後いくら大きな魚をあげてもいい顔をされなかった。むしろ遠ざけられた。

母親は信勝に家を継がせたかったのだ」と。

続けて「それでもわしは釣りを続けた。

見事な魚を釣って沖に戻ると漁師たちが褒めてくれる。その魚を皆にわけると大喜びで市に売りにいく。それが楽しいのじゃ。皆が喜ぶのは楽しい。それだけだ。」と話す信長。

そこへ竹千代が現れます。

竹千代は信長と将棋をしてもらおうと来ましたが、信長は今も今後も将棋はしないと目をそらして言います。

竹千代は「このところ前のように遊んでもらえません。何故ですか」と聞きます。

黙って俯く信長に、竹千代は「国中のものが信長様が私の父・松平広忠を討ち果たしたと言っておりました」というと、信長は視線を上げます。

竹千代は「そのことで私に気遣っているのであればそれは無用です。父は母親と離縁し、岡崎から追い払い今川義元につきました。

私は大嫌いでした。それゆえ討ち果たされたのは致し方ないと思うております」と言うと、信長は「信長はわかった、駒を並べよ」と竹千代に言います。

将棋をさしながら信長は竹千代に人質交換の話をします。

信長としては竹千代を今川へ渡したくないが、そうなれば兄が殺されることになるから
迷っていると話します。

それを聞いた竹千代は「今川は敵です。いずれ討つべきと思うております。しかしその敵の顔を見たことがありません。懐に入り
見てみたいと思います。敵を討つには敵を知れと申します。信長様がお迷いなら私はどちらでも構いませぬ。」というのでした。

麒麟がく10話のネタバレ考察

今回のメインは竹千代と信長でした。

タイトルのひとりぼっちの若君は竹千代と信長、両方のことを指しているのでは?と思いました。

父親を殺され、母親からも引き離され、人質として遠い国にひとりぼっちの竹千代。

父親も母親も近くにいるのに、どちらからも愛されず、誰よりも愛されることを望んでいる信長。

特に信長は皆が喜ぶ姿を見るのは楽しいけど、どこか満たされていない、本当は両親に喜んでもらいたいのだという気持ちが釣りの話からヒシヒシと伝わってきました。

これから竹千代は今川に送られ、長い人質生活を送ることになります。

ここで言っていたように相手の懐に入り、じっと耐えるのですね。

徳川家康が「泣かぬなら泣くまでまとうホトトギス」と言われる理由が今回の話でわかるなぁと思いました。

 

麒麟がくる10話の感想

釣りの話をする信長は見ているこっちもヒヤヒヤしました。本当に何を考えているのかわからないし、猟奇的な何かを感じました。この複雑な感情を演じられる染谷さんは本当にすごいです。

 

このシーンは私も見ていてドキドキしました。

6歳で冷静にこんな戦略を練れるとは・・・そりゃ将棋も強いはずですね。

 

シリアスなシーンが多かった10話ですが、叔父と十兵衛の掛け合いのシーンは思わず笑ってしまいました。いますよね、光安のような上司の言うことにイエスマンな人。笑

まとめ

来週は人質の取り交わしが行われます。

ですが今川と尾張との戦が始まり、それによって再び美濃で内乱が起きそうな予感です。

来週も十兵衛は色んなところに遣いに出されそうですね。笑

来週もお楽しみに!

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