麒麟がくる(大河ドラマ2020)21話の感想ネタバレ考察!今川義元が討たれたのは家康が裏切ったから?

麒麟がくる20話では、今川義元の人質として駿河にいた竹千代こと松平元康が中心に描かれました。

松平元康は尾張との人質交換で駿河に来てから今川義元の元で教養や武術を教わり、19歳で初陣に出るまでに成長しました。

そんな中、今川義元と織田信長との戦の先陣を任されることになった元康。

織田信長は今川に兵の数で勝てないので元康を織田方に取り込む作戦を立てます。

元康の母・於大の方と叔父の水野信元は織田方にいるため、於大の方は元康に戦から手を引くように手紙を書きます。

元康は16年会えなかった母からの手紙に涙を流す・・・というのが前回までのあらすじです。

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今回は元康が出した結論と、歴史的にも有名な織田信長と今川義元の合戦「桶狭間の戦い」が描かれますよ。

ではまず21話のあらすじから見ていきましょう!

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目次

麒麟がくる(大河ドラマ2020)21話決戦!桶狭間のあらすじ

母の於大の方から戦から手を引くようにと文をもらった松平元康ですが、織田側についても勝てる見込みのない戦を家臣に強いることはできないと離反を断ります。

そんな中、今川義元の軍勢は丸根砦の攻撃を開始していました。

織田信長は今川義元が2万の兵でこちらに向かっているというのは本当かと疑います。

亡き父・信秀によると用心深い義元は東側の敵に備えて駿河にも相当の兵を置くと言っていたからです。

織田信長は局地戦を展開して義元が自ら率いる本陣の兵を減らす作戦を決行します。

一方の松平元康は三河勢を駒のように扱う今川方に次第に嫌気が差し始めて、織田軍の迎撃に加わることを拒否します。

桶狭間には強い風が吹き出し、一寸先も見えないほどの豪雨となりました。

桶狭間で立ち往生している今川義元のもとに信長が、槍を手に襲いかかります。

麒麟がくる(大河ドラマ2020)21話決戦!桶狭間のネタバレ考察

ここからは麒麟がくる21話のネタバレ考察をしていきます。

十兵衛は桶狭間の戦いを見物できるのか?

越前で仕官を願い出た十兵衛ですが、朝倉義景が蹴鞠という遊びで忙しいから明日にしてくれと言ったことに腹を立てて、一世一代の戦いに向かう信長の戦をこの目で見ようと左馬助と尾張へ走ります。

清洲城へ向かった十兵衛たちですが、着いた頃には信長は桶狭間へ出陣していました。

それを聞いて急いで桶狭間に向かいます。

恐らく十兵衛たちは戦に間に合い、一部始終を見ることになるのではないかと私は予想します。

今川義元を討った毛利新介とは?

桶狭間の戦いで今川義元を討った織田信長ですが、実際に首を切ったのは信長ではなく服部小平太と毛利新介と言われています。

服部小平太は最前線で真っ先に突撃する“一番槍”と呼ばれる役割をしていたので、一番最初に今川義元を切りつけたのは服部小平太です。

ですが、今川義元は海道一の弓取りと言われるくらい強い武士だったので襲い掛かられたときに服部小平太の膝を斬ったと言われています。

斬られた服部小平太の助太刀をしたのが毛利新介です。

助太刀に入った毛利新介は今川義元の首を斬ります。

攻め入ったのは信長ですが、実際に首を斬ったのは毛利新介というわけです。

ちなみに義元は毛利新介が首を斬るときにも抵抗し、毛利新介の指を噛みちぎったのだとか・・・。恐ろしい。いかに義元が強かったのかがわかりますね。

毛利新介の出生などは不明で、桶狭間の戦いの後に武功をあげることはなかったようです。

ですが毛利新介は織田信長お気に入り隊の黒母衣衆の一人として仕え続けたという記録が残っています。

ちなみに黒母衣衆は佐々成政、赤母衣衆には前田利家がいたとされています。

信長が道三と会見するときに引き連れてきたお気に入りの二人ですね。

その一員だったので毛利新介が気に入られていたのがわかりますね。

 

