麒麟がくる(大河ドラマ2020)17話の感想ネタバレ考察!長良川にて道三死す!

前回の麒麟がくるでは、高政と道三の戦を止めるため、明智十兵衛(光秀)が帰蝶や道三に働きかけるお話しでした。

十兵衛は帰蝶には孫四郎の頼みを断ったとして追い払われてしまい、道三もまた説得に応じてはくれませんでした。

道三の「己を欺くものは人を欺き、国を欺く」という台詞が印象的でした。

麒麟がくる(大河ドラマ2020)16話の感想ネタバレ考察!美濃は分裂・対立へ

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今回はついに高政と道三が対峙した長良川の戦いの様子が描かれます。

この戦で道三は負けてしまいますが、この話がどう描かれるのかが楽しみですね。

ではまずは17話のあらすじから書いていきますね。

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目次

麒麟がくる(大河ドラマ2020)17話長良川の対決のあらすじ

尾張の帰蝶は、父を思い、伊呂波太夫の伝を使って、斎藤道三が越前へ逃れられるよう裏で手を回していたのにも関わらず、それを拒否したとして怒っていました。

義父である道三が劣勢であることを知った織田信長は、道三を助けたい一心で兵を引き連れて飛び出していきます。

明智十兵衛(光秀)は、明智荘を守るべく、叔父の光安と共に道三に味方することを決めます。

長良川の戦が幕を開けます。

戦上手の道三の策略で道三軍は奮闘し、一時は高政の軍と対等に張り合いますが、自ら大軍を率いて押し寄せていった斉藤高政により、道三軍は次第に押されていきます。

麒麟がくる17話長良川の対決のネタバレ(考察)

ここからは麒麟がくる17話のネタバレを考察していきますね。

帰蝶は見捨てるが信長は援軍を送る!

帰蝶は道三の元に伊呂波太夫を派遣し、越前へ逃げられるように取り計らったのですが道三はそれを断り戦に出ていきました。

それを聞き帰蝶は怒って見捨てますが、信長は義父である道三に味方し、兵を連れて美濃へ飛び立ちます。

ですが織田軍は道三の軍に間に合わず道三は討たれてしまいます。

 

信長が援軍を連れて来ていることは高政の耳にも入っていたので、道三を討った後に高政軍は信長軍にも突撃してきます。

両軍は大良の河原で激突し、信長はそこで道三が討たれたことを知ります。

これにより尾張に退却することになった信長軍ですが、このときに信長は自ら殿を引き受けました。

殿とは、軍が撤退するときに最後尾になる部隊のことです。

自分たちの兵をすべて退かせて舟で川に一人残った信長は、川端まで迫ってきた高政軍を鉄砲で撃退します。

こうして高政軍の追撃から免れて無事尾張に帰還したのです。

長良川の対決にて道三死す!

道三は鶴山に布陣し、両軍は長良川を挟んで対峙しました。

道三と高政の長良川の戦いが始まります。

道三にはもともと西美濃三人衆と言われる重臣がいました。

稲葉良通(一鉄)、安藤守就、氏家卜全です。

ですが彼らをはじめ今まで道三についていた家臣のほとんどが高政を支持しました。

高政軍が約12000人以上だったのに対し、道三の方はわずか2000人ほどだったと言われています。

美濃の守護代になるまでの道三のやり方に不満を持つものが多かったため、道三に味方するものは少なかったのです。

 

兵力は高政軍が圧倒的に優勢でした。

さすがは戦上手の道三。

最初は道三が戦いを有利に進めていました。

ですが兵の力が少ない上に、西美濃三人衆の寝返りなどもあってだんだん不利な状況に陥ります。

高政が全軍を率いて押し寄せると、道三軍は兵力差を埋められなくなり敗北が決定的になります。

押し寄せてきた高政勢により道三は討ち取られてしまいます。

ちなみに道三の首は元家臣の小牧道家によって現在の岐阜市にある道三塚へ葬ったとされています。

明智家の危機!

