ライオンキング(アニメ)は1994年に公開されたディズニーアニメ映画。
2019年に実写版が公開されたことで再び話題になりました。
劇団四季でミュージカル化されたり、映画のサウンドトラックが爆売れした人気作品ですが、ライオンキングがつまらないし面白くないといった評価や感想もあります。
なぜつまらないと言われるのか、どういう人が面白くないと感じているのかを考察したいと思います。
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目次
ライオンキング(アニメ)がつまらなくて面白くない?
ライオンキングはアフリカの大自然を舞台に、美しい映像と音楽で魅せるミュージカル映画です。
動物の王国「プライドランド」。
偉大な王ムファサの息子シンバは、おじであるスカーの罠により父を殺した罪に問われ王国を追放されます。
偶然であった仲間とともに楽しく暮らしていましたが、王国が荒れ果てているという情報を知り、王国を取り戻す決意をするのです。
このストーリーについて「つまらない」という意見が見られます。
主人公・シンバに魅力がない
主人公に自分の意志がなく、周りの言葉に流されるまま、他にオスライオンもいなく(敵以外)いきなり王になるなんて全く感動しません…
ヤフー映画より
本作で登場するシンバは、いわば現代の若者の象徴でもある。
自分の人生に敷かれたレールから抜け出し、責任という言葉から逃げ出そうとする。
“ハクナ・マタタ”(どうにかなるさ)と言って自分の行動を正当化し、過酷な現実から眼を背けようとするヤフー映画より
Yahoo映画のレビューでは主人公のシンバに対し、「流されすぎ」「責任感がない」といったコメントが見られました。
罠だったとはいえ、偉大な王であった父を殺した自責の念にとらわれることなく、反省することもなく逃げ出すというのは確かに無責任です。
父の話を聞かず、やんちゃに振る舞う素振りにもイライラした方も多いようですね。
単純すぎるストーリー
親を殺された息子が大人になって復讐を果たすのですが、ストーリーには何のひねりもありません
ヤフー映画より
いろいろな要素が揃っているはずなのに、見終わったあとは残るものがあまりありませんでした。親子愛とか、挫折と成長、宿敵との対決など、面白くなりそうな要素は揃っているのですが。
ヤフー映画より
ストーリーが単純ぎることが面白くないと言われる原因のようです。
悪役のスカーがスケールが小さいという声も。
自分が王になりたいが為に兄を殺し、その息子に罪をなすりつける姑息さが悪役としてのインパクトに欠けたのかもしれません。
ライオンが頂点?
百獣の王という言葉や彫刻や絵画など芸術作品でも王のモチーフとして広く扱われているライオン。
しかし自然界でライオンを頂点に置くことに不自然さを感じたという声も。
「食物連鎖の頂点に君臨するライオンという考えがどうも気に食わない。
この世界の全てをライオンが支配している。
では、ライオン以外の動物はしもべであり、単なるエサでしかないのか。時には友達であり、時には仲間であり、時には味方。
その全ては支配する側の都合でしかない。
そのような思想は、決して褒められたものではないヤフー映画より
なぜライオンが王国の王なのか、作中では特に説明もなく、納得できない方もいるようですね。
エサであるはずの草食動物(ミーアキャットとイボイノシシ)とライオンが一緒に過ごすことも不自然に感じたようです。
どういう人がつまらくて面白くないと感じている?
つまらない、面白くない感じたひとの多くはファンタジーなのにどこか現実的な部分に目が行ってしまったのではないでしょうか。
主題歌にもなっているこの作品のテーマは「命の環(サークル・オブ・ライフ」です。
命をめぐる物語なのに、父王が簡単に死んでしまったり、食物連鎖の頂点にいるはずのライオンが草食動物と仲良くするなど、テーマから逸脱するのでは?と感じたのではないでしょうか。
また、子供の頃は楽しめたが大人になってみるとシンバが幼く見える、物語が単純すぎると感じるのではないでしょうか。
ファンタジーをファンタジーとして楽しめない人には、面白くないと感じる内容なのだと思います。
面白い点や感動できるシーンの考察
つまらない、面白くないという声もありますが、作品自体の評価は高く長く愛されています。
どんな部分が評価されてるのでしょうか。
楽曲のすばらしさ、ミュージカルとしての楽しさ
15年ぶりに観たが、まず劇中で挿入される楽曲の素晴らしさが群を抜いている。
その軽快でリズミカルなミュージカルシーンに合わせて、キャラクターたちが躍動している。
その光景こそがディズニー映画の楽しさの源である。ヤフー映画より
動物達が人間みたく言葉を使って会話をしていたりティモンとプンバーなどの愉快な仲間がミュージカルみたいに歌を歌ったりする所が昔から好きで面白いと思います。
ヤフー映画より
初見した時、こんなにも涙が押し寄せる映画とは思わず、衝撃を受けたのを覚えています。
映像と音楽だけで、ここまで涙腺を刺激する映画を作り上げたディズニーは凄い。どれもこれも名曲ばかり。捨て曲など全くありません。
ヤフー映画より
主題歌は歌手のエルトン・ジョンが担当しており、サウンドトラックも大ヒットしています。
楽曲のクオリティやミュージカル映画として評価が高いです。
動物たちがが楽しく歌い踊る姿はかわいく、子供も大人も夢中になってしまいますよね。
映像の美しさ
最近CGとか3Dとかすごいけど、やっぱりこの時期のディズニーのアニメーションっていいな。
ストーリーに音楽にキャラクター!
まさに子供から大人まで楽しめる鉄板映画ではないでしょうか?ヤフー映画より
映像が美しくて素晴らしいという評価も多いです。
昨今はCGを駆使しているものが多いのですが、手書きのセルアニメーションでここまで躍動感を伝えているのはすごいですね。
デジタルに慣れた人にとっては、逆に新しく感じそうです。
映像美は、作品を語る上で見逃せないポイントです。
一貫したメッセージ性
ライオンキング(アニメ)で制作側が伝えたかったメッセージは「変えられない過去や運命と、どう向き合うか」ということです。
シンバの悲しい過去とそれを乗り越える助けになったセリフの数々に感動を覚えた方も多いのではないでしょうか。
「もう過去のことだ忘れるんじゃ!過去は痛むもんだ。でもお前は、そこから逃げ出すことができる。学ぶことも。」(ラフィキ)
マントヒヒのラフィキが大人になったシンバと再会するシーンです。
プライドランドに戻ることを戸惑うシンバにこう語りかけます。
過去にどんな失敗をしても、それを乗り越えることができるはずだと。
失敗を乗り越えるのは勇気がいりますが、踏み出す勇気が必要なことや何度でも挑戦できるんだ!という前向きなメッセージの名言です。
「自分を信じろ。今こそ王としての力を示す時だ。」(ムファサ)
シンバが子供だった頃、ムファサは「 星を見よ。過ぎ去りし偉大な王たちが我らを見守ってくれる」と教えていました。
このときも、「どうすればいいんだ、父さん……」と夜空を見あげたタイミングで雲の中からムファサが現れます。
プライドランドに戻るべきなのか思い悩むシンバに「信じろ」「お前を見守っているぞ」とメッセージを送るのです。
とても感動的な場面です。
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まとめ
ライオンキング(アニメ)がつまらない、面白くないと言われる理由を考察しました。
ファンタジーとして楽しめない人もいるようですが、音楽や映像の美しさ、深いメッセージに高い評価を得ています。
感動的なシーンの多くは、今見ても心に刺さるものがあるのではないでしょうか。
昔見たことがあるという方も、もう一度見てみませんか?
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