自転車は免許もいらなく、小学生からでも乗れる便利な乗り物の一つです。
しかし、大人であっても自転車に乗れない人は少なくありません。
20歳以上の100人に1人はいる、という統計もあります。
「練習したいけど、そもそも、なぜ私は自転車の乗れないのだろうか?」
「これから乗る練習をするから、コツや方法についても知りたい!」と考えるあなたを応援するために、乗れない理由や練習のコツなどに調べてみました!
本記事では、大人で乗れない人の理由や特徴、練習のコツや方法について紹介します。
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目次
大人で自転車に乗れない理由や特徴
自転車の乗り方は、子供の頃に、乗れる人から教えてもらうことがほとんどです。
しかし、以下の理由や特徴があって、大人でも自転車に乗れないことがあります。
・子供の頃から乗る必要がなかったから
・乗りたくても上手に乗ることができなかったから
・大人になって乗る練習をするのが恥ずかしいから
それぞれの項目について説明します。
子供の頃から自転車に乗る必要がなかったから
通学も電車やバスで十分だった人はわざわざ自転車を乗る必要はありません。
いつも通う場所までの距離が自転車では遠すぎる、または近すぎる場合です。
身体が弱くて、いつも車で目的地まで送ってもらう場合もあります。
または、家の近くが坂道だらけで、自転車に適してなかったからかもしれません。
大人になっても車や電車などに移動手段が楽なため、自転車に乗る機会は増えません。
車の運転ができると、自転車に乗れなくても困ることはないのでしょう。
自転車に乗らなくてもいい生活は十分にあり得るのです。
乗りたくても上手に乗れなかったから
子供の頃に挑戦して、結局乗ることができなかった、という場合もあります。
自転車に乗るのに運動神経は必要ありません。
教えてくれる人や手伝ってくれる人がいなかったからか、諦めが早かったからでしょう。
初めての自転車の運転は、刺激的ですが、転んでケガをすることもあります。
危ないことに挑戦し続けるには、好奇心だけでは難しいのです。
途中で嫌になって練習を止めても、必要にならない限りは困ることもないでしょう。
自転車は、誰でも初めは困難で、乗るのは不可能だと思ってしまうものです。
乗るコツを教えてくれる人や見守ってくれる人たちが励まして、やっと乗れます。
モチベーションを保ってくれる目的や一緒に取り組んでくれる仲間は必要でしょう。
大人になって乗る練習をするのが恥ずかしいから
自転車に乗れる人は多く、ほとんどが子供の頃から乗れます。
「子供が自転車に乗っている横で、乗るのに悪戦苦闘する姿を見られたくない」と思っても仕方がないでしょう。
誰しも、「自分だけできない」という状況を恥ずかしいと思うものです。
しかし、世間から見て「恥ずかしい」わけではありません。
むしろ、あなたが挑戦することで、「やってみようかな」と勇気を出せる人もいます。
「乗らない選択をした自分」も「今から乗ろうとする自分」も肯定してやってください。
大人になってから自転車に乗る練習をするのは「恥ずかしいこと」ではないのです。
自転車が乗れない理由は、運動神経が悪いだけではないことが分かります。
自転車に乗りたいのであれば、ケガを避けるためにも、コツや練習の順番は大切です。
これから自転車に乗れるようになる練習のコツや方法について紹介します!
自転車に乗れるようなる練習のコツや方法
子供の頃は、どうやって自転車に乗れるようになるのでしょうか。
最初はバランス感覚を養うことから始めます。
まずペダルのない小さな三輪車にまたがって遊ぶなどで、バランス感覚をつかむのです。
それから、三輪車で、ペダルをこぐ練習をします。
次に足けりバイクで、車体を倒さないように進めるバランス感覚を養うのです。
最後に、小さな自転車に挑戦する、というように、段階的にレベルを上げていきます。
大人からの練習では、自転車に対する苦手意識を取り除くことが必要です。
自分は自転車に乗れない、苦手意識をなくす
自転車に乗るのに、運動神経は関係ありません。
誰でも乗れるようになります。
しかし、自転車に乗ることに不安や恐怖を感じていると、乗ることも難しいです。
バランス感覚は動揺すると乱れやすくなります。
「倒れたらどうしよう」「子供の頃にもできなかったのに」という考えを拭うのです。
苦手意識をなくすには止まる練習を念入りに!
どうやったら苦手意識をなくせるのでしょうか。
まずは、倒れる前に足で支えられることを確かめることが必要でしょう。
自転車は大きいよりは、小さめの方が安心できるはずです。
サドルを下げて、車体が垂直な状態で両足の足裏の半分以上がつけば十分でしょう。
片足の足裏全体で支える方が安定するので、片足だけで止まる練習をしましょう。
1.ペダルに足を乗せずに、足で蹴って進む
2.ちょっと進んだらすぐブレーキをかける
3.車体が傾くので、傾く側の足で支える
以上の繰り返しで、「ちゃんと足で支えられるんだ」と実感します。
大事なのは、まずブレーキをかけることです。
足だけで止まろうとすると、なかなか止まらず、不安になってしまうでしょう。
しっかり停止できることを確認したら、次はバランス感覚をつかむ練習です。
自転車に乗ったときのバランス感覚を徐々に掴む
自転車で一番難しいのはバランス感覚です。
立ち止まっても垂直に立てる人はほとんどいません。
走っている間だけバランスをとれれば良いのです。
練習方法としては、ペダルを使わずに走るやり方が挙げられます。
足で蹴って進みながら走っている間のバランスをとる練習
ペダルを使わずに、足で蹴って進むと自転車に乗る感覚に慣れてきます。
足で強く蹴って、慣性だけで自転車を進め、その間、足は浮かせるのです。
ペダルが邪魔であれば、いったん取ってしまうのも手でしょう。
乗っている間、目は前を向きます。
下を向くと、電柱にぶつかるなど、むしろ危険が増えるので、前を向かねばなりません。
片足で立つときも、下向くより前を向いた方が安定します。
足をつかないで緩い坂を下りきれたら、バランス感覚は十分なレベル
ちょっと慣れてきたら、緩い坂道で練習すると楽にスピードも出せるのでオススメです。
急な坂だとスピードが出すぎて、トラウマになりかねません。
坂の初めから終わりまで、足をつかずに進めるようになるまで練習します。
コツは、車体が傾いてきたら、傾く方向にハンドルを動かすことです。
左に傾いてきたら左にハンドルをゆっくり向けて、自転車を垂直に戻す練習をします。
蛇行することにはなるので、広くて、車通りのない場所で練習しましょう。
真っすぐ進めなくとも、バランスはとれるようになります。
ブレーキから手を離さない!かけ方にも注意!
ただし、いつでも止まれるように、ブレーキから手を離さないようにしましょう。
ブレーキは左(後輪のブレーキ)から使ってから右ブレーキで止まります。
右ブレーキは前輪を止めるためにもので、強く握ると急ブレーキです。
下り坂などで前輪を急に止めると、自転車ごと前転し、ケガは必須でしょう。
必ず、左ブレーキでスピードを下げた後に、右ブレーキをかけるようにします。
慣れないうちは、左ブレーキだけ使って、癖を付けるといいでしょう。
「よし、自転車に座って進む時のバランスはつかんできたぞ」と思ったら次はペダルで漕ぐ練習です。
自転車の補助輪をつけて練習する
「補助輪というと、子供用なら思いつきますが、大人用もあるのでしょうか?」
もちろん大人用もあります!
自転車に子供も一緒に乗せる人を見かけたことはあるでしょう。
親子共に倒れると危険なため、大人用の補助輪があるのです。
特初めて乗る人にも、補助輪が必要になります。
ペダルを漕ぐ練習として補助輪を付ける
足が地面から浮いている状態は、初めは慣れないものです。
ペダルをこいで進む感覚を覚える際に補助輪があれば、安心でしょう。
補助輪を後輪の両側に付けるところから始めます。
横から強く押されない限りは倒れません。
しかし、曲がる時の感覚が三輪車ですので、二輪車とは異なります。
あくまでペダルをこぐ練習として乗りましょう。
長く付けるとバランスをとる方法を忘れたり、曲がる時に変な癖が付いたりします。
補助輪を片方ずつ外して練習する
いきなり補助輪なし、というのも怖いでしょう。
右でも左でもいいので、片方だけ外します。
慣れてきたら補助輪を付ける側を変える、ということの繰り返しです。
同時にバランスをとる練習として、補助輪を少し地面から浮かして走る方法があります。
補助輪が地面に触れると音ができるので、音が出ないように運転する練習です。
補助輪が付いている側に重心が傾く癖をなくすことができます。
しばらく付け替えて練習するうちに、バランスのとり方が分かるようになるでしょう。
おまけ:自転車で曲がる練習方法
自転車で曲がることは、頭で考えるよりも実は難しいです。
三輪車や補助輪付きだとハンドルを右に向ければ、右に曲がれます。
しかし、二輪車はハンドルの方向に素直に進むようにはなっていません。
自転車の方向転換の原理
姿勢を変えずに、ハンドルだけ右に向けると、車体が倒れやすいのは左側です。
左に車体が倒れないように、自然とハンドルは左を向きます。
1.ハンドルを右に向ける
2.左に傾いて、自然と左にハンドルが向く
3.左にハンドルが向くと、右に傾く
4.右に倒れないように、また右にハンドルが向く
車体のバランスをとり続けることで、自転車は蛇行しながらも前に進むのです!
身体の重心を、曲がる方向へ倒すことで車体も傾き、自然と方向転換できます。
肩の力を抜いて、曲がる方向に目を向けながら、回り続ける
最初は、大きく円を描くように曲がり続ける練習です。
曲がる方向を見ながら、進むと徐々に曲がっていきます。
肩に力が入るとバランスをとりにくいので、リラックスです。
8の字に回ると左右の方向転換を効率よく練習できるでしょう。
曲がる練習は特に転びやすいので、広い草むらの上で練習します。
協力者がいる場合は、前方を走ってもらい、追いかけましょう。
目指す方向にある目標を見つめることで、左右にハンドルがブレにくくなります。
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まとめ
本記事では、大人で乗れない人の理由や特徴、練習のコツや方法について紹介しました。
人によって時間もかかるので、焦らないことが大切です。
同伴者もいると危機管理もしやすいので、誰かと一緒にやることをオススメします。
大人になってから自転車に乗ると、ケガにもつながりやすいです。
運動能力も子供の頃より下がっている場合もあります。
足に力を入れられない、とっさに身体が動かなくて倒れる、ということもあるでしょう。
身体がなまっている時は、準備体操をして少しでも身体を温めておくと安心です。
また、協力者がいると、やる気も出ますので、誰かと一緒の方が楽しい気分になれます。
「大人なのに恥ずかしい」という思いも薄れるでしょう。
自転車の乗り方を教えてくれる教室も開かれています。
「大人 自転車 乗り方 教室」と検索すると出てくるはずです。
しかも無料でやっていることもあるので、確認してみるといいでしょう。
楽しい自転車ライフを送れますよう、願っております!
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