ディズニー映画『アラジン』に登場するジャファー。
細身の長身に黒いマントをまとい、手にはいつもコブラの頭の形をした杖を持っている不気味な男です。
ディズニーヴィランズの一人でアラジンを追い詰めた最大の敵役です。
そんなジャファーの正体は一体何者なのか、モデルとなった人物、最期とその後についてもご紹介していきます。
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目次
ジャファーの正体は何者?
実写化十分素晴らしいけど、ジャファーとイアーゴもうちょい頑張って欲しかったなーと思う。
実写見た後アニメ版のジャファーとイアーゴのシーンだけ見返して心を落ち着かせがち😂#アラジン pic.twitter.com/cpk6ebt0PA— ただの映画好き女子 (@tdnegzkjs) May 21, 2021
ジャファーは、砂漠の中の王国アグラバーの宮殿で国王サルタンに仕える国務大臣です。
サルタンに忠誠を誓うふりをして大きな信頼を寄せられながら、裏では王の座を狙っており、催眠術で人を操り、さらなる力を求めて、おしゃべりなオウムのイアーゴとともに何でも願いを叶えてくれると言われている魔法のランプを手に入れようとします。
しかし魔法のランプが眠る洞窟に入ることができるのは「ダイヤの原石」のような心の持ち主だけ。ダイヤの原石のような心の持ち主がアラジンであることを突き止めたジャファーは、アラジンを捕らえランプを取りに行かせるのです。
アラジンのジャファーの元ネタ・モデル
ジャファーのモデルはジャアファル・アル・バルマキーという人物であるとされています。
アラジンと魔法のランプは元々、イスラム圏で生まれた説話集『アラビアン・ナイト』(日本語では『千夜一夜物語』と名付けられています。)の中で語られる一つの物語です。
ジャアファル・アル・バルマキーは、イスラム帝国アッバース朝の王に仕えた政治家で、宰相ヤフヤー・イブン=ハーリドの次男した。
アラジンの敵役であるジャファーのモデルは、実在する歴史上の人物だったのですね。
ただ、実在の政治家ジャアファルは、物語に登場するジャファーとは違い、気さくな性格で、庶民に人気が高く、本当に王に忠実で優秀な家臣だったようです。
なお、ジャアファル・アル・バルマキーは兄のファドルとともに、公文書を紙に記し、インクで書いていくということを考えだしています。
また、製紙工場をも普及させたことは偉業を成し遂げています。
紙が作られたのは唐だけど世界で初めて行政公文書に高価なパピルスや羊皮紙でなく紙を採用したのはジャアファル・アル・バルマキー宰相で製紙工場作って一般普及させたのはその兄のファドルなわけだが
これって偉業だと思うのに周知されてないのは一族が教主(王)に根絶やしにされたからなのかね— 白居 (@HiroAnachronism) May 23, 2015
これらの素晴らしい政治家であったのに関わらず、ある事件で犯人を見つけられなかったことから、突然の粛清にあい一族もろとも首を刎ねられた悲劇の貴公子がモデルなのです。
ジャファーの最期やその後
魔法のランプの所有権を手に入れたジャファーは、一つ目の願いでアグラバーの国王になり、二つ目の願いで世界一の魔法使いになりました。
絶大な魔法の力を手に入れ誰もジャファーを止めることができなくった絶体絶命の状況の中、アラジンはひらめきこう言い放ちます。
「世界最強なのはお前じゃない、ジーニーの方が上だ!」と。
この挑発に乗ったジャファーは、最後の願いで自分をジーニーにするように命じたのです。
ジャファーはジーニーと同じ魔人になり、足元には黒いランプが現れました。
アラジンはその黒いランプを手に取りました。
ランプの精になったジャファーは、ジーニーと同じように、ランプの所有者に呼び出されなければ外に出ることができません。
そうしてジャファーは抵抗むなしくランプに吸い込まれてしまったのです。
ジャファーを閉じ込めたランプはジーニーによって砂漠の果てに飛ばされす。
王国には平和が戻りました。
アニメ映画『アラジン』はこれで幕を閉じます。
しかし、実はこの物語には続きが存在するのです。
1994年にアメリカで、翌95年には日本で、アニメ映画『アラジン』の続編となるビデオ作品『ジャファーの逆襲』が発売されています。
今日の映画は
『 #アラジン #ジャファーの逆襲 』
原題:THE RETURN OF JAFAR
1994年/アメリカ
69分
監督:タッド・ストーンズ、アラン・ザスラヴ、トビー・シェルトン pic.twitter.com/p4YqqLKbD4— いくら (@ikura_exon1205) June 2, 2019
この作品では、ジャファーの相棒だったオウムのイアーゴが横暴なジャファーの下を離れ、アラジンの味方になって活躍します。
イアーゴは砂漠の果てに飛ばされたランプからなんとか抜け出すと、ジャファーが閉じ込められたランプを井戸に捨ててアグラバーに向かいます。
そのランプを盗賊アビス・マルが見つけジャファーを呼び覚ましてしまいます。
そしてアラジンを憎んでいるジャファーとアビス・マルとは手を組み、アラジンへの復讐を企てます。
ジャファーはまたもや魔法の力でアラジンを追い詰めます。
しかし、今度はアラジンを助けに来たイアーゴが魔法のランプを溶岩に落として溶かしてしまい、ジャファーはランプもろとも消滅し、終わりを迎えるのです。
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まとめ
ここではアニメ映画『アラジン』に登場する魔法使いジャファーについてご紹介してきました。
ジャファーのモデルとなった人物が実際にイスラム帝国の権力者として存在していたのは少し意外だったのではないでしょうか。
アラジンとジーニーに一度追放されても復活を遂げ復讐にやってくるなんて、ジャファーはよっぽど世界の支配者になることに憧れ、執着していたようですね。
最期はかつての相棒だったイアーゴに消滅させられるという悲しい結末を迎えたジャファーでしたが、邪悪で危険なジャファーと対決する緊張感あふれるシーンと、アラジンとジャスミンの恋模様が描かれた優しい時間が流れるシーンとの対比が『アラジン』の一つの魅力なのかもしれません。
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