アナと雪の女王のハンス王子はクズでサイコパス？最後やその後についても

アナと雪の女王に出てくる王子様といえば、サザンアイルズ王国からやって来たハンス王子です。

緑の瞳に赤みがかった髪色で、爽やかに微笑む姿はどこからどうみても素敵な王子様なのですが……。

実は彼はディズニー映画の中でも特異な悪役なんです。

その見た目と紳士的な行動の裏に、アナやエルサを苦しめる思惑があるなんて思えませんよね？

その様子に「ハンスはクズだ」「とんでもないサイコパスだ」と感想をもつ人も多いようです。

ハンス王子は本当にクズでサイコパスなのか、ハンス王子の最後やその後についてまとめてみました。

アナと雪の女王のハンス王子はクズでサイコパス

ハンス王子クズやな
許さんぞ

— ハヤト (@ihsydt0722) August 9, 2015

エルサの戴冠式の日、アナやエルサの暮らすアレンデール王国の貿易相手として親交のあるサザンアイルズ王国からハンス王子がやって来ます。

アナにとっては長い間閉ざされていたお城の門が開く日でした。

「運命の相手に出会えるかも」「特別な日になるかも」とわくわくしているアナの前に現れたのが、ハンス王子でした。

2人は初対面にも関わらず、意気投合し、結婚することに決めました。

アナは嬉々としながらエルサにハンス王子を紹介しますが、エルサは結婚を認めないと断固拒否。

不満に思ったアナが抗議すると、エルサは魔法の力を抑えきれず、氷のパワーが暴走しアレンデールは夏から冬に変わってしまします。

飛び出したエルサを追うためにアナが城を出る際、ハンスに国を任せると託します。

ハンスはアナたちがの留守の間、国民に物資を分け与えるなど、信頼を得ました。

アナ王女の夫としてアレンデール王家に相応しい人間であることが証明されます。

ここまでを見るととてもロマンチックな運命の出会い……かと思いきや、実はハンスにはとんでもない思惑がありました。

エルサの力で衰弱したアナが助けを求めて「真実の愛」のキスをねだりますが、ハンスはこれを冷たくあしらいます。

それどころか、今にも力尽きそうなアナを部屋に閉じ込め、側近たちに「結婚の誓いをした後でアナは死んだ」と偽ります。

そして夫婦になったことで自分はこの国を治めるべき人物だとでっち上げたのです。

そう、ハンスは13王子のため自国では王位を継げないため、アレンデールにやってきて王座を狙っていたのです。

アナの純粋な心をもてあそび、利用するなんて最低でクズですよね。

ロマンティックにデュエットしていた姿からは、彼がこんなクズ野郎だったなんて想像がつきません。

目標のためなら人の命を奪うことも厭わない非情さを紳士的な振る舞いの下に忍ばせている姿はまさにサイコパスそのものです。

アナと雪の女王のハンス王子の最後

アナを置き去りにし、ハンスはエルサの元へ向かいます。

アレンデールを冬に変え人々を苦しめ、妹であるアナを殺した重罪人として処刑するためです。

エルサには「お前のせいで妹は死んだ」と嘘をつきます。

ここでも人の心を傷つけて弱らせることで自分に有利な流れを作ろうとするサイコパスっぷりを発揮します。

ショックを受けたエルサがハンスの手に落ちそうになる直前、逃げ出してきたアナがかばい、そのまま完全に凍ってしまうのでした。

ハンスがクリストフに殴られて気を失っている間、エルサは凍ったアナを抱きしめて涙を流します。

エルサのために自分を犠牲にしようとしたアナの真実の愛の行動と彼女のために涙を流すエルサの真実の愛のパワーで、アナの呪いは解けたのです。

そしてアレンデール王国は夏を取り戻したのでした。

ハンス王子は目を覚ますとアナから顔に拳がめり込むほどに強烈なパンチを喰らいました。

間抜けな悲鳴を上げながら海に落ちる姿にスカッとした人も多いのではないでしょうか。

そのまま船の牢獄に放り込まれ、バケツを被らされた姿で本国まで強制送還されることになりました。

この一連の騒動でアレンデールはサザンアイルズとの国交を断絶させます。

ハンスは自身のとった身勝手な行動により、サザンアイルズの国のメンツを潰し、両親はもちろん12人の兄からもこっぴどく叱られ勘当されてしまうそう結果になりました。

アナと雪の女王のハンス王子のその後

その後、ハンスはどうなったのでしょうか。

実は、スピンオフとして製作された「アナと雪の女王/エルサのサプライズ」に少しだけ登場しているんです。

エルサがアナのためにサプライズの誕生日パーティーを企画するというストーリーなのですが、サザンアイルズ王国から追放されたハンス王子が馬小屋で仕事をしているシーンが描かれています。

馬のフンを片付けるなんとも哀れな姿は、彼が狙っていた王座から程遠いものになってしまいました。

また、同じディズニー制作の「ベイマックス」にもカメオ出演しています。

主人公のヒロがベイマックスと警察署に向かうシーンでは、指名手配犯として登場しています。

特訓のシーンではベイマックスがロケットパンチで壊すのはハンス王子の銅像だったりと、遊び心がある演出なんですよ。

純粋無垢なアナの心を踏み躙り、姉妹を引き裂こうとした罰ということでしょう。

まとめ

アナと雪の女王のハンス王子は本当にクズでサイコパスなのか、についてまとめました。

爽やかで紳士的でハンサムな彼が実は悪役だったことに驚いた方も多いと思います。

あの爽やかな笑顔の下でエルサやアナを殺すことを考えていたなんて、本当に恐ろしいですよね。

ディズニー作品の悪役は見た目や言動からわかりやすいことが多いのですが、非情で冷血、計算高い姿をうまく隠していたハンスは素敵な王子様そのものでした。

観客の多くも物語の後半まで彼が悪役とは気づかないでしょう。

アナとハンスのデュエットの場面を見るととてもロマンチックで、彼がそんなクズでサイコパスなんてことは思いもしません。

あの歌までもが嘘だったのかと思うと、本当のすごい男だと感心してしまいそうですね。

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