麒麟がくる(大河ドラマ2020)20話の感想ネタバレ考察!家康への文の内容は?

麒麟がくる19話では十兵衛が朝倉義景に頼まれて京へ行くお話しでした。

尾張や美濃でも内乱が起こっていましたが、京でも同じでした。

都落ちしていた将軍・足利義輝は京へ戻りましたが義輝の力は弱く、京では三好長慶が権力を持っていました。

信長が上洛し義輝に“今川に尾張に攻め入らぬよう将軍からお願いしてほしい”というも、義輝には武将同士の仲立ちをする力もなくなっており、信長は不満げに帰っていきました。

麒麟がくる世を作りたいと言っていた義輝ですが、想いとは裏腹にうまくいかない様子に胸がギュっとなりました。

美濃の斎藤義龍も登場しましたが、血を流しすぎたことを反省し孤独を口にしていました。

この回ではそれぞれの国のトップの苦悩や孤独が描かれて切なかったです。

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そして今回の舞台はまた尾張です。

今川義元がいよいよ尾張制圧のために動き出すようです。

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目次

麒麟がくる(大河ドラマ2020)20話家康への文のあらすじ

駿河の今川義元は隣国の遠江と三河を支配し勢力を拡大。

尾張を虎視眈々と狙っていました。

越前にいる十兵衛は左馬助を遣いに出し、尾張の状況を探ります。

尾張の国境の城が今川の出城になっており、今川と戦えば信長に勝ち目はない状況でした。

なんとかしなければと考えた十兵衛は今川義元に一番近い三河の武士・松平元康に目をつけます。

人質交換として今川義元のもとに送られた松平元信(竹千代)は元康と名前を変え、初陣を果たし19歳の青年に成長していました。

そして松平元康は尾張への戦の先陣を任されることになりました。

そのことに目を付けた十兵衛は、帰蝶にこの戦を回避させるべく元康の母・於大と伯父の水野信元と接触し、元康を尾張に取り込む作戦を考えます。

麒麟がくる(大河ドラマ2020)20話家康への文のネタバレ考察

ここからは麒麟がくる20話のネタバレ考察をしていきます。

家康の母と接触する帰蝶

今川義元は周りの遠江や三河を支配し、2万5千ほどの兵で尾張に攻め入ろうとしていました。

それに対して尾張の信長はたった3千あまりの兵しかなく、このまま攻め入られては間違いなく信長は負けてしまいます。

これを危惧した帰蝶は十兵衛の知恵もあり、三河から今川へ人質に行った松平元康に目を浸けます。

松平元康の幼名は竹千代で、織田信秀が国主の時に尾張に人質に送られていました。

信長との将棋を楽しみにし、自ら今川の懐に入り敵を見てみたいと言ったあの子です。

人質交換で今川の元に送られてからは、今川の元で武術も教養も身に着け、立派な武士になりました。

今川の家臣として働く元康ですが、元康の思いは1つで三河を取り戻すことです。

これを果たすために今川に付き、我慢をしています。

ここに目を付けた帰蝶は元康を味方につけることを考えます。

そして尾張にいる母・於大と伯父の水野信元と接触し、母親たちから元康を説得するよう仕向ける作戦を立てるのです。

こういう交渉を迅速にできる帰蝶はすごいですね。

 

菊丸も出世する?

駒を越前に送った後の菊丸は駿河に帰り、ちゃんと元康を見守り続けているようです。

前回元康と接触していた時は、今川家に薬を届ける薬屋として元康と会話をしていましたが、今回は於大からの文を届ける使者として元康と会うようです。

ということは、菊丸は元康の近くに常にいるという可能性がありますね。

今までは遠く見守るだけでしたが、もしかしたら武将として元康に仕えているのかもしれません。

文を読んだ家康はどうする?

