サマーウォーズの夏希と健二の関係は?その後は結婚するほど進展する?

「時をかける少女」「おおかみこどもの雨と雪」「バケモノの子」などヒット映画を生み出した細田守監督が2009年に制作した「サマーウォーズ」

インターネット上の仮想世界で繰り広げられる少年少女の冒険や、長野県の自然あふれる町と家族の絆を描いた大ヒット作です。

その主人公である健二と夏希。二人とも魅力的なキャラクターで、しかもお互い想い合っているような描写があります。

二人の関係はどうなっていくのかや将来は結婚するのか考察しています。

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目次

サマーウォーズの夏希と健二について

まずは二人のキャラクターについて、それぞれのプロフィールをおさらいしましょう。

小磯健二

小磯健二(こいそ けんじ)は、東京都内の久遠寺高校に通う高校2年生です。

物理部に所属し、数学が得意。

国際数学オリンピックの日本代表を狙えるほどの実力があります。

夏休みは仮想世界OZ(オズ)の管理アルバイトをしていました。

父親は海外に単身赴任しており、母親は多忙なためほとんど一人暮らしのような生活をしています。

引っ込み思案で内気な性格ですが、密かに夏希に憧れを抱いているようです。

篠原夏希

篠原夏希(しのはら なつき)は久遠寺高校の3年生。

剣道部に所属しており、明るい性格で校内でも目立つ存在です。

コンピューターのことにはからっきし弱く、アバターのこともよく分かっていなかったほど。

長野の陣内(じんのうち)家は母方の実家で、曽祖母の栄のことを尊敬し目標としていました。

また、親戚の子供たちの面倒を見たり他の大人の手伝いをしたりと、一族のために力を尽くす一面もあります。

校内でとても人気があり、異性に好意を持たれることも多いのですが、恋愛面ではかなり奥手な性格のようです。

実はおじに当たる侘助にほのかな恋心を寄せていました。

健二と夏希は同じ高校に通う生徒です。

引っ込み思案な健二と人気者の夏希は正反対の性格ですね。

得意なことも健二はコンピュータや数学、夏希は剣道に花札と全く違います。

対照的なキャラクターの二人がなぜ両思いになるのか?次章でストーリーを追いながら確かめていきましょう。

夏希と健二の関係

夏休み、物理部の部室にいた健二に夏希がひいおばあちゃんの誕生日会を手伝うアルバイトを引き受けてもらえないかと頼みます

居合わせた友人佐久間とのジャンケンに勝利し、長野に向かうことになった健二。

ただの後輩として手伝いをするのかと思いきや、「婚約者」として大勢の親戚の前で紹介されてしまいます。

実は夏希はひいおばあちゃんの栄を安心させるためにお婿さんを連れてくると約束していたため、偽の婚約者として健二を連れてきたというわけなのでした。

「偽の恋人の演技を頼む」というのは恋愛ものでも良くあるシチュエーション。

その後本当に恋に落ちてしまうのが定番ですよね。

ところがこの後、健二に届いた送り主不明のメールに書かれた数学の問題を解いて返信してしまったことがきっかけで「ラブマシーン」という人工知能がOZを乗っ取り、OZに様々な機能を依存していた現実世界にも混乱が起こってしまいました。

事件の解決に奔走するうちに健二と陣内家の人々の間に絆が生まれていきます。

そして栄おばあちゃんに「夏希をよろしく頼むよ」と託されるのですが、健二は「まだ僕には自信が持てません」「やってみますとしか今は言えません」と歯切れの悪い返事をすることしかできませんでした。

しかしその翌朝、栄おばあちゃんは急に亡くなってしまいます。

悲しみに暮れる夏希。

涙を止めて欲しいと健二に手を握るよう頼みます。

勇気を出して健二は夏希の手を握り、静かに隣に座るのでした。

二人の心が深く通じた瞬間だったのかもしれません。

そんな中、ラブマシーンの暴走は勢いを増していく一方。

衛星を落下させようとするラブマシーンを止めるためにとてつもない桁数の暗号を解読した健二は、栄おばあちゃんの言葉に答えるように「よろしくお願いしまぁぁす!!」とパソコンのエンターキーを押しました。

そうして事態を収めた後に行われた栄おばあちゃんの葬儀兼誕生会で、健二は夏希に「大好きです」と告白し、「嬉しい」と答えた夏希は健二の頬にキスをするのでした。

最初は健二の一方的な憧れの関係でしたが、婚約者役を演じ、悲しみを共有して大事件を一緒に解決する中で二人の気持ちが接近し、ついに告白して両思いになったということですね

夏希と健二はその後結婚するほど進展する?

映画で分かるのはここまでですが、漫画版では少しその後が描かれているようです。

告白して両思いではあるものの付き合ってはいない状態のまま、夏希の受験勉強が本格化してしまいます。

物理部の部室で勉強をする夏希に、佐久間は志望大学はどこかと尋ねると、夏希は「東大」と答えました。

東大は侘助の出身大学なので、その影響かと落ち込む健二に夏希はこう続けます。

「健二くん東大の理学部志望だったよね?私は文学部なんだけど」

つまり、健二と同じ大学に行くために東大を目指しているというわけです

健二もその意味に気づき、赤面してしまうのでした。

付き合う前までしか作品中では触れられていませんが、大きな事件を協力して乗り越えたことや家族みんなとの絆が生まれたこと、二人の性格から言ってもきっと将来は正式にお付き合いをして結婚し、幸せな家庭を築くのではないでしょうか。

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まとめ

サマーウォーズの夏希と健二の将来は作中では描かれていませんでした。

しかし、漫画版を見ると同じ大学に進み、一緒に大学生活を送ることになりそうだということが分かります。

二人の仲を見ている視聴者としては、つい将来を応援したくなってしまいますよね。

サマーウォーズを制作した細田守監督の最新作、「竜とそばかすの姫」が2021年夏に公開されます。

こちらもインターネットの世界を描いた作品のようですので、「サマーウォーズ」をおさらいしてみるのもいいですね。

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