ディズニー&ピクサーが贈る、家族の絆を描いた3Dアニメ「リメンバーミー」。
「死者の国」に迷い込んででしまった少年ミゲルの冒険物語です。
ミゲルとともに「死者の国」で冒険するのは犬のダンテ。
モデルはいるのでしょうか。
犬種や名前の由来についてまとめてみました。
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目次
リメンバーミーのダンテのモデルや犬種は?
https://twitter.com/Rivergood16/status/1230846664899842055
ミゲルといつも一緒にいるため、ミゲルの飼い犬のようですが実は「野良犬」という設定です。
ミゲルの奏でるギターの音が大好きでミゲルになついています。
犬種
ダンテは「メキシカン・ヘアレス・ドッグ」。
名前のとおり、メキシコ原産で毛がないことが特徴です。
正式名はショロイツクインツレで通称「ショロ犬」と言います。
引き締まった体つきとでなめらかな皮膚をしています。
毛が生えていないことから、犬アレルギーの人でも飼育することができるそうです。
ショロイツクインツレという長い名前は、アステカの言葉で雷と死の神を指す「ショロトル」と、イヌを意味する「イツクイントリ」に由来しています。
研究者によると少なくとも3500年前には今のような血統になったと考えられている古い犬種です。
性格は明るく、人懐っこく賢いと言われています。
モデル
ショロ犬は主人が亡くなると一緒に葬られていました。可哀想ですが昔の人々は死者の魂が死後の世界に行く際の危険な道中をこのワンコが案内役を担ってくれると考えられていたからです。『リメンバーミー』でダンテが死者の国に普通に行けるのはメキシコの方々からすれば違和感はないんでしょうね。 pic.twitter.com/jRg4o1tTXt
— ドラゴン士 (@eigarunner) February 21, 2020
アステカの神話では、ショロ犬は生者を守り、冥府の最下層であるミクトランに至る危険な旅で死者の魂を導くためにショロトル神が創造したものとされています。
映画の中でも「ショロ犬は迷える魂を導く犬」だという説明があります。
この説明がよくわからなかったという方もいると思います(私も映画を見た時に「なんで?」と思いました)。
古くから伝わる伝説の犬をモデルにして作られたのがダンテだったのですね。
メキシコの方にとっては、馴染みのある説明なのかもしれません。
ダンテの名前の意味や由来
『リメンバーミー』でミゲルを導いてくれたダンテ。
このネーミングの由来はおそらくルネサンスの先駆者であるダンテ・アリギエーリから来ている。
ダンテは『神曲』において、古代ローマの詩人ウェルギリウスと共に自ら天国や地獄の先導者として読む物を誘ってくれる。
いいキャラだったな! pic.twitter.com/VRo3oub7dl— suzu (@nezimaki49081) April 8, 2018
「ダンテ」という名前はミゲルがつけたものです。
ミゲルが憧れを抱くメキシコの伝説的な音楽家、エルネスト・デラクルスが映画の中で乗っている馬の名前からとっています。
「ダンテ」という名前を聞いて思い浮かぶのは、イタリアの詩人「ダンテ・アリギエーリ」という方も多いのではないでしょうか。
「ダンテ」といえば「神曲」が有名ですね。
「神曲」はダンテ自身が暗い森に迷い込み、そこで出会った古代ローマの詩人ウェルギリウスに導かれて地獄、煉獄、天国の3つの世界を旅していくというストーリー。
「神曲」ではダンテは導かれる側ですが、「リメンバーミー」のなかではミゲルを導く役割を果たします。
「死者の国」や「魂を導く」という共通点があり「ダンテ」という名前が設定されたのではないでしょうか。
ダンテの正体
https://twitter.com/LINK0725/status/1230848829290774529
ミゲルは音楽家になることを夢見る少年でした。
「死者の日」に広場で行われる音楽コンテストに出ようとするが、「音楽は禁止」というリヴェラ家のルールにより祖母に自作のギターを壊されてしまいます。
失意のまま、デラクルスのお墓にやってきたミゲルは、どうしてもコンテストに出たくて飾ってあったギターを盗んでしまいます。
すると、ミゲルは生きている人から見えなくなり、触ることもできなくなります。
ミゲルのことが見えるのは「死者の日」に生者の世界に帰ってきた死者のみになってしまいました。
デラクルスへのお供え物を食べたダンテも呪いを受けたのかミゲルが見えるようになります。
ともに「死者の国」に迷い込んだミゲルとダンテ。
夜が明けるまでに先祖に許しをもらわなければ「生者の国」には戻れません。
死者の国に迷い込んだダンテは「迷える魂を導く犬」として行動します。
ミゲルはデラクルスを自分のご先祖だと勘違いをしていて会いに行こうとしますが、ダンテは強く制止を試みます。
そしてミゲルのご先祖のもと連れて行くのです。
さらに、大ピンチに陥ったミゲルを救う場面も。
ご先祖のママ・イメルダを連れてきて、地下洞窟に落ちたミゲルを助けてくれました。
イメルダが乗っていたのは生きた精霊アレブリへ。
動物のみなれるという魂のガイド役でとてもカラフルな見た目をしています。
イメルダのアレブリヘに乗っている間にダンテ自体もアレブリヘに変化します。
ミゲルに「君は案内人なんかじゃなくてただの犬だ」と言われしょんぼりしていたダンテは、この場面で本物の「魂の案内人」となったのです。
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まとめ
ダンテのモデルや犬種についてまとめました。
「リメンバーミー」がメキシコの物語であることから、モデルや犬種もメキシコ文化に馴染みのあるものであることがわかりました。
精霊アレブリヘもメキシコの工芸品をモデルに作られた設定のようです。
由来や設定を知ることで、より作品への理解が深まりそうですね。
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