道三が敗北したとなると気になるのは明智家ですね。

道三に味方した明智家はこの戦いで敗者となるわけですから、ただでは済みません。

明智家は道三の敗北を確信してから居城の明智城へ帰り籠城します。

明智城は2日にわたって攻め続けられたとされています。

高政軍は圧倒的兵力を持っていましたが、光安の働きと頑固な城の造りに守られ1日目はなんとか乗り切ります。

その夜には「最後の晩餐」として宴を開いたそうです。

死を覚悟してのことでしょう。

 

2日目には籠城から一転して城外へ出て、皆が思い想いに戦ったと伝えられています。

勝ち目がないことを悟った光安は自害を決めます。

当然光秀もそれに続くつもりだったのですが、ここで明智家を終わらせてはいけないと思った光安は光秀の自害を止めます。

光秀に落ち延びて明智家を存続させて欲しいとし、光安の息子・左馬助と一緒に逃げるように頼んだのです。

光安は、城に火を放って弟や妻、側室らとともに自害しました。

明智家は離散し、光秀は光安の言葉に従って城を脱出し越前へ逃げたとされています。

あの光安がもう見られなくなってしまうなんて悲しすぎます。

 

麒麟がくる17話のネタバレ(確定版):道三死す!

尾張の清洲城では落ち着かない様子で信長が部屋を行ったりきたりしていました。

道三と高政が戦になる話を聞いたからです。

その横で帰蝶は静かに写経をし、逃げられるよう助けをよこしたのに断った道三のことは放っておけばいいと言います。

ですが居ても立ってもいられない信長は、戦の借りがあると鶴山に向かって出ていきます。

長良川の南岸に本陣を構える高政は、道三を殺さず生捕りにする作戦を立てていました。

親殺しは体裁が悪いからです。

高政は信長が道三の助けに向かっているのを知り、稲葉に信長が鶴山に合流する前に潰せと命じます。

そして長良川を挟み道三と高政は対峙します。

攻め込む高政軍に対し道三軍も負けてはおらず、一進一退の戦いでしたが高政自らが押し寄せて来て、道三の敗北は決定的となりました。

道三は馬に乗り、身一つで高政の元へ現れます。

「高政!一騎討ちじゃ」道三がそう言うと、高政も「手出し無用!」と言い、道三と高政の一騎討ちが始まります。

高政は道三に「負けを認めよ。命までは取らぬ。吾が軍門に下れ」と言いますが、道三は「己を欺き、人を欺く者の軍門には下らぬ」と言います。

「誰が己を偽った?」という高政に対して道三は「ならば聞く。そなたの父の名を申せ。父の名を申せ!」と何度も叫びます。

ですが高政は決して道三の名前を出しません。

そして高政は「吾が父は土岐頼芸様!土岐源氏の棟梁ぞ!」と言います。

それを聞いて笑う道三。

「我が子よ。高政よ。この期に及んでまだ己を飾ろうとするか。その口で皆を欺き、この美濃をかすめ取るのか。おぞましき我が子。醜き高政。そなたの父はこの斎藤道三じゃ!成り上がり者の斎藤道三じゃ!!」

道三の言葉を聞き高政は「黙れ!この者を射て!」と家臣に道三を討たせます。

槍が道三の胸に刺さり、高政の体に倒れこむ道三。

死ぬ間際、道三は「我が子高政。愚か者。勝ったのは道三じゃ」と言い、この世を去ります。

 

そこへ十兵衛が到着します。

高政は「道三にはめられた。自分は親殺しの汚名が先々付き纏う。マムシの狙い通りだ」そう言った後に、自分の元へ来なかった十兵衛を責めます。

しかし自分の行う政を助けるのであれば、この度の過ちは忘れると高政は話します。

すると十兵衛は「誠の気持ちを聞きたい。道三様はそなたの実の父親ではなかったのか?」と高政に尋ねます。

「わしの父親は土岐頼芸様」そう答える高政に十兵衛はこう言います。

「そうか。わしは土岐頼芸様にお会いして一度も立派なお方と思うたことはない。しかし道三様は立派な主君であった。己への誇りがおありであった。揺るぎなき誇りだ。土岐様にもお主にもないものだ。わしはそなたとは組まぬ。それが答えだ」

答えを聞いた高政は「そなたの首をはね、明智城は即刻攻め落とす。覚悟せよ。」と言います。

十兵衛は道三の亡骸に一例し、その場を去ります。

 