元康は菊丸から於大の手紙を受け取ります。

元康はこの時、先陣で尾張へ侵入し大高城へ入ったところでした。

手紙の内容は、この戦で勝っても負けても三河には何の得もないから、戦から手を引きなさい、というものです。

そして菊丸も今川義元がいる限り三河は手に入らないが、信長は味方に付けば三河のものは三河に返すと約束しているから戦をやめるように説得します。

ですが元康は首を縦には振りませんでした。

理由は2つあります。

1つは信長側の兵の数が圧倒的に足りず、負けが見えているということ。

もう1つは今川に恩があるということです。

 

元康は母親と引き離され三河まで奪われましたが、今川の元で元康は何不自由なく育ちました。

武術も教養も不自由なく受けさせてもらい、立派な武士になれたのは紛れもなく今川のおかげです。

だから今更寝返るなんて・・・という想いが頭をよぎるのですね。

実はこれは今川義元の思惑通りで、何不自由ない生活をさせたのは今川に従順に従う家臣として育てたかったからだそうです。

今川義元はマヌケな将軍として描かれることが多いのですが、実は頭がいいことがこの話から伺えますね。

結局の元康は今川軍として戦うことになります。

織田信長と今川義元は尾張の桶狭間で激突することになります。

これが有名な「桶狭間の戦い」です。

今回の大河ドラマで桶狭間の戦いがどう描かれるのか楽しみです。

麒麟がくる20話のネタバレ:桶狭間目前の駆け引き!

今川義元は尾張との戦支度を始めていました。

称念寺の十兵衛は相変わらず子供たちに読み書きなどの教養を教えていたが生活は苦しいままでした。

駒は牧に反物と十兵衛の子供に薬草を送ってくれていました。

尾張の様子を見に行った左馬助が帰ってくるも、米がなく食事を出せないことを煕子は十兵衛に報告し、駒からもらった薬草を半分売ってはどうかと提案します。

十兵衛はなんとかすると煕子に話します。

尾張から戻った左馬助は十兵衛に尾張の現状を話します。

尾張の大高城は三河兵で守りを固めていました。

今川義元は尾張へ攻める際に三河兵を先陣につけていることから十兵衛は戦が近いと読みました。

そして十兵衛は左馬助に三河の主立つ武士で一番今川義元に近いのは誰かと尋ねます。

左馬助は以前尾張の人質だった竹千代こと松平元康が今川義元に大事にされていると帰蝶から聞いたと話します。

何かを思いついた様子の十兵衛、は帰蝶に文を出すから文を持ってもう一度帰蝶の元に行くよう左馬助に頼みます。

 

松平元康は東庵と将棋を打ちながら尾張へ戦に行くと話します。

それを聞いた祖母の源応尼は、三河のものは尾張と戦う際にはいつも矢面に立たされやるせないと話します。

元康は駒に父親は尾張に討ち取られ、母親は尾張の実家へ返され、自分と祖母は駿河に人質に取られている現状に投げ出したくなる時があると話します。

三河を返してもらうまでは致し方がないとわかっているが、時々投げ出したくなるというのです。

それを聞いた駒は、毎日お灸を望む不思議な人の話をします。

その人は頭痛・腹痛・打ち身、何にでも効く丸薬を作り知り合いに売っていて、それを持って戦に行った人は生きて帰ってこれ、あの薬が効いたと皆が話すので戦があるとよく売れるのだそうだと。

何にでも効く薬などこの世にあるとは思えないが、効くと信じる人にはお守り代わりになるのかもしれないという駒。

元康はそのような薬があるのであればみな欲しがるし、自分も生きて帰れると信じてみたいと言います。

それを聞いた駒は1袋もらったものがあるからと元康に渡します。

これで元康がご無事で帰るのであれば私も信じてみますという駒。

元康は駒に必ず生きて帰ってくると約束します。

 

今川義元は東庵を城へ招きました。

今川義元は雪斎からの評判の良さを話し、肩こりが酷いから良治を受けてみたいと話します。

そして義元は東庵に松平元康と将棋を差し合う仲だと聞くが、信ずるに足る若者と思うか尋ねます。

義元は元康のことを三河のものだが大事にしているし、いい働きをしてくれていると話しますが、万が一元康が尾張へ寝返れば我が身が危ういからです。

東庵は医は人術。人を診るのが仕事。

元康は裏表のない若者だから心配ないと話します。

 

