青天を衝け14話で栄一と喜作は一橋家に召し抱えられます。
いよいよ二人が歴史の表舞台へと登場したわけです。
15話では栄一は円四郎から薩摩へ潜入するように命じられます。
そこで栄一は薩摩の情報収集しながら、西郷隆盛とも出会いを果たします。
西郷隆盛と一緒に豚鍋を食べたりするようです。
それでは15話のあらすじネタバレ考察をしていきたいと思います!
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目次
青天を衝け15話・篤太夫、薩摩潜入のあらすじ
青天を衝け15話のあらすじをみていきましょう。
武士の名を与えられる
元号が文久から元治に変わり、栄一らは初めて一橋家から四石二人扶と京滞在中の月手当四両一分の俸禄を与えられる。
また、岡部藩・安部家から栄一らを譲り受ける話がまとまり、正式に武士になったことを円四郎から告げられる。
武士としての名は栄一は「篤太夫」、喜作は「成一郎」の名を与えられる。
若狭屋敷で働いていると一橋家の家臣には様々な経歴・身分のものがいることを知る。
慶喜は出自を問わず、有能な者を集めており、その中には水戸藩出身の原市之進や小仏関所の関守だった川村恵十郎などがいた。
彼らはもともとは過激な攘夷派だったが、慶喜と出会ってからは日本を強くし、異国から守ることが真の尊皇攘夷だと考えを改めた。
それらでも栄一と喜作は自分たちは攘夷の志を持ち続けようしていた。
薩摩潜入の命を受ける
栄一は猿四郎ロから大阪湾(摂海)の守りを固めるために御台場築造掛に抜擢された薩摩藩士の折田要蔵に近づき、どのような人物か探ってくるように円四郎から命ぜられる。
というのも、将軍・家茂も十九歳を迎えたこともあり、慶喜は将軍後見職を降りる予定であるという。
その後は、慶喜には禁裏(天皇の住居)・京を守ることに専念してもらいたいのだという。
折田要蔵の評判が噂通りであれば、折田要蔵を手懐け、薩摩藩から引き抜きたいのだという。
栄一は単身で大阪に行き、台場について学びたいと折田要蔵の塾に入門する。
栄一は一橋家の家臣ということで薩摩藩士の三島通庸や川村与十郎らから怪しまれるも、台場築造に関わる大量の文書と下絵図を書き写しに励んだ。
折田要蔵のもとには幕府の役人や会津、越前、土佐などの武士がたくさん出入りしていた。
彼らと話していると、折田要蔵は大風呂敷を広げるばかりで信用できないと評判が悪かった。
そんな話をしているところに、三島通庸と川村与十郎が現れ、円四郎の命で薩摩の事情を探りにきたのだろうと栄一は問い詰められる。
そんなときに、薩摩藩士の中原猶介がやってきて「折田先生が殺さる!」という。
三島と川村、栄一が折田の滞在する宿に駆けつけると、宴席で折田は大柄な男と取っ組み合いの喧嘩をしており、喉を押さえつけられていた。
喧嘩の相手は薩摩藩軍賦役の西郷吉之助(西郷隆盛)で、隆盛はホラ吹きの折田が台場を作ると大口を叩き、偉そうにしているので喉でも絞目てやろうとやってきたという。
隆盛が栄一に目を留めたその時、折田が隆盛の腕を噛み付く。
隆盛と折田は喧嘩したかと思えば、その後、栄一に給仕をさせて二人は酒を飲んだ。
その際に折田は「自分は幕府にも島津久光にも重宝がられ、久光と公家を結びつけているのだと自慢気に語った。」
休日に一旦、京へ戻ると栄一は書き写してきた台場の絵図面や書類を円四郎にみせ、折田には海岸防備の才があるとは思えないと報告した。
「ご公儀から大事な御用を頂いたことで鼻を高くし、威張り散らしていて、宮様にもあまり相手にされていなかったですし」と栄一がいうと、円四郎が「折田は宮家にでいりしているのか?」
「島津の殿様の使いでしばしば宮様のもとへ参殿し、それがしも文を渡す使いに行かされました。」と栄一は答える。
この話を聞いた円四郎は栄一の働きぶりを褒めた。
すると栄一は自分が役に立っているのであれば、関東に暮らす仲間の志士も一橋家の家臣にしてほしい、人選のためにも関東に行かせてほしいと建言する。
円四郎は慶喜に確認してみると言った。
慶喜、禁裏御守衛総督に任命
慶喜は島津久光が禁裏御守衛総督の座を狙っているという噂を耳にしていた。
円四郎は栄一の話から久光が禁裏御守衛総督に任命されるように折田が山階宮にはたらきかけているのだろうと判断し、慶喜とその側近の黒川嘉兵衛に報告した。