今川義元が敗れたのは徳川家康が裏切ったから

今回の麒麟がくるでは、今川方が三河勢を駒のように使うのに嫌気がさして織田軍の迎撃に加わることを拒否するということになっています。

軍が来ると思っていた今川義元は桶狭間で立ち往生することになり、そこで討たれたという流れになるようです。

史実では松平元康(徳川家康)が寝返ったと書かれたものはないようで、織田軍につくのは桶狭間の戦いが終わった直後ではないかという学説があるようです。

でも実は桶狭間の戦いの前に話がついていたのでは?という見方もあります。

元康は桶狭間の戦いのあと駿河に引き上げることなく、大高城に居座るのですが普通であれば負けた今川軍ですから信長軍に攻められるはずです。

しかしそれはなく、元康は独立を果たしてすぐに東三河の岡崎城へ侵攻していきます。

もし桶狭間の前に信長と何らかの話し合いがなされていたとしたら、元康が襲われなかったことの説明がつきますよね。

だから今回の話では元康が義元を裏切ったという形で描かれるのではないかと思います。

麒麟がくる21話のネタバレ:松平元康の裏切り!

駿河の今川義元は尾張に迫ってきており、大高城・鳴海城がすでに今川の手に落ちていました。

松平元康は丸根砦と鷲津砦をほぼ無傷で通り抜け大高城へ入りました。

そしてついに今川義元自らが沓掛城に攻めてきました。

今川義元は松原元康がいる大高城に兵を集めて清洲城を攻める作戦でした。

大高城に入った元康は菊丸から母・於大の方からの手紙を読み離反するよう説得されていました。

今川の元にいても三河に得はないが、織田信長に付けば三河のものは返すと約束してくれたと菊丸は話します。

ですが元康はどう頑張っても兵の数で勝てない尾張に勝ち目はないと考えていました。

菊丸と母親の言うことはよくわかるが、ここで手のひらを返して勝てるかどうかわからない戦を家臣に強いることはできないと言い、元康は今川の命令どおりに明日の朝に丸根砦を攻めると言います。

「今はそうする他ないと母上に伝えてほしい」と菊丸に伝えます。

 

松平元康は離反を止め丸根砦を攻めました。

その一報は信長の元にも入ります。

織田信長は清洲城に籠城するから皆に伝えよと言います。

ですがこれは信長の作戦で、誰が今川と通じているかわからないので籠城すると嘘の情報を流したのでした。

信長は別の策を考えていました。

兵の数さえ減ればなんとかなるのだが・・・と考えていたときに信長の父・信秀の言葉を思い出します。

今川義元は用心深いから東の敵に備えて地元の駿河にはそれ相応の兵を置くと言っていました。

つまり2万5千の兵だと思っていたが、実際はもっと少ないのでは?と考えたのです。

今回は今川義元も出陣しているので、今川義元の首さえ取れればいいと考えた信長は今川の本陣に今どれだけの兵が残っているか調べさせます。

そして善照寺砦で落ち合う約束をします。

帰蝶は信長に兵の数が多かったらどうするのか?と不安げな顔で尋ねます。

すると信長はもし道三が生きていたらきっと「ノコノコと城の外に出てきた今が討つときだ。」と言うだろうと話します。

それでも負けたらどうするのかと帰蝶が言うと「いずれ人は死ぬ。」と言います。

そして信長は帰蝶に合わせたいものがいると別の部屋へ連れていきます。

連れていかれた先には2歳ほどの子供がいました。

信長は「奇妙丸だ。わしの子じゃ」と言います。

驚く帰蝶に「すまぬ。黙っていたことは謝るが、私たちには子がいない。織田家の存続を考えたらやむを得ない。」と言い、自分が死んだらその子と尾張を頼むと言い残し出陣します。

松平元康によって丸根砦と鷲津砦は陥落しました。

織田信長は丸根砦と鷲巣砦が陥落するのを横目で睨みながら善照寺砦に向かいました。

その頃、沓掛城の今川義元も桶狭間に向かっていました。

 