道三死去の訃報は帰蝶のもとにも届きました。

信長が無事なことを知り、家臣には気丈にふるまう帰蝶でしたが家臣が去った後涙を流します。

そして伊呂波太夫にもう一度美濃へ行くよう頼みます。

明智城に戻った十兵衛は、光安から明智の主人の座を今ここで譲りたいと言われます。

それは明智家の今後の思ってのことでした。

明智城はそのうち高政に攻められてしまいます。

高政は3000余りの兵に対して、明智は300足らず。

これでは戦にはなりません。

あの手この手で戦ってもいずれはみな討死するだけ。

そうすれば明智家は途絶えてしまいます。

光安は十兵衛の父から家督を継ぐときにいずれ十兵衛を立て、明智家の血は絶やさぬと約束したのだと言い、光秀の父から譲り受けた明智家の旗印を渡します。

光安は自分が非力なせいで明智城を守れなかったのは申し訳ないと詫びます。

だが、明智が滅びるのはなんとしても避けなければならないと言います。

そして光安は十兵衛にここから逃げよと言います。

「逃げて逃げて生き延び、明智家の主人として再び城を持つ身になってもらいたい。そなたならそれができる」光安の言葉に涙を流す十兵衛。

光安はこの城の最期を見届けてから後を追うから、息子の左馬助と一緒に先に逃げろと言います。

 

十兵衛は明智荘の牧と煕子の元へ行き、牧に叔父・光安から「落ち延びよ」という指示があったことを伝えます。

そこへ藤田伝吾含めてた村人たちが挨拶にきます。

明智家の方々にはお世話になったが、田や畑は持っていけないから一緒に行きたいけど行けない。だから最後の挨拶に来たのだといいます。

その言葉を聞いた十兵衛は「皆に世話になり支えてもらい、こんな形で出ていくことになるとは…。無念じゃ。みな達者でおれよ。また会おうぞ」と泣きながら伝えます。

しかし牧は思い出のある明智荘を捨てられないと言い、ここに残ると言います。

ここにいては討ち死にすると十兵衛が言うと、それも本望だと答えます。

それを聞いた伝吾は「皆気持ちは同じです。大事な田や畑を、この先10年、20年皆で守って行こうと思うております。いつの日かお戻りになられたとき、何も変わらずこの里、村はあります。それをまた見ていただくために、今日はひとつ旅に出てくださいませ。」と牧に伝えます。

牧は涙を流し十兵衛たちと一緒に明智荘を出る決心をします。

明智荘を出て十兵衛が明智城に目をやると、城は黒い煙を上げて燃えていました。

麒麟がくる17話の考察:十兵衛は落ち延びる

今回の麒麟がくるでは道三と高政の親子対決と明智家の別れが描かれました。

道三は最初から戦には勝てないとわかっていました。

だから高政を挑発して自分を殺させたのですね。

高政は親殺しというレッテルを貼られながら生きていかなくてはいきません。

高政もそれは避けたかったのでしょうが、道三の挑発に勝てませんでした。

己も人も欺いて生きていく高政を道三は命をかけて、父として正したかったのかなぁと思いました。

こじれてしまった親子関係が最後まで直ることはなく、切ない最期でした。

光安の最期の覚悟もかっこよかったですね。

兄からの遺言を守り、明智を絶やさぬために懸命に守ってきた姿に胸を打たれました。

明智城の最期を見届けて後を追う、と嘘をついたのも十兵衛を想ってのことだったのでしょう。

そうでも言わないと十兵衛は叔父と一緒に残ると言い出しそうですしね。

いつも道三のイエスマンだった光安ですが、本当は芯のあるカッコイイ武士でした。

麒麟がくる17話の感想:道三と光安ロス

ここからはみんなの感想を見て行きますね。

これは私も思いました。

高政に味方しているようで実は違って、稲葉が本当に慕ってるのは土岐頼芸で高政のことを利用しているように感じました。

 

今回は感動する箇所が多かったのですが、私がぐっときたのがここ。

伝吾が牧に優しく「旅に出てください」というシーン。

言葉の選び方、話し方全てに優しさが詰まっていてよかったです!

 

本当に今回はどの役者さんもよくて神回でした!

私は感動しっぱなしでずっと泣いてました。笑

まとめ

今回で美濃編は終わりになり、次回から越前編に変わります。

落ち延びた十兵衛たちが伊呂波太夫に連れられて向かったのは、朝倉義景のもとです。

これから光秀は越前の朝倉義景の家臣として10年間仕えることになります。

ただ今度の朝倉義景は道三と正間反対な人物みたいですよ。

今後明智家はどうなっていくのか?

光秀の今後はどうなるのか?今からわくわくしますね!

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