島津家の思惑通りになれば薩摩は朝廷を取り込み、京で政を始め、幕府とは別に『もう一つの政府』が存在するかのような状態になるだろう。
そうなると薩摩と幕府が天下を争うことにもなりかねない。
「その謀はなんとしても止めねばならない。天使様に信が厚いのはご公儀と京を守ってきた会津殿と私、慶喜だ。」
慶喜との言葉を受け、円四郎と黒川は禁裏御守衛総督には慶喜をと内密に公家方に請願して回った。
これにより、慶喜は将軍後見職を免じられ、朝廷から禁裏御守衛総督と摂海防禦指揮の両役に任命されれた。
また、京都守護職は会津藩主の松平容保が再任、京都所司代には容保の弟の桑名藩主・松平定敬が就任した。
京には慶喜を中心に朝廷を取り込む新たな体制が整った。
慶喜は水戸藩の重臣の武田耕雲斎に書状を出して、これを知らせ、兵が不足しているので2・300人ほど連れてて京へ来てほしいと頼んだ。
武田耕雲斎は水戸藩小石川屋敷でよし部の殻の書状を読んでいると家臣が駆け込んできた。
「藤田小四郎以下62名が攘夷を唱え、筑波山にて挙兵いたしました」
ともに斉昭に仕えた藤田東湖の息子・藤田小四郎が挙兵をした知らせに耕雲斎は衝撃を受ける。
西郷隆盛との豚鍋
栄一は一橋家の命により大坂から京に戻ることになった。
西郷隆盛は栄一を気に入ったらしく、出立前に薩摩名物の豚鍋を振る舞い話した。
隆盛からこの先の世はどうなると思うかと尋ねられた栄一は幕府がたおれ、どこかの強い豪族に政治が始まると思うと答え、さらに幕府はすでに無力で、朝廷には兵がない。徳川の代わりにな誰かが治めるべきで、それは慶喜がふさわしいと思うと答えた。
隆盛は薩摩ではいけないのかと問うと、「栄一は薩摩のお殿様にはその徳がおありですか。それがしは徳のあるお方に才あるものを用いて、国を一つにまとめていただきてえ。」
率直な言葉に驚きつつも隆盛も持論を栄一に語った。
幕府に代わって、薩摩などの雄藩が一つとなり国策を立てる以外に今は良案が浮かばない。
だが、それをまとめるべき慶喜が弱腰だという。
「それはいつかそれがしからも必ず殿に言っておきましょう。平岡様も隆盛様に会えたらよろしく伝えてくれといっておりました」と伝えた。
「平岡殿も気をつけんといかん。」先の見えすぎるものは往々にして非業の最期を遂げるものだと隆盛は言った。
青天を衝け15話・篤太夫、薩摩潜入のネタバレ考察
ここからは青天を衝け15話の内容の考察をしていきます。
四石二人扶の給与はどのくらい?
栄一と喜作は15話で一橋家に召し抱えられてから初めて俸禄をもらうことになります。
その俸禄が四石二人扶という俸禄と京都滞在中の月手当四両一分だった。
現代は四石などの米での給与支給でないので、いまいちどのくらい価値がるのでしょう。
一石は10斗=100升(180リットル)重さにして約150キロ。
一俵が約60キロなので、一石は2.5俵。
4石は10俵ということになります。
四石二人扶ということなので、年間二人で米10俵の支給だったということです。
栄一は西郷隆盛と豚鍋を食べたのは本当?
栄一は西郷隆盛と豚鍋を食べたの本当です!
ただ、実際にはこのように薩摩藩に潜入して、西郷隆盛と出会い、仲が良くなっての出会いではないです。
実際には一橋家の事務的な用事のため、薩摩藩を含む諸藩との連絡係として諸藩を訪問していたようです。
この連絡係として、何度も諸藩を訪れると諸藩の担当も覚えるようになったそうです。
そのように連絡係として何度か薩摩藩を訪問した際に、隆盛と出会います。
あって話していくうちに隆盛と意気投合するようになり、西郷隆盛から豚鍋をごちそうされる仲になりなったようです。
渋沢栄一と西郷隆盛の関係は?豚鍋や相談ごとのエピソードについても
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まとめ
青天を衝け15話では栄一が薩摩藩に潜入して、薩摩藩の思惑を察知したことにより、薩摩藩の思惑を防ぎました。
この仕事が評価され、栄一らは新たな仕事を与えらるようになっていきます。
青天を衝け16話では当時一橋家に必要だった兵集めに奔走するようなるようです。
どのような展開になっていくようになるのでしょうか。
16話が楽しみですね。
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