麒麟がくる(大河ドラマ2020)12話の感想ネタバレ考察!織田家の家督争いと美濃内紛

前回の麒麟がくるでは今川と織田の和議に十兵衛が一役買うお話しでした。

今川と織田の和議の仲立ちをしてもらうために、京の足利義輝の元へ行き、和議の取り成しのお願いをしにいくのですが、京は権力争いで荒れていて将軍の足利義輝は都落ちをしていました。

義輝は以前十兵衛が京に来た際に「将軍様が家臣の争いを止めてくれなければこの世はたえらかにはならない」という発言を覚えていて、励まされたと十兵衛に伝えます。

そして自分は力不足で麒麟を連れてくることはできない、無念だと涙を流しました。

このシーンは胸を打たれるシーンでしたね。

一方の美濃でも土岐頼芸と斉藤利政の権力争いがあり、息子の高政は父・利政をよく思っていない様子です。

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美濃の内乱は今回の12話でも加速してきそうです。

そして今回はついに十兵衛が結婚するようです。

駒や帰蝶とはなかなか恋愛に発展しなかった十兵衛ですが、どうゴールすることになるのでしょうか。

ではまずは12話のあらすじから書いていきますね。

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目次

麒麟がくる(大河ドラマ2020)12話の十兵衛の嫁のあらすじ

織田と今川は和議を結びますが、三河の拠点を制圧され、もはや今川の勢力は尾張の目前まで迫っていました。

自分の命がもう短いことを悟った織田信秀は、嫡男の信長らを集めて織田家のこれからを話し合う会議を開きます。

そこで待っていたのは、重要拠点の末盛城を有力家臣と共に信長の弟・信勝に委ねるという言葉でした。

失望で怒り狂う信長。

その姿を見て、帰蝶は病床の信秀を訪ね、今回の判断の真意を聞き出そうとします。

一方美濃では、明智十兵衛(光秀)が妻木家の熙子を妻に迎え、祝福ムードに包まれていました。

麒麟がくる(大河ドラマ2020)12話の十兵衛の嫁のネタバレ考察

ここからは12話十兵衛の嫁のネタバレ考察をしていきたいと思います。

十兵衛と煕子の結婚は史実通り!