清洲城についた十兵衛は帰蝶に挨拶に来ます。

子供を抱いた帰蝶は十兵衛に「よう参った。だが来るのが遅い。会っていろいろ知恵を借りようと思っていたが、殿は出陣された。もはや打つ手はない」と涙を流しました。

信長は今川と善照寺砦で一戦交えるつもりだと聞き、十兵衛たちも向かいます。

今川は分散した兵を大高城へ集め、一気に清洲城攻め込むつもりでした。

信長は今川をどう打つか策を練っていました。今川の本陣を攻めるときに背後をついてくるのは元康だと予想していました。

役目を終えた元康たちは大高城へ戻りました。

見事な働きを褒め称えるも、一睡もせず戦をしていたのに今度は鳴海城に行けと言われます。

元康は、明日の朝まで猶予してくれと頼みますが、ならん!と言われます。

皆疲れ果てているというが「ならぬ!猶予などない」の一点張りでした。

信長は今川の本陣の兵を減らすため、守将の佐々隼人正におとりとして三百の兵を出し、桶狭間に近い中嶋砦に向かわせます。

それに今川は1千の兵を出し、今川本陣の兵は5千余りになりました。

これなら戦えると出陣する信長たちに豪雨が降ります。

大高城の松平元康は出陣せず飯を食べていました。今川の家臣は飯を食べている元康を怒鳴り、信長が桶狭間に向かっているから桶狭間に迎えといいます。

鳴海城に行けと言ったかと思えば今度は桶狭間に向えとコロコロ変わる様子に松平は怒ります。そして本日はここを一歩も動かないと言い、大高城を一歩も動きませんでした。

 

その頃信長は今川義元の本陣を見つけ、一番隊の毛利新助が今川義元の首を取りました。

こうして信長と今川義元の戦は信長の勝利で終わりました。

戦を見届けた十兵衛は海道一の弓取りを討ち果たしたことを褒めました。

信長は何をやっても褒められなかったことを話します。

昔父親を裏切った男の首をとった時も、母も兄弟もみな自分を責めたと話す信長に十兵衛は、帰蝶なら褒めるでしょうと言います。

すると帰蝶は何をしても褒める。あれは母親じゃ、と言います。

十兵衛は次は何をなさるおつもりですか?と聞くと美濃を取り返し、帰蝶を喜ばせると言います。

その次は?と聞く十兵衛に信長はニヤッと笑い去っていくのでした。

 

麒麟がくる21話の考察:桶狭間は十兵衛のターニングポイントなる

今回は桶狭間の戦いがメインの回でした。

兵の数で圧倒的に負けていた尾張を誰もが負けると予想していましたが、父・信秀の言葉をヒントに義元の首だけを取ることに集中し、見事討ち果たしました。

皆が諦めている中、一人勝つ方法を模索し実行する信長はやっぱりかっこいいなぁと思いました。

松平元康は三河のものを駒として使う今川義元のやり方にうんざりして、最後には裏切るような形になりました。

三河を返してもらうために頑張っていたのに、戦の途中で今川義元が三河の主になったという話を聞いたのも裏切る一因だったのでしょう。

普通であれば今川方についていた元康は処分されるところですが、大高城に居座ったおかげで離反したも同然になったので、岡崎城を取り戻すことができました。

16年ぶりに母親とも会えて一件落着でしたね。

今川義元の首をとられるシーンは意外とあっけなかったですが、桶狭間の魅力は討ち取るまでの過程だと思うのでそこはしっかり描かれていてよかったなぁと感じました。

この戦を見守った十兵衛は今後どうするのかも気になりますね。

越前に帰っても朝倉義景の元にずっといるとは考えづらいです。

次あたり十兵衛にも動きがあるかもですね。

麒麟がくる21話の感想

麒麟がくるでは帰蝶がいつも大事な働きをしているなぁと私も感じています。

妻というより母であり、軍師。だから子供がいなかったのかなぁと思いました。

 

今川義元の目に毛利が写るという細かい演出がいいですね。

麒麟がくるは見ればみるほど演出が凝っていて面白いです。

 

このシーンを見ていて物取りをなんでこんなに怒るのかな?と思っていたのですが、このツイートで謎が解けました!

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まとめ

しばらく麒麟がくるはお休みになってしまいますが、次からはまた舞台が京に移ります。

メインは足利義輝の暗殺になるのかなと思います。

これも歴史的に有名なお話しですね。

暗殺計画を知った十兵衛はどんな行動をするのか?

こちらも気になります。

麒麟が来る再開まで首を長くして待ちましょう!

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