近代資本主義の父、渋沢栄一。
明治時代に日本の近代化を推し進め、500社以上もの会社を設立し、600もの教育機関、病院、団体を立ち上げます。
名だたる実業家で資産家であったわけですが、そんな渋沢栄一の食生活は、どのようなものだったのでしょうか。
今回は渋沢栄一の好物や好きな食べ物について、ご紹介したいと思います。
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目次
渋沢栄一の好物や好きな食べ物
ここでは渋沢栄一の好物や好きな食べ物について紹介してきます。
食事は煮ぼうとうが好物
出典:深谷市役所HP
渋沢栄一の好物は「煮ぼうとう」だったと言われています。
煮ぼうとうとは、現在の埼玉県深谷市の郷土料理にもなっている鍋料理で、幅広の麺と地元特産の深谷ねぎ、地元産の野菜類をたっぷり使って、生麵の状態から煮込んだ料理です。
元々、武蔵国(現在の埼玉県と東京都)の名産として「武蔵野うどん」というコシの強いうどんがありますが、煮ぼうとうは主に冬の時期に食べられることの多い料理です。
渋沢栄一は煮ぼうとうを好んで食したとされており、現在でも、渋沢栄一の命日に煮ぼうとうの会が催され、深谷市の給食にも登場することもあるそうです。
オートミールクッキー(スコーン)も好物
出典:西倉西間堂
また、いつの頃からかは本人もはっきり覚えていないそうですが、「オートミール」を毎日食べるようになったと言われています。
オートミールとは、燕麦(えんばく)と呼ばれる麦を脱穀し、調理をしやすく加工したもので、イギリスやアメリカでは定番の朝食のメニューです。
渋沢栄一は、オートミールのあっさりした味が好みだったようで、オートミールを食べないと食事をした気がしないとも言っていたそうです。
オートミールは食物繊維や貧血予防にもなる鉄分などを豊富に含んでおり、渋沢栄一は朝食としてオートミールにミルクと砂糖を加えたものをよく食べていたそうです。
91歳まで生きた渋沢栄一の長寿の秘訣は、オートミールだったのかもしれません。
煮ぼうとうが食べられお店
先にも紹介したように煮ぼうとうは深谷の郷土料理となっており、深谷市内及び周辺の飲食店で食べることができます。
深谷市役所のHPには煮ぼうとうが食べられるお店が紹介させています。
「割烹 若菜」は渋沢栄一記念館の近くにあり、渋沢栄一の生誕の地でもある血洗島に構えるお店です。
もしかすると渋沢栄一が食した煮ぼうとうに近いものが食べることができるかもしれません。
なお、完全予約制ですので行かれる際は予約をした上で行かれるようにしてください。
オートミールクッキー(スコーン)が食べられる場所
ちなみに、渋沢栄一の生まれた深谷市では、地元の高校生とお菓子屋さんがコラボレーションして、「渋沢栄一翁が愛したオートミールクッキー」として商品化して販売しているそうです。
オートミールクッキーには、ビタミン類やミネラルも含むカシューナッツも入っており、特に健康志向の女性を中心に、人気を博しているとのことです。
【販売先】
・御菓子司 西倉西間堂(埼玉県深谷市)
1袋2枚入り120円(税別)~、箱入り(6袋)820円(税別)~。
上記お菓子屋さんの他、埼玉県内の「道の駅おかべ」「道の駅はなぞの」でも購入可能とのことです。
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まとめ
渋沢栄一の好物や好きな食べ物について紹介しました。
500社以上もの会社を設立し、600もの教育機関、病院、団体を立ち上げた渋沢栄一ですから、食事も豪勢なものだと思いきや、意外と質素で健康的な食生活だったようです。
国を変えるほど大きな仕事には、しっかりとした食事が必要なのですね。
渋沢栄一の食事との向き合い方から、私たちも仕事との向き合い方の参考になる部分もあるのではないでしょうか。
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