麒麟がくる(大河ドラマ2020)18話の感想ネタバレ考察!朝倉義景が十兵衛を匿う理由も

前回の麒麟がくる17話では斉藤道三と高政が衝突した長良川の戦いがメインに描かれました。

この戦では兵の数で圧倒的不利だった道三が負け、命を落としました。

ですが親殺しは体裁が悪いことをわかっていた道三は、高政が自分を倒すように仕向けました。結果、高政は親殺しのレッテルを貼られることになります。

さすがマムシですね。

道三と高政の対峙のシーンの本木さんの迫力はすごかったです。

そして道三側についた明智家も裏切り者として高政に攻められます。

叔父の光安は明智城を守れなくても明智家の血は絶やさぬよう、十兵衛に落ち延びることを命じます。

明智家は離散となり、光安は明智城と共に亡くなりました。

道三のイエスマンだった光安ですが、最期まで十兵衛の父との約束を守る立派な武士でした。

麒麟がくる(大河ドラマ2020)17話の感想ネタバレ考察!長良川にて道三死す!

テキストではなく動画で見たい!という方はこちらで簡単に見逃し動画を視聴できる方法を解説していますのでご確認ください!

【麒麟がくる】見逃し配信・動画サイトまとめ!全話無料で視聴する方法についても

今回は美濃を脱出した十兵衛と煕子、牧が帰蝶の計らいで越前へ流れつくようです。

ではまず18話のあらすじから書いていきますね。

スポンサーリンク

目次

麒麟がくる(大河ドラマ2020)18話越前へのあらすじ

明智家が道三についたことにより反逆者として斎藤高政軍によって明智城は攻め落とされる。

高政軍の落ち武者がりから逃れて、美濃を脱出しようとする明智十兵衛(光秀)たち。

帰蝶の取り計らいで現れた伊呂波太夫に導かれ、隣国・越前の地へたどりつきます。

領主・朝倉義景に謁見し、明智家をかくまってもらえないかと交渉する太夫に、義景は値踏みをするように光秀を見つめ、渋々ながら了承します。

麒麟がくる(大河ドラマ2020)18話越前へのネタバレ(考察)