清洲城では帰蝶が熱田の宮まで行く準備をしていました。

今川義元2万5千、尾張は3千。

美濃の父が兄の義龍に敗れたのと同じと信長に話す帰蝶は、勝てぬまでも負けぬ手立てを講じないいけないと言います。

帰蝶は熱田に松平竹千代の母親と叔父の水野信元を呼んでいるから信長も来るといいと話します。

するとはっと閃いた信長は「誰に知恵を借りた?」と聞きます。

帰蝶はその知恵の良し悪しはまだ分かりませぬといい、明かしません。

帰蝶は元康の母親と叔父を動かして元康を尾張へという策で、やれる手立ては全て打っておくべきかと言います。

再び「その知恵をつけたのは誰だ?」と聞く信長に微笑む帰蝶。

「察しはつくがな」と笑う信長でした。

 

一方十兵衛は銃の腕前を朝倉義景の家臣に披露していました。

十兵衛の銃の腕前を見た家臣は朝倉家に仕官できるよう、家老に話すと言います。

翌日十兵衛が朝倉家を訪ねると、家臣は家老に伝えたが、家老は殿の耳に入れてからと言い、今日は京からきたお遊びの蹴鞠があるからまた明日くるようにと言われます。

その様子に怒りを覚える十兵衛。

「わしはかような国に身を委ねようとは思わぬ。尾張の織田信長は大一番の戦に向かっているのに、わしはここで何をしている」と言うと左馬之助に尾張の抜け道を案内するよう頼みます。

 

水野信元と於大の方に会う信長と帰蝶。

二人はこの大変な時期に信長が直々に来られるのは、元康のことだと察していました。

於大の方は「元康とは16年会っていない。顔も忘れ、声も忘れ、もはや母といえるか子供いえるか」というと信長は「自分が元康なら16年会っていなくても20年間会っていなくても名を聞けば胸を刺される。母は母だ」と言います。

その言葉を聞き、於大の方は元康を説得するための文を書いたと言い、その文を菊丸に託します。

そして水野信元は元康の説得が成功したら、三河の者は三河へ返すと約束して欲しいと話します。

信長は承諾しました。

 

松平元康は尾張の丸根砦と鷲津砦を抜け、大高城へ入りました。

明日の戦のために休むことにした元康のもとに菊丸が現われます。

そして於大の方から至急目を通すようにと文を渡されます。

文の内容は勝っても負けても三河に利は何もなく、この戦から手を引くようにという内容でした。

文を渡した菊丸も、今川がいる限り三河に陽は当たらないので、どうか戦から手を引いて欲しいと頼まれます。

元康は母からの手紙を涙を流しながら読むのでした。

麒麟がくる20話の考察:桶狭間は松平元康が鍵!

今回は松平元康を中心にしたお話しでした。

信長と義元が対立する「桶狭間の戦い」の序章が描かれました。

今川義元は元康のことを気に入っている一方で、三河の者をうまく利用しようと考えている一面も見えました。

これから始まる桶狭間の戦いは、信長軍3千に対して今川軍は2万5千という信長が圧倒的不利な状態で始まります。

なので義元に一番近い元康を尾張の味方につけて今川の首を取る作戦なのですが、義理堅い元康がそう簡単に説得に応じるとは思えません。

私はいくら母親の頼みでも断るでしょう。

桶狭間の戦いは信長の勝利で終わるのですが、元康の説得に失敗した信長がどうやって今川の首を取るのかが次回しっかり描かれると思います。

次回はかなり面白い回になりそうですね。

 

麒麟がくる20話の感想:帰蝶・菊丸がカッコいい!

駒に振り回されたりしていた菊丸ですが、三河の家臣としてしっかり意見を言うシーンはかっこいいと思いました。

 

信長が動けず悩んでいるときに、尾張のためにすっと動ける帰蝶はやっぱりかっこいいです。

この夫婦はいいバランスよいと感じました。

 

このシーンは猫が今川義元の心の内を現わしていると思いました。

獲物をじっと見つめ逃がさないぞ、という義元の気持ちが現われているのでは?と感じました。

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まとめ

次回はいよいよ信長と今川との対決「桶狭間の戦い」が中心に描かれます。

兵の数で負けている信長がどうやって今川義元に勝つのか?

松平元康は今川から寝返るのか?などなど気になることが満載です。

十兵衛は居ても立ってもいられず尾張に向かうことになりますが、そこで十兵衛の気持ちがどう動くのかも注目ですね。

次回は盛り上がること間違いなしですよ!

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