史実では明智光秀は生涯妻を一人しか迎えなかったとされています。

その相手が今回結婚する妻木煕子です。

明智光秀が裏切り者として最期を迎えたため、明智家に関わる史料が残っていないので煕子については謎が多いのですが、美しい女性ではあったようです。

有名な話に、光秀との結婚が決まった後に煕子は当時の流行病だった疱瘡を患ってしまいます。

そのせいで顔に大きなアザが残ってしまい、煕子の父は「こんなんじゃ嫁には出せない」と思い、光秀には内緒で煕子によく似た妹を差し出したそうです。

ですが光秀は「この人は煕子殿ではない」と見抜き、見た目ではなく中身の美しさに惚れたのだといって煕子を嫁に迎えたというエピソードがあります。

女性からの光秀の株が上がりますね。笑

このエピソードが今回演じられるかは不明ですが、光秀と煕子はいい夫婦関係だったと言われているので今後煕子が出てくるシーンは多いかと思います。

織田家の家督争い

織田信秀は病気で弱ってしまい先が長くないことを悟り、信長と弟の信勝を呼びだします。

そして信秀がいる末盛城を弟・信勝に譲り、信長は今まで通り那古野城で力を尽くせと言うのです。

これに信長は激怒します。

信長からしたら父が住んでいた末盛城を信勝に譲る=織田家は信勝に継がせるという意味だと取ってしまいますよね。

母親の土田御前も信勝を可愛がってますし、欲しいものをすべて持っていく信勝が憎らしいのもわかります。

史実を見ていくと信秀が亡くなった後、家督は信長に譲られます。

ですが、それに納得のいかない弟の信勝は謀反を起こして信長と戦になります。

しかも信長と信勝の争いは2度にわたって起こるようです。

なので、今回の話でも家督は信長に継がれると予想しますが、家督争いについては信秀が亡くなった後から描かれそうですね。

美濃内紛

さらに激化しそうなのが美濃の内紛です。

前回の話では斉藤利政の息子・高政が土岐頼芸に利政を殺すと宣言していました。

高政は好き放題やって家臣を振り回す利政のことを父とは思いたくないみたいですね。

そして今回はその予兆として土岐頼芸の方に動きがあります。

頼芸は利政に自分が手ずから育てたという自慢の鷹を利政に送るのですが、その鷹の爪に毒が仕込まれていて近習の一人が犠牲になるのです。

それをみた利政はカンカンに怒り、頼芸と戦をすると言い出します。

高政は迷わず頼芸側につくことに決めます。

そして十兵衛に一緒に利政を倒そうと言うのですが、十兵衛は迷ってしまいます。

利政のことは好きではないけど、京に鉄砲を見にいくのを許可し見聞を広めさせれくれましたし、明智家を重用してもらっている恩もあります。一方で高政には前回頼芸に会わせてもらう際に、なんでも言うことを聞くと言ってしまっています。

十兵衛はどちらにつくのでしょうか。

どちらについても美濃は混乱し、血が流れることになります。

麒麟が来る世は遠くなってしまいますね・・・。

麒麟がくる12話のネタバレ(確定版)

京から戻った明智十兵衛(光秀)はずっと考え事をし、うわの空でした。

そんな十兵衛はいとこの明智左馬助に誘われ、妻木に鷹狩へ出かけます。

すると煕子と再会します。

煕子は「道中は寒くなかったか?」と十兵衛に聞き、十兵衛が「少し」と答えると囲炉裏で温めた石を布でくるんだものを十兵衛に差し出します。

その優しさに顔が緩む十兵衛。

煕子は館へ寄るよう誘いますが、今日は帰るという十兵衛の言葉を聞き、さみしそうな顔をします。

十兵衛は見送りをしてくれる煕子に「私の嫁になりませんか?」と言います。

実は十兵衛は幼い頃、煕子に大きくなったら自分の嫁にならないかといったことを覚えていました。

ここで偶然出会ったのも何かの縁だと思った十兵衛は煕子に結婚を申し込んだのです。

煕子は嬉しそうにコクリと頷きました。

 

今川義元は和議を結び、尾張に接した重要な拠点を手に入れました。

病深まる織田信秀の先行きはいよいよ危ういものとなりました。

信秀は息子の信長と信勝を呼び出しました。

そして自分に万が一のことがあったときは末盛城は信勝に与え、信長にはこれまで通り那古野城を任せ、平手とともに力を尽くせと言います。

その言葉に納得がいかない信長。

信長は信秀に「那古野城でどう力を尽くせとおうせですか」と反論します。

末盛城であれば今川義元とも近く敵の動きも見やすい、那古野城は主軸の城とは言えないと信長は言います。

それに対し信秀は那古野城こそ我が家の要だと怒ります。

信長は「では父上はなにうえ那古野城を出られた?何故末盛城におられるのじゃ。」と聞くと信秀は「そなたに家督を譲ろうと思っているゆえ。大事な城を譲ったのだ」と言います。

ですが納得できないという信長に「黙って聞け!!これで話は終わりだ」と言います。

帰蝶は戻った信長にどうだったか聞くと、信長は悲しそうな顔でこう言いました。

「父上はこの城(末盛城)を信勝に与え、お気に入りの柴田勝家も信勝につけるという。大事なものは全て信勝のものじゃ。」と。

それを聞いた帰蝶は「それは奇妙でございますね。父上様は家督を信長様にお継ぎになさるおつもりでしょう?大事なものは殿に与えるのが普通では?」という帰蝶に信長は「これは母上の企みで、いずれ家督も信勝に注がせるつもりだ。父上が病に倒れ弱気になっているところにつけ込んだやり口だ。」と言います。

信長が松平の首を取ったのも、今川義元との和議を進めたのも父親が喜ぶと思ったからでした。

でもその父親にはたわけと叱られました。

それは母親の土田御前が信秀に不服を申し立てたからだと信長は言います。

「父上は母上の言いなりだ」と声を上げて子供のようにわんわん泣く信長を見て帰蝶は信秀のもとへ急ぎます。

途中で土田御前に会い、帰蝶に東庵を呼べないかと聞かれます。

信秀が双六をしたがっているのだと言います。

急ぎ呼び寄せて欲しいと言われますが「無理か」と言い残し土田御前は去っていきます。

帰蝶は信秀の元へ行き「尾張にこの命を預けた身、殿にとって信長さまがどのような存在か教えて欲しい」と言います。

そして再び信長の元に帰った帰蝶は、信秀と話してきたと話します。

聞くのをためらっている信長に帰蝶は信秀の言葉を話します。

「信長は己の若い頃に瓜二つだ。長所も短所も己を見ているようで、それゆえかわいい。尾張を任せる。強くなれ」

その言葉を聞いた信長は唇をかみ、部屋を出ていきます。

そして帰蝶はすぐに京から東庵を呼びよせるよう遣いを出します。

 

その頃美濃では土岐頼芸が斉藤利政に手ずから育てた鷹を送っていました。

立派な鷹を送られた利政は上機嫌になります。

ですが、その鷹が飛び立ち利政の近習の腕に留まったその時、近習が苦しみ出しました。

鷹の爪に毒が盛られていたのです。

それをみた利政はカンカンに怒り、稲葉山城に家臣たちを集めます。

そして土岐頼芸と一戦交えるといい、これより土岐頼芸の館へ近づいたものは裏切り者とみなし容赦なく斬ると言います。

ですが斎藤高政は十兵衛に土岐頼芸に就くと言い、家臣たちも高政についていく意向だと言います。

十兵衛は高政に「一緒に利政を倒そう」と言われるも、返答に困ってしまうのでした。

京から急ぎ尾張についた東庵。

土田御前は殿が起き上がり、東庵先生と双六をすると起き上がり待っていると言われます。

東庵は信秀に挨拶をするも反応がありません。

近づき見ると、もう息がありませんでした。

東庵は「先にお上りになられた」とつぶやきました。

麒麟がくる12話の考察

今回は十兵衛がついに嫁をもらう話と織田の家督争い、美濃の内紛が主なストーリーでした。

題名になっていた十兵衛と煕子が結婚する話しはあっさりすぎで、題名にするほどでもなかったのでは・・・と思ってしまいました。(笑)

印象的だったのは織田信長が末盛城を譲ってもらえないことでワンワン泣くシーンです。

信長が一番欲しいのは地位ではなく、両親に愛されたという証だったのですね。

褒められたい、認めてもらいたいその一心で頑張る姿はまるで子供のようで、この人が尾張の一国をまとめる殿になるのかと思うと、なんだか不安だなぁと思いながら見ていました。

今回で父・信秀は亡くなってしまったので、褒めてくれる相手がいなくなった信長はどう歩んでいくのか気になります。

そして美濃の内乱は加速度を上げていきます。

利政は土岐頼芸と一戦交えると宣言しましたが、家臣の心は離れてしまっています。

果たして利政に勝ち目はあるのでしょうか。

そして十兵衛はどちらにつくのかが気になりますね。

麒麟がくる12話の感想

わたしもこれは帰蝶が信長についた嘘だと思いました。帰蝶は本当に頭のキレる人だなぁと感じます。

 

信秀の最後はカッコよかったですね!座ったまま亡くなるところが、信秀の生き様を物語ってるなぁと思いました。

 

ここは私も突っ込みたくなりましたね。(笑)

本人は周りを振り回していないと思っているところが痛いです。

まとめ

今回は十兵衛の結婚、織田信秀の死、美濃の内乱が中心に描かれました。

来週はついにのちの豊臣秀吉になる藤吉郎が出てきますよ!

来週も楽しみです。

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