ここからは麒麟が来る18話の考察をしていきたいと思います。

駒と再開する十兵衛

明智城が高政によって攻め落とされ、高政軍は明智荘にまで向かっていました。

その時十兵衛は美濃へ向かっていた菊丸と駒に会います。

駒と菊丸の助けでなんとか脱出することができた十兵衛たちは帰蝶がいる尾張に向かおうとしますが、高政によって尾張に向かう道は封鎖されており、敵兵ばかりでした。

すると帰蝶の遣いで来た伊呂波太夫と遭遇します。

伊呂波太夫に会ったことのない十兵衛は警戒しますが、帰蝶の遣いで来たことを告げ、逃げ道は越前しかないと言います。

十兵衛たちは腹を決め、越前へ向かうことになります。

伊呂波太夫は帰蝶の右腕となるのか

伊呂波太夫と帰蝶の関係は今後も続いていくのでしょうか。

伊呂波太夫は旅芸人の女座長ですが、裏の顔は諸国の有力者や京の公家にも顔が利く不思議な人です。

内心では「この人からどれぐらいお金を取れるか」だったり、敵とみられず「使える」と思ってもらうために、いかにその状況をくぐり抜けていくかを常に考えている人物です。

どこへ行っても誰に会っても、探りながら接しているところがあります。

このしたたかさは帰蝶とよく似ているなぁと見ていて感じます。

帰蝶は女性ですがまさに軍師。

相手の欲しいものをよく理解していて、それを得られるように巧みに誘導する交渉術も持ち合わせています。

今川軍に織田が攻められた時は、信秀の弟の信光を言葉巧みに操り、織田彦五郎を討ち取らせましたし、伊呂波太夫には溢れんばかりのお金を積んで動かしました。

これから信長が天下を取るにあたって裏で帰蝶が動くことがきっとあるでしょう。

その時にまた帰蝶は伊呂波太夫を頼るのではないかと思っています。

伊呂波太夫はきっと帰蝶の右腕的存在になると予想します。

朝倉義景が明智家を匿う理由

十兵衛たちは帰蝶の計らいがあって越前に辿り付きます。

そして伊呂波太夫が匿って欲しいとお願いするのが朝倉義景です。

初めて出てくる人物なので朝倉義景がどんな人物なのか気になりますよね。

朝倉義景は越前国の戦国大名で朝倉氏の11代目の当主です。

朝倉氏は、応仁の乱以降、衰退する室町幕府の中でも強勢を誇った大名で、将軍家などにも頼りにされていた名家です。

義景の名前も将軍・足利義輝から「義」の字を与えられたものです。

朝倉義景は正室に、管領の細川晴元の娘を迎えるなど、地理的にも京に近い越前にあって、中央政権にもつながりの深い人物でした。

戦国武将としてはいい働きをしなかった義景ですが、文化人としては優秀でした。

一乗谷に京から優秀な人材や文化人を招き入れて、雅やかな京文化が形成されて「北の京」と呼ばれるほどでした。

京とは距離を置いて付き合っているのですが、朝廷と懇意にしている十兵衛をいいように利用していく、というのが朝倉義景です。

史実では光秀が朝倉義景のもとを頼って越前に渡り、10年間住んでいたとう記録はあるようですが朝倉義景に仕えていたかどうかは微妙なようです。

越前にいる間に医学に関わったとか寺子屋を開いていたとかいろんな説があるようですが、今回の麒麟がくるではどう描かれるのでしょうか・・・。

今回のお話しでは伊呂波太夫に頼まれて渋々ですが朝倉義景にかくまってもらえるようです。

もしかすると伊呂波太夫は朝倉義景に京の文化人や人材を連れてきたという貸しがあるのかもしれません。

今後どう話が展開していくのか楽しみですね。

麒麟がくる18話のネタバレ:いろいろとストーリーが動く!

高政と道三の戦は高政の勝利に終わりました。

道三の味方についていた明智家は敗者となり、高政軍が明智城へ攻めてきていました。

明智荘にも高政軍が近づいており、一刻も早く脱出しなければならない状況でした。

十兵衛が尾張へ逃げようとすると、そこへ駒と菊丸が到着します。

駒と菊丸は尾張側には高政軍が張っていて逃げ道がないと言います。

唯一逃げ道があるのは北のみだと聞いた十兵衛たちは北へ向かい歩きだします。

そこへ槍を持った刺客に遭遇し警戒する十兵衛。

すると刺客の後ろから伊呂波太夫が現われます。

「太夫!」と駒が言います。

「帰蝶様から明智家の人々を助けるよう命じられてきました。もはや逃げ道は一つしかありません。越前へ参りましょう。抜け道があります」伊呂波太夫は十兵衛にそう言いますが、十兵衛は疑っている様子です。

駒は十兵衛に「太夫は私の親しいお方で、頼りになるお方です。参りましょう」と言います。駒の言葉を信じた十兵衛は伊呂波太夫についていきます。

 

越前へ向かう途中に一休みすることになった十兵衛たち。

伊呂波太夫は食べ物を探しに行くと出ていきます。

十兵衛は駒に伊呂波太夫について聞きます。

「道三様の屋敷で見たことがある。どういうお方だ」と。

駒は自分が子供の頃にいた旅の一座の頭で自分にとっては姉のような人だと答えます。

煕子が道中でケガをしたことに気づき、手当をする駒。

駒は十兵衛に水を汲んできて欲しいと頼みます。

水を汲んでいるところに菊丸が現われ、十兵衛に話しかけます。

「越前は良い国だと聞きます。海もあって山もある。私は今駿河にいて薬屋で仕事を見つけて働いています。仕事を2、3日休み駒に付き添ってきたのですがこんなに、長くなると思ってなくて・・・そろそろ帰らなければなりません。十兵衛様がいるからいいと思うのですが、駒は破天荒なところがあるから・・・。後でお駒さんにお伝えください。わしはどこまでもついて行きたかったと」

そう菊丸が言うと、十兵衛は微笑み「いつまでも、と伝えればよいのだな」と菊丸に言います。

駒は煕子の手当てを手際よく済ませました。

煕子は駒になぜこんなによくしてくれるのか?と聞くと、以前美濃でよくしていただき、何かできることはないかと思っていたのと、それとあるお方のことが気になっていたのだと話します。

駒は子供の頃火事の中助けてくれた武士のことを話し、その人が麒麟の話をしていたことを言うと牧は顔色を変えます。

牧は駒に腕に火の粉が飛んだ傷はないかと聞きます。

駒はなぜ牧がそのことを知っているのか?と尋ねると、牧は亡き夫・光綱の話をします。

光綱は土岐様に付いて京に行った際に火事に遭遇し、燃え盛る炎の中小さな女の子を助け出し、旅の一座のものに預けたのだと話したそうです。

それ以来、光綱はずっと気にかけていて、京に行くたびに探していたのだと言います。

それを聞いた駒は大粒の涙を流します。

「お会いしてお礼を言いたかったのに。大きな手の人に会えると思って探してきたのに・・・」そう泣く駒をそっと抱きしめる牧。

牧は駒から光綱ことが聞けて嬉しいと言い「私も信じます。いつの日か戦は終わる。麒麟はくると」と言います。

 

光秀一行は北の越前・一乗谷に到着します。

十兵衛は伊呂波太夫に連れられて朝倉家の城で朝倉義景を待ちます。

待たされてイライラする太夫と静かに待つ十兵衛のもとに朝倉義景が現われます。

そして太夫は朝倉義景に明智を越前に匿って欲しいと言います。

すると義景は細川藤孝の文を見せます。

細川藤孝は明智が美濃から落ち延びることがあれば良しなに取り計られたり、と方々に文を出していました。

余計な争いに巻き込まれたくなく穏やかに暮らしたいと言う義景に太夫は、光秀は尾張の帰蝶の関わりがあり、万が一美濃が越前に攻め入ることがあれば尾張が背後から攻め入り、越前を守りましょうと言います。

義景は「そちのために尾張が動いてくれるか?」と質問しますが、十兵衛は「私に尾張を動かすほどの力はございません」と答え困った顔をする義景。

ですが「このまま美濃に返すわけにも行くまい。しばらく居れば良い。そなたは運がいいぞ。ここは安楽の地だ」と言います。

そして「金が必要だろう。くれてやろうぞ」という義景の提案を「それはいただけません。いただく理由がございません」と十兵衛は断ります。

「そうか…」と少し不満げな顔をする義景だが、すぐに切り替え太夫に酒など飲もうと誘います。

太夫は「霞を食うて生きるおつもりですか?朝倉家は国持の大名だから世話する家が増えたところで痛くもかゆくもない。もらっておけばいいのに」と十兵衛に言うと「私がお金をもらえば藤孝殿や帰蝶様からもらうのと同じ。心苦しい限りです。」と答えます。

 

ボロボロの屋敷につく明智家一向。

義景からここなら空いていると言われてたどり着いたのでした。

掃除道具や薪がいるため駒は質屋に行くと言います。

十兵衛は父の肩身の数珠を渡しそれを売ってくるよう頼みます。

煕子は駒に質屋というところを見てみたいからついていくと言います。

ですがついていった本当の理由は自分の帯を売り、父の形見である数珠を取っておくためでした。

一方の十兵衛は自分の無力さを嘆いていました。

武士は田も耕さず戦にでることが務めと思っていたが、負けて全てを失うと己の無力さだけが残ると牧に話します。

すると牧は昔十兵衛の父に言われた台詞を話します。

人には浮き沈みがある。

武士には勝ち負けがある。

負けた時にどう倒れるか、その時にそのものの値打ちが決まる。

そう、十兵衛の父親は言っていたといいます。

すると十兵衛も父親から言われた一言を想い出します。

それは「大事なのは一つ、ただ一つ。誇りを失わぬこと。誇り高く生きろ」というものでした。

この一言で十兵衛は希望を見出すのでした。

 

尾張の清洲城の信長の元に弟・信勝の側近の柴田勝家が来ます。

勝家は信勝が美濃の斎藤高政と組んで謀反を起こそうとしていると報告します。

それを聞いた帰蝶は信長にこのまま信勝を許すのかと聞きます。

どうすればいいのだ!という信長に帰蝶は、会ってみて決めればよいといいます。

信長は信勝に病に倒れていると嘘の情報を流します。

すると噂を聞いた信勝が信長のもとに見舞いにきます。

信勝はお見舞いに美濃の白山より持ち帰り万病を治すという湧水を持ってきます。

ご息災に見えますね、という信勝に信長は病というのは嘘だと言います。

そなたを討ち果たすために呼び寄せた、というと信勝は生唾をゴクリと飲みます。

信長は謀反を起こした信勝を母が許せというから許したが、ずっと可愛がられる弟が醜く妬んだと話します。

それを聞いた信勝もいつも一歩前をいく信長が憎かったと言います。

そして信長はその湧き水を飲め、と言います。

湧き水であれば飲めるであろうと。

すると信勝は「申し訳ありません。どうかお許しください」と頭を下げます。

信長は「そうか・・・」と言った後に「飲め!」と信勝に飲むように銘じます。

信勝はそれを飲み、亡くなるのでした。

麒麟がくる18話の考察:朝倉義景は曲者感がある!

今回は美濃から落ち延びた明智家が越前へ落ち延びる話がメインでした。

越前の大名の朝倉義景が登場しましたが、道三に続きなかなかの曲者のようですね。

今度の殿は戦や厄介ごとが嫌いなようです。笑

道三とは正反対な人物です。

今回の義景と十兵衛のやりとりを見ると早くもソリが合わない様子が見られました。

金ならやるぞ、という義景に対してもらう理由がないと断る十兵衛のシーンです。

きっとお金で人や政治を動かしている義景と、義理人情を重んじる十兵衛では温度差を感じました。

今後朝倉義景と十兵衛がどんな関係になるのか楽しみです。

そして尾張では弟の信勝の謀反が発覚し、信長は信勝を毒殺しました。

信長は母を悲しませたくない一心で、謀反がわかっても信勝を生かそうと思っていたようですが、病に倒れたと自分に毒を持ってきたことがわかったことで決心がついたのだなと思いました。

なんだか可哀想な信長・・・。

謀反を起こした信勝はいなくなりましたが、まだ美濃の斎藤義龍(高政)に駿河の今川義元と外には敵がいっぱいです。

来週は美濃の斎藤義龍が動き出しそうですよ。

麒麟がくる18話の感想

朝倉義景はクセ強めですよね。家臣に床を拭かせてた部分が十兵衛が座っていた場所だったとは、全然気づきませんでした!

このシーンは高政と信長を比較しているのだなと私も思いました。

私は信長の方が人間味があって好きだなぁ。

静かに話したと思ったら憎しみの表情になったり、泣いたり、怒ったりと10分の間にコロコロ表情が変わる様子は信長の怖さを見事に表現してますよね。

染谷さんの演技には毎回引き込まれます。

adsense

スポンサーリンク

まとめ

来週は朝倉義景の命で再び十兵衛が京に向かいます。

そこで上洛する信長を暗殺しようと斉藤高政が狙うという噂を耳にしてしまう十兵衛が、また一肌脱ぐようです。

十兵衛は信長暗殺を食い止められるのか?

そして足利義輝が戻った京の様子はどうなのか?

松永も登場するようなので盛り上がりそうな予感です!

スポンサーリンク

関連記事



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください