名探偵コナンの灰原哀のモデルや元ネタは？設定や秘密の考察も

犯罪組織の元幹部として在籍していた灰原哀。

メンバーの中では、コナンが幼児化する原因となった薬「APX4869」を開発していました。

姉の謎の死を探る中で、組織に追われ脱走した末に自身が開発した薬を飲んで子どもに。

現在は、コナンと一緒に小学生として生活しています。

連載初期から登場する彼女には、モデルや元ネタがあるのはご存じでしょうか？

今回は、灰原哀の設定や秘密について考察していきます。

名探偵コナンの灰原哀のモデルや元ネタ

出典 : www.amazon.co.jp

ミステリアスな雰囲気のある小学生の灰原哀。

元黒の組織に所属していた科学者なだけあって、まだ謎のある彼女。

クールな性格が読者に人気のキャラクターです。

そんな灰原哀ですが、実はモデルとなった人物や元ネタと呼ばれるものが存在します。

灰原哀のモデルは、シャーロックホームズを負かした女性「アイリーン・アドラー」と言われています。

元ネタは、シャーロックホームズシリーズでありアイリーン・アドラーは１話しか登場していません。

アイリーン・アドラーが登場するのは、短編の「ボヘミアの醜態」のみ。

元オペラ歌手という設定で、年齢は20代後半から30代前半とされています。

主人公の名探偵・シャーロックホームズを唯一打ち負かしたのが彼女です。

アイリーンアドラーさま(アーサー・コナン・ドイル「シャーロック・ホームズシリーズ」より)
ホームズを唯一出し抜いた女性と評されています。
名探偵コナンに登場する灰原哀の哀はアイリーン・アドラーから取っていると青山剛昌先生が語っています。
ご支援ありがとうございます！#金田一募金 pic.twitter.com/H6wrpndFfk

— おさむし (@osm4) August 2, 2018

シリーズの中でも、ホームズを打ち負かした人物は数少ないです。

その中でも、アイリーン・アドラーはホームズに大きな影響を与えた人物になります。

彼女と出会うまでのホームズは、女性を小馬鹿にしている場面がありました。

恋愛感情を持ったこともないと発言しており、女性を信用していません。

しかし、彼女と出会ってから女性を小馬鹿にすることがなくなったのです。

自分の知性を上回る女性にであったことで、偏見がなくなったのでしょう。

恋愛に興味のなかったホームズですが、この出会いから変わりアイリーンの写真を持っていたり、お礼としてもらった硬貨を大切に持ち歩いています。

灰原哀とアイリーンは知的なところや相手を出し抜く感じが似ています。

灰原哀の設定秘話

ツンデレで人気キャラクターの灰原哀ですが、誕生には設定秘話があります。

青山先生によると、「毛利蘭とは真逆なキャラクター」・「黒の組織関係者」として登場する構想を最初からしていたそう。

本来はアニメ化に合わせて登場させる予定でしたが、宮野明美に関する事件が黒の組織を関わる事件に変更したため登場が遅れました。

灰原哀がいったん見送られたことで、ライバルキャラが必要となり服部平次が生まれました。

灰原哀が登場したのは、単行本18巻ですが当初の予定ではもっと早く出るキャラクターだったのです。

メインキャラクターとして、登場時期が遅いのは事件が変わったのが理由になります。

しかし、青山先生の構想としては服部平次や少年探偵団よりも先に誕生していました。

また、本名は宮野志保ですが現在は別の名前で生活しています。

灰原哀という名前は、偽名ですが由来が存在します。

作中において、命名者は阿笠博士です。

名前の由来は、「コーデリア・グレイ」と「V・I・ウォーショスキー」から組み合わされました。

グレイの灰とIの哀からきているのです。

本当は、Iの部分は愛のほうが可愛いということで博士は押していたのですが、本人が哀を希望したためこの漢字になりました。

『名探偵コナン』キャラの名前の由来　灰原哀　P・D・ジェイムズの小説に登場する探偵の「コーデリア・グレイ（グレイ＝灰）」と、サラ・パレツキーの小説に登場する、同じく探偵の「V・I・ウォーショースキー（I＝あい）」から。

— 名探偵コナンがもっと好きになる　ｂｏｔ (@edogawa_bot) July 27